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06|制作の裏側


1Wheel | 2019

Title|1 Wheel
Date Created | 2019
Art Supplies|銅版画・エッチング・アクアチント
Size| -

Concept|
彼岸花のように強く孤高に生きたい。
例え一本になろうともその姿は強く、美しさは他にはない姿だ。
まるで狼のような遠吠えをするかのように。

Explanation|
銅版画による2つ目の自主制作作品です。個人的に彼岸花という花が自分にとっては物珍しくかっこよくあまり見ない形状をしているな。という点から作品にしてみたい気持ちに至りました。現在23歳になってなんだかんだ道に咲いてたりする姿を見ることが多々ありました。それでもどこでみたか、いっぱい咲いていたのか、どんな色をしていたのか、正直思い出せません。そんな印象強い姿形色をしている花なのに記憶に残らないそんな悲しい花だと思います。それでも孤高に育ち、自然に咲いた花とは思えないその姿に魅入る人は多いと思います。その異様な花を自分に重ねた作品だと思います。例え1人でも、強く特徴的な姿で情熱を持って咲いてやるという強い意志の表れであり、例え記憶に残らなくても私は生きているという感情だと思います。
今から5年前の作品なのでその時の記憶は曖昧ですが、そんな情景も私にとっての彼岸花なのだと感じます。
ちなみにこの作品は知人に譲り手元にはありません。捨てない限りきっと私のことは覚え続けてくれると願っています。少しメンヘラくさい思考ですが人間やっぱり誰かに覚えてもらいたいものですよ。手段は違えど芸術でも、文章でも、音楽でも、建築士でも、どんな職業・人でさえも誰かは覚えてくれているとどこかで期待していると思います。傲慢ですね。人間らしい思考だと思います。もはや愛しささえ感じます。この気持ちを持ち続けている限りはきっとモノづくりを続けるでしょう。悲しき人間の性と言いましょうか。ま、どんなことでも何かを行うことに対してのキッカケなんて割とどうでもいいと思うので、例えそれが私の真の目的だとしても私は恥ずかしくないですよ。だって人間だもの。
それでは、また。


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