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思い出になったときに


#思い出の曲


ふとnoteの募集タブをみていたら、「思い出の曲」というのがあったので、それについて書いてみる。


といっても紹介するのは、僕自身が作った曲で、かつ今年作ったものです。


思い出になったときに


作曲を始めた経緯


僕自身音楽は長くやっているけども、作曲を始めたのはここ数年の話。

クラシック系の先生や、バークリー卒の先生に合計1年半師事し、ブルースやEDM、洋楽POPなど様々なジャンルの作り方を学んだ。


なんだけども、僕が作りたかったのは自分自身が感動できるようなもの。

カッコいいとか、ワクワクとか、そういう感情ではなくて、思わず涙が流れてしまうような感動できるものが作れるようになりたかった。


同時に業界への夢も諦められずにいた。


そんな中コロナ禍に突入し、テレワークとなり出勤時間がなくなった。

だからその時間を利用して、叶えられなかった夢を目指す。


いや、ちょっと違うな。


正確にいうと、これを機に

長年逃げていた自分の大好きなことに向き合うことにしたんです。


2週間で一曲をノルマにした


物事を習得するには、習慣化が一番ということで、僕は今年の頭から2週間で一曲をノルマにするという目標を立てました。


どうして二週間なのかというと、うろ覚えですがプロの作曲家がそのスパンでフルコーラス作っていると何かで聞いたことがあったからです。

(これの真偽は定かではありません)


ならば自分も例え変な曲であってもいいから、それを締め切りにして、作詞までして、ギターのレコーディング、ミキシングまですべてこなして完成させてみようではないかと。


そして始めたのがブログでも解説している2週間作曲です。


やりたいことの本質を表現する


はじめはやはり、うまくいかないこともあり、なかなか思い通りの曲を作ることができませんでした。

それでも2週間ごとに気持ちを切り替え、「作ったら忘れる」精神でとにかく締め切りに向かって日々全力で作曲に取り組みました。


冒頭に張った「思い出になったときに」もその中から生まれた曲です。

この曲ができたのは2021年の6月。


まだ3ヶ月程度しか経ってないんですね。

遠い昔のようです。(だから「思い出の曲」にエントリーしました。)


ただ、この曲を作った時点で2021年で10曲目となっていたので、少なくとも年初よりは「やりたいことの本質」に迫ることが偶然にもできていたのかもしれません。


僕自身が感動できるもの = 誰かが感動してくれるもの


です。


どうしてこんな歌詞が書けたのかわからない


たぶんこの曲第一稿ができたときには、テーマは全く決まっていなかったと思います。


それでも、「感動できる曲であること」ということから、


上京し、夢を叶えるために頑張る人に贈る歌


にしたいと決まったように記憶しています。

そしてテーマが決まってからはものの3時間程度で歌詞を書きました。


今、自分で聞き返してみてもどうしてこんな歌詞が降りてきたのかわかりません。ふと自分で涙してしまうこともあります。


「来るよ」が「行くよ」に変わる歌


たぶん、これから上京する人は、都会に住むことへの憧れや、夢に向かうワクワクが大きいと思うんです。


だから、今自分のいる故郷への懐かしさはない。


自分の心もまだ故郷にいるから、そこを離れるときであっても、

故郷は「また来る場所」。


でも、灰色の世界に降り立ち、夢に向かって無我夢中に走り続けていくことで故郷はいつか「また行く場所」になるんじゃないかと。


そう、心の位置が変わるんですね。


そういう繊細な部分が伝わればいいなと思います。


思い返す時間が必要になったときに聴いて欲しい


畑亜貴さんの詞で

「夢は夢のように過ごすだけじゃなくて痛み抱えながら求めるものさ」


という僕の大好きな言葉がある。


夢を叶えるのってしんどいんです。

諦めたほうがはるかに楽でしょう。


僕も音楽という夢を叶えるために、失ったものもたくさんあります。

痛みを抱えて生きています。


だから涙を流す日だってある。

この歌はそんなときに聴いて欲しいです。


時には思い返す時間だって必要です。


思い出になったときに


というわけでよかったら聴いてください。

僕は、自分自身が感動したくて、できれば他の人にも感動してもらいたくて、その思いを落とし込んだ結果、日々作曲を行っています。


あなたの毎日が感動であふれることを願っています。



見つけた夢を叶えたい。

なんてことなかった日常に別れを告げて、
期待と不安を胸に旅立つあなたのためのマーチ。

置いてきた大切なもの、美しい景色。当たり前に感じていた匂い。
また会いに行きましょう。

思い出になったときに。ね。

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【思い出になったときに】

遠く遠く過ぎていく 濡れた手紙握りしめ行こう
きっとまたいつか来るよ 思い出になったときに

自転車漕いだ2時間先で
小石を拾ったんだ それを大事にしてた
小さなはずのその欠片は
あなたに話すたび キラリ光り始めた

もうすぐ別れを告げる 叶えたい明日のため
それを選んだことを 伝えたあの日

今はさらさらと笑ってる 草木や川の音色に
なつかしさはまだないけれど
遠く遠く過ぎていく 濡れた手紙握りしめ行こう
きっとまたいつか来るよ 思い出になったときに

なにもない平凡なこの町と私だけどそれは違っていたみたい
透き通る水に鳥の声色鮮やかな緑 輝きにあふれてた

誰もいないホームにぽつんと一人息をつく
負けずに輝けるように一人旅立つ

もっとキラキラと光ってる 草木や川みたいに
あなたを照らせるようになるために
遠く遠く過ぎていく 景色忘れず迷わず行こう
きっとまたいつか来るよ 思い出になったときに

咲き誇る花も澄み渡る空も
たんぼの畦道もしばらくさよなら
窓から遠くに見えたフラッグ
バケツを叩く音と書かれた言葉「輝け!」

灰色に包まれた世界に今ついたよ
あの時拾った小石と同じ そう信じて

今は
今もさらさらと笑ってる 草木や川の音色に
なつかしさはまだないけれど
遠く遠く過ぎていく 日常に別れ告げ進もう
きっとまたいつか行くよ 思い出になったときに
きっとまたいつか行くよ あなたを照らせたときに



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