【労働問題】有給休暇を強制的に取得させられています。これって労働法に抵触しないの？

病気や怪我などで会社を休んだら「休んだ日は有給休暇にしておくから」と上司から言われました――。

実は労働問題の中でもとりわけ多いお悩みが、この「有給休暇」についてです。
今回はこの有給休暇の強制取得について説明していきましょう。

会社側が有給を強制的に取得させるのは違法

結論から言ってしまうと、違法に該当します。

有給休暇というのはそもそも、一定期間継続して働いてくれたことに対する恩恵として労働者に与えられる権利のことをいいます。

権利、ですからこの有給を取得するのも取得しないのも当然権利者に委ねられることになります。
したがって、この権利を会社が勝手に、あるいは強制的に取得させるのは違法ということになります。

有給を強制的に取得させる会社に対してどうすればいい？

先程もお話したように、有給休暇の取得は労働者の権利です。
この権利を侵害することには会社はもちろん、だれにも許されません。

会社が強制的に有給を取得させようとしたら、
まずその行為の違法性について話してみてください。

それでも尚、無理矢理に取得させようとしてきたら弁護士を介入させることも一つの方法です。
弁護士から違法性を通告することで、会社に対しプレッシャーを与えることが出来ます。

本来、労働者が自由に取得できるはずの有給休暇。
これを会社に強制的に取得させられるというのは、労働者にとっては相当なストレスでしょう。
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