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Barbie〜ハイ、バービー。人間になって一般中年女性になったバービーより愛を込めて

ハイ、バービー!私は、バービー。リアルワールドに来て早20年。人間の女の身体にも慣れてきました。乗りこなしてきました。そしてまた今月も生理が始まる。だいたい生理前後の一週間は暴飲暴食が止まらない。特に甘いものやジャンクなものが食べたくなる。それに伴い肌荒れする。女性ホルモンバランスの乱れで精神的に病む。イライラが止まらないかと思えば夜中にもう人生が終わりだと涙が止まらなくなる。生理の出血量がまともではなくなってきたのはここ数年の事。気づいてはいるけれど、再び数10年年ぶりに婦人科へ出向くのが億劫である。身体の衰えはある日突然ではなくじわじわとやってくる。なんとなく字が見づらい、目が乾く、身体がパサつく、体重は増えてないのに腰回りが明らかにどっしりとしている。服のサイズは変わってないのに腰回りから漂うもっさり感。顔にシミ、肝斑ができた。鏡を見る事も減った。ありのままの自分を受け入れて愛すべきってことはわかってはいるけれど、そんなの綺麗事じゃない?と思うわ。人間の身体を手に入れて老いを受け入れる覚悟をした時の私はまだ若かったみたいね…少しでもアンチエイジングしたいもの。ルッキズムは悪!なんて言えない。だって綺麗なものが好きだもの。人間には若さより人生経験により深みを増す輝きがあるって信じてはいるけれどつるんとした肌が懐かしい。わかってるこんな気持ちになるのもホルモンバランスの乱れによるものだって、明日には元気になるはず、だから来週には婦人科へ行こう。今後はホルモン剤の投与を視野に入れて定期的に通院しよう。

鬱バービーには笑っちゃいました

字幕、吹き替えで2回観ました。何度見ても笑えて泣けて素晴らしい映画でした。地味目なカジュアルなジャケットを羽織りピンクのぺたんこサンダルのバービーがリアルワールドでお世話になっているあのファミリーに車でとある建物に連れてきてもらった。頑張って大丈夫だからと励まされながら車から降り、これは就活バービーが面接に来たんだなと思わせる演出。着いたところは婦人科でした。オチ的には、エグいブラックなジョークって思わせるかもしれないけど、実際人間の女として生きていくなら向き合わざるを得ないことを描いているんだと思う。自分の身体を大事にするって若い頃は病気になった時にしか気をつけないけど、歳をとってくると常にどこかしら調子が悪いからね。メンテナンスが必要になってくる。だから、あのラストは自分自身をちゃんとケアしなよ?と言ってくれているんだと私は思いました。

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