14.お見合いで会ったヤバい人②

おはようございます。こんにちはこんばんは。
今年9月ごろからしたくもないのに何故か謎に早起きしてしまう呪いにかかっています。四条くくるです。


午前中は寝倒して起きられなくて、活動は夕方から夜までの数時間、そして眠れずウダウダする、なんて生活をしていた私には23:30ごろから寝る準備を始めて0:30には薬も飲んで寝床に潜り込んで携帯もシャットアウト、そして朝は4:30〜6:30の間にランダムに起床するなんて、良いのか悪いのか…。
取り敢えず引越しだけなんとかこなして「うわああああん!!!!」と実家に帰省しましたが、この早起きが治ることなく…さらに日照時間が短い実家、め、めらとにんさん頑張って…。


さて、私の激安お見合い婚活の話第二弾ですが、今回は面白くないです。ちょー呪ってます。今でもガンガンにズルズルに引きずってます。この引きずってるのが「好きだったのに」なのか「あれ以上の物件はもう巡り会えない」なのか、ただのプライドへし折られた執念なのか分かりません。

「彼だったらもしかしたら」みたいな人に会えたんです。
待ち合わせ場所、目印になる服装、いつも通りにワンピースにくるりんぱハーフアップで早めに立っていたら「右肩の犬」が目印だという彼がやってきた。
以前記事に殴り書きした「近大くん」である。

近大くんと別れた直後に書いた記事がこちら↓
https://note.com/kukuru996/n/n32f1a30a79c7

うっすらと懐かしい地元のイントネーションとかにより、かしこまってなさすぎてどうなのという尖ったファッションは気にならなかった。むしろ、おしゃれで好印象だった。
同郷、しかも高校が隣でライバル校で、私の従兄弟が働いている大学附属だった。
この高校とは体育祭にラジオ番組を呼ぶために壮絶なるメール投稿という名の死闘を繰り広げた(主に寮生で)
卒業したら何もなかった山を切り開いただけの校区にマックスバリューが出来てずるかったとか田舎田舎しい会話。心地良かった。楽しかった。ずっと笑ってくれてて嬉しかった。
お互い敬語じゃなくて友達みたいな感じで喋ってた。


当然、というか1時間のお茶のはずが3時間くらい喋って別れ際も名残惜しい感じで駅で喋って、やっと予定があるからお別れた。これで仮交際進まんのやったら何を信じたらええんや!となっていたが無事に仮交際へと進めた。


でもその時は丁度緊急事態宣言が出る直前だったから、1回目のデートを決めようにも緊急事態宣言が出されてどうしようもなかった。でも彼を誰かに取られたりしたくはないし…という時に彼は言った「ウチでタコパしよーよ」
そ、それはお見合い的に部屋に行くってなるのアウトなんじゃ…と思いながら言わなきゃバレないしまぁ仕方ないよねコロナだしと思ってタコパした。
ら、付き合ってって言われて舞い上がった。たこ焼き焼くの下手〜とか、どう森とかスプラトゥーンとかしてるの見てるのも楽しかったし、私でも分かるアニメ見ながら「これさ〜」って話して。めちゃくちゃ気が合うし楽しいし、私この人のこと好きだわってなった。惚れっぽいのは婚活では強みであるが、それより普通に出会っててもタイプだったんだと思う。


でも世はコロナの緊急事態宣言。2〜3回とデートをしたいところが無理だ。
「じゃあテレワークなんだしウチで寝泊まりすれば?」
だからそれはお見合い的に絶対的にアウトなんじゃ…さすがにそれは大丈夫なのかと聞いたが「内緒なら大丈夫でしょ」と軽く返された。
確かに焦るけどこんなにルール破るほど焦るのかなって不思議に思った。


火曜日と木曜日は出勤でそれ以外がテレワークな彼と、バイトなのにテレワークというか業務委託みたいに期日いつまで!これこれをして!と持ち帰りPCで稼働していた私は謎の同居生活が始まる。
彼が出勤の日には私も仕事を早めに終わらせてスーパーに行って彼の帰宅に合わせて炊き立てのご飯とあったかいおかずを出した。
一部の人には宣言していた、あの生姜焼きである。


でもこんな生活おかしかった。
同棲でもない転がり込み。
ゲーム友達にボイスチャットしつつのゲーム中にさらっと紹介され戸惑ったけど、めちゃくちゃ嬉しかったとか多分彼は知らないけど。
「もっとときめいて好きになるはずかと思ったのにそうじゃない、楽だけどこれでいいのか分からない」とか言われて「シランガナ」ってなったこととか。


婚活は年収が〜学歴が〜という身の程を知れ!みたいな女性が取り沙汰されるが、それは条件面の話で理想が明確なのである意味分かりやすい。身の程を知るかは本人次第だが。
だがしかし婚活男性は何故か婚活になった途端夢見る夢男くんになる。
「俺だけのシンデレラが…白雪姫が…いるはずなんだ!!!!!」
はぁ、さいでっか…と言いたくなるがこれがマジだ。


近大くんの次に仮交際したいなと積極的に思うほど話が盛り上がった人にお断りされた理由を仲人のおっちゃんに聞くと、「話も合って楽しい時間でしたがタイプじゃなかったので」とかで断られてる、ガンガンに。
それもう努力のしようがないよね…?え??となったのは言うまでもない。


しかもこれは婚活歴長いと拗らせまくって頑なにお見合いだけど恋愛したい!になっていう男性が多い。
もれなく近大くんも楽天オーネットで27から婚活を始めて30の春からパートナーエージェントに相談所変えてたところだった。
正直3年もこんな活動したら拗らせるわな、と私は思ったけど、基本女性は「生理的に無理じゃなかったら仮交際希望」というのをほぼほぼの女性が守っているなら彼なら楽勝なのでは?とも思った。


マッチングアプリで会えまくる女性はお見合いになると会える数がぐっと減る。逆にマッチングアプリで会えなさすぎた男性がお見合いになると会えまくってスケ管出来なくなる、なんて山ほど聞く話だ。

何はともあれ私は近大くんの「子供すぐ欲しいけど俺だけの年収じゃ無理。だから…」って振られた。そんなのプロフに年収200万以下やーって書いてるしフルタイムバイトって書いてたやん。今更、それ??意を決して言ったリンパ浮腫のことも双極性障害のことも、「僕が気にするかしないかだから気にしなくていいよ」なんて言ってたのに、私がワープアあのは全部病気たちのせいだし通院しやすいのはシフト制のサービス業だ。そんな仕事が高給取りなわけあるか。あなたは院卒の技術者だけど、私は文系卒業したただの学部生で新卒採用の駒をうまく使えなかった馬鹿なんだから。
悲しかったのか悔しかったのか分からなかった。


努めて明るくして彼の家を去った。アホなくらい電車で涙が次から次に出てマスクが濡れて呼吸困難になるかと思った。


彼は「僕と別れた元カノたちはすぐ次の彼氏ができます。あなたは今ボーナスタイムです。ごめんなさい、ありがとうございました」みたいなLINE送ってきたけど、そんなボーナスタイムは無かったし、彼は私の次に仮交際した子と真剣交際して成婚退会したらプロポーズして婚約中だってさ。
ボーナスタイムは彼だったようだ。


今年の1月に同僚と和歌山縁結び神社巡りしたら同僚にだけ彼氏ができて11月末にプロポーズされていた、そのスピード感たるや、私の運まで使ってるよね!?と言いたくなる。
追い討ちをかけた近大くんのボーナスタイム。
結局私がいい女で身を引いただけで私は今もポツンだ。
夏の終わりには薬の副作用で激太りして何もかもどうでもよくなった。
それすら「自己管理ができない人とは結婚生活はできないと思うので」とか言われて仮交際も終了した人もいた。一言「太っちゃったんですか?」とか言ってくれたら「薬の副作用で…」て話せたのに、婚活男性は自己完結で相手と向き合う労力を割かずにお見切りする人が多い気がする。


他人に真摯に向き合うって難しい。
私だけが損してる気持ちになってしまう。


31歳の誕生日、隣の市までサーティーワン食べに行く途中。近大くんの実家の地区が近くて、悲しくなったのでした。

世の中の人類全てが感じる理不尽を打ち消し「ご自愛力」を普及するために活動します、この瀕死の体で。東西南北行ってやる!講演だったしてやる!サポートお願いします。