ブルーオーシャン

地方で起業したらブルーオーシャンが広がってた

東京に住みながら福島県いわき市に会社を作ったのが2016年8月。(詳しくはこちらをご覧ください。)
最初の1年間はコンサル的な活動をして、仕事がある時だけいわきに行くというスタイルでした。1人会社だったこともあり、このスタイルでは東京のコンサルがいわきで活動しているというのと何も変わりませんでした。

ところが、2017年7月にあることをきっかけに(ここの話はまた後日)共同経営者を迎え入れ、スタッフも雇用し、3名体制の会社になりました。事業内容も食品の卸売主体の会社になりました。この時期からいわきに部屋を借り、平日はほぼいわきに滞在するようにしました。地元の金融機関にもバックアップしてもらい、「地域商社」という旗印のもといわきのために、福島のためにということを最優先して事業を進めることで、地元のテレビや新聞には頻繁に取り上げてもらえるようになりました。メディアへの露出とともに、実績を少しずつ積み上げていくことで、地元の商工会議所や商工会ともパイプが太くなってきています。

前置きが長くなりましたが、これまでの約2年間、地方での事業を進めてきて感じることは、コンサルやデザイナーといった職種にとって地方はブルーオーシャンが広がっているということです。
クライアントになり得る会社数も少ないですが、圧倒的にコンサルやデザイナー等の数が足りてないです。いわきくらいの市でも経営コンサルとして目立った活動をされているのが2名、デザイナーは5社くらいしか把握していません。地方の企業はコンサルやデザインにお金がかかるという認識をあまり持っていないとはよく言われますが、最近はそのようなこともだいぶ無くなってきているように思います。特定の人にかなり仕事が集中しているのが実情です。

本人に実力があることが大前提ですが、営業力がなく大都市圏で埋もれているようなコンサルやデザイナー等の方はぜひ地方に目を向けてもらいたいと思います。地方出身の方は地元にUターンして自分の事務所を立ち上げるといいと思います。

必要なことは「地域のために」の旗印に掲げ、行政や公的機関とのパイプを作り、「ちゃんとした仕事」をすること。「ちゃんとした仕事」というのは、相手の想像を少しでも超える成果物を納品し、それまでの間にも期日を守る、クイックレスポンスといった当たり前のことが必要です。これさえできれば地方には活躍のフィールドが広がっています。
(ただし地方の市場はその多くがシュリンクしているので、大きく稼ぎたいという方は大都市圏やグローバルのマーケットに目を向けておく必要があることも忘れずに。)


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