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久賀池知明|創作大賞ホラー小説部門応募中
2024年1月24日 15:50
────ピピーッ!!ガクンっとけたたましい音と共に車は急停止した。「あ、あれ? 何で止まっちゃうの!?」「おい! どうして……あぁ!! だから日本車だけはやめとけってあれだけ言っただろ!?」「いやだって運転性能とか燃費が良いってパパが言ってたから!」「パパの話はいつも聞き流せって……クソっ! 早くバックしろ! 逃げるぞ!」 兄妹が乗る車にゾンビの群れが迫ってくる。世界の終わりはま
2023年9月11日 22:03
信号で止まる斜め前のデリバリーピザのカゴから、容量を遥かに超える黒い虫が溢れ出している
2023年9月10日 18:41
「誕生日おめでとう!」と渡されたクッキーから、どうにも鉄の味がする
2023年9月9日 19:19
ある10階建てマンションの05と付く部屋の明かりが、9時を過ぎた辺りで上階から順に1回だけ明滅する
2023年7月26日 20:45
「目はどうしますか」「沢山世界を見たいので真ん中に1つ足してください」「鼻はどうしますか」「美味しい匂いを嗅ぎたいので穴を1つ足してください」「口はどうしますか」「キスしながら話しかけたいので2つください」「耳はどうしますか」「沢山声を聞きたいので穴を左右に1つずつ足してください」「腕はどうしますか」「好きな人が出来た時もっと抱き締めたいので2本足してください」
2022年9月12日 18:51
学校にまつわる都市伝説がある夜中にその校舎を訪れ誰もいないテニスコートに行き、1~6ゲームの間で指定し「試合をしませんか」と言って、相手のコートにガットの切れたラケットとボールを置く。この時、出来るだけボロボロの物を渡す事をおすすめする。暫くするとトーン、トーンと地面にボールを打ち付ける音がして、誰もいない筈のコートからサーブが放たれる。相手のガットが切れている事もあってそこま