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回想

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話し合いと罵声とドアと涙。

私が最初に家族会議と言える場面を記憶しているのは3歳頃。祖父母と母が、父に対して話をしていた。私はその間でちょこんと正座していた気がする。

何を話していたのかは覚えていないが、多分その後も何度も喧嘩や確執の火種となっていった、婿養子として家に来た父の思惑と、母や祖父母との家や地域に対する想いの違いを擦り合わせようとしてだったんだろう。※これについては、のちのち書くつもりです。

段々と言い合いに

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死ね

死ね

これは、私が断続的ではあれど、継続して物心ついた時からある想い。もちろん、親に対しての。

きっと初めは父親に対してだったはず。当時の薄らかな感覚がある。当時、それは「離婚」という制度や「別居」という選択肢を考えることのできなかった小学生時代。

低学年の覚えたての字で、画用紙か何かに「しね」と赤鉛筆でかいていた。それを母に見つかり怒られたというバツの悪さを持って未だに記憶にあるのだ。

その次の

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