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023|若い芽


Nip off the shoots|2022


Title|Nip off the shoots
Date Created | 2022
Art Supplies|ペン
Size|-

Concept|
新しい命。新しい才能。新しい可能性。
そんな小さな小さな芽が摘まれている。
若い芽を摘む。出る杭は打たれる。ほらまた。


Explanation|
私がSNSを始めたのは2016年からだ、その頃のSNSは今ほどオープンな環境ではなく、本当に身内同士でしている掲示板のような感覚だった。実際今のようにおすすめとして知らない人がホームに流れてくることなどさほどなかった。また、今のように誹謗中傷するような民度の低い界隈でもなかったのだ。どうしてこうなってしまったのか、時の流れは残酷で時代の背景がそれを物語る。それこそインターネットの普及によって様々なコンテンツや人脈を広げることができるメリットがあるものの、その中には今まで出会ってこなかったタイプの人間に出会うこともある。良くも悪くもそういったサプライズ性が楽しかったりもしたが、今では過去の比ではないほどそれが当たり前となりうんざりしている。だからと言ってSNSをやめるかというというとそういう訳ではない。使い方を間違いなければSNSも捨てたものではないからだ。ただ、その『使い方』という部分がわからない未成年がいるのだ。そういった子供達の才能や、可能性、最悪の場合命までもがおびやかされている。それがSNS・インターネットの怖いところである。そんなSNSが当たり前になっている昨今では、東横、グリ下界隈・闇バイト・麻薬の売買など、未成年でも様々な闇の部分に触れることができることで問題になっている。これから育つはずの若い芽がつまらない大人のせいで摘まれていっているのだ。そんな情景を表した作品が今回の「Nip off the shoots」である。日本語訳するとそのまま「芽を摘み取る」という意味になります。あえて赤ちゃんのような見た目にしているのはそのうち摘まれていく年齢層はそこまで下がっていくと私は思っているからです。そこまで日本という国が成り下がっていくことは可能性として大いにあると思っています。自分にできることはこんな拙い発信と選挙に行くことしかできませんが、自分の身の回りのひとにはできる限り手を差し伸べたいと思っています。日本を変えたいなんて大きいことは言いませんが、手が届く距離にあるものは守っていきたいと今の日本を見ていて本気で思います。皆様も当たり前の日常にうんざりすることが多いでしょう。しかし、そんな当たり前と思っている日々の裏では様々な悪事が繰り広げられています。そのうち私たちの当たり前も当たり前じゃなくなる日がくると思います。だからこそ毎日をどう生きるか、どう過ごすか、何か変わったことはないか、今自分にできることはなんなのか。時代に流されず自分を信じて進むことが現代では一番大事になってくると思います。SNS内の評価や反応がすべてだと思っている人もきっといます。でも一番は自分がしっかりと自分に対して評価ができているか、人に勝つよりも自分に勝ち続けることがどれだけ大変か。そこを理解する必要があるのです。若い芽を摘んでくる悪い大人に負けないでください。
新しい時代を作る人達なのだから。
それではまた。



Nip off the shoots|2022


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