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生命の火花。
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2017年11月の記事一覧

この世が有限であることの証明

星とたった二人きりになりたい。

隣に恋人がいたとしても、その瞬間だけ忘れてしまうくらいに。わたしの影は星明かりにスポットライトを当てられ、ワープしてしまうの。宇宙に投げ出され、種族の殻を溶かしたわたしは、宙を駆る。上も下もなく、泳ぎだす。

もしもこの世界が無限だったら、きっと星々の存在が知られることもないくらい、輝きしかないんだろうね。あるいは、弱肉強食を具現化するように蠢いて、お互い

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面白いドイツ語でショートストーリー

eine taube Nuss
直訳)空っぽのクルミ
→意味)価値のないもの

Ich habe nichts zu verlieren.
ぼくは失うものは何もない
→何でもできる

Mit ihm ist nicht gut Kirschen essen.
彼と一緒では美味しくチェリーが食べられない
→彼とは付き合いにくい

eine kalte Dusche
冷たいシャワー
→失

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感じる

オカルトちっくなことを言うようですけれども、私は感じるんです。人の誕生日に。数字を聞いて、ビビッとくるときとそうでないときが明確にあるのです。

誕生日を一発で覚えられる人とは、大抵縁があります。それ以前に、誕生日を聞いてみたい欲が湧き上がる相手と、別に興味がないから聞かずに済ましてしまう相手に分かれるんですね。初対面にも関わらずそういう区分けが勝手に出来上がるのです。暫く関わったクラスメート

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