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怪しい果物売りに、ウェルカムな対応のママさんから学んだこと✨2020/08/10

売上25500円/2h、声をかけた人数36人、購入者7名、2022/08/10🌃


皆さんこんにちは!35万人の老若男女に行商で果物を売ってきたフルーツボーイ中村です!本日は夜の行商の報告です、夜は果物が売れるんです☺なぜなら、キャバクラのフルーツ盛りやほろ酔いおじさんの手土産の需要があるからです。本日はスナックが立ち並ぶ文京区湯島のスナック街に販売しに行った時のお話です。良かったら最後まで見てください☺

周りやすい場所を下調べ

2時間1本勝負

まずは今日回るルートを下調べ。台車を脇に停めてから、徒歩でぐるっと一周。所狭しと居酒屋、ガールズバー、スナックが立ち並びます。なかなかの密度で、こんなにもお店が密集しているエリアは都内でも珍しいのでは?

交差点にはお店に誘導するキャッチのボーイズ&ガールズさんが通行人に声をかけています。

っていうかもっと少人数でやってください💦少し怖いよ

6-7人くらいのキャッチさんたち

もうお互いに顔馴染みなんでしょうね。楽しそうに話してましたが、、
同業(?)として応援します!声掛け頑張って!

さて、今日の周る区画が決定!この通りの両脇にあるお店を一軒一軒くまなく回ります。店前の呼び込みのお姉さんにもしっかり挨拶して、スタートです

この通りだけでもびっしり50-60件くらいのお店があります

今日の面白いお客様

さぁ、今回も面白いお客様がたくさんいました。例えば、みかん1箱、スイカなど合計1万円をスパンと購入するおじさん(どうやって持って帰るんですか?ときいたらママにプレゼントするといってお店に置いていきました笑☞ママは困惑笑)、またフルーツ盛りやカクテルなどで卸してくれませんか?と相談してくれたガールズバーのイケメン店長さん(10分ほど商談)、

そんな中でも今回紹介したいお店がこちら。
スナック「泉」
3階建ての雑居ビル内の2階のフロアの一番奥。
ピンク色の看板に漢字で「泉」と書いてあります。

い・ず・み💛

ピンク色の看板がなんとも怪しいですが、むしろそのピンク色に誘われるようにして笑、入室します

「こんばんはー!果物屋です」

さて、カランコロンとドアの鈴がなると、それに反応したお店の人が対応しに来てくれるのがいつもの流れ。もちろんお客様だと思って「いらっしゃいませー!」と愛想よく来てくれるのですが、果物を抱えている私を見て、不安顔、疑問顔、しかめっ面に変わっていきます笑。

夜のお店に入るときのポイントは「堂々と自信をもってオープンに」
お酒が入っているお客様がほとんどなので、変に営業っぽくならないように、当たり前のように振舞います。あたかもいつも果物を届けている業者さんのように入室できれば、中の雰囲気を崩すことなく、お店の方、お客様と素早くアイスブレイクできます。

このへんは実践動画をyoutubeに載せていますので、参考にしてください↓

さぁ

店内からめちゃくちゃキレイなママさんが出てきました。
怪訝そうな顔になるかと思いきや今回はそうはなりませんでた。

なぜなら
実はこのお店、去年の年末に1度訪れたことがあり、その時にミカンを大量買いしてくれたのです。私はそれを覚えていたので、第一声で

「だいーぶ前に来たんですけど、覚えています?」

と聞いたところ、数秒してから

「あ、あのみかんのお兄ちゃん!?」

と思い出してくれました。
数秒で不安な顔が笑顔になり、私も安心。

ママ「あのみかんすごくおいしかったわよー!」
私「ありがとうございます、よかった!覚えててくれて嬉しいです」
ママ「すごく好評で、みんな喜んでたのよ~今日は何?」

半年以上前のことを覚えてくれていて感激。それ以上に、こちらがアイスブレイクする必要もなく、向こうから歩み寄ってくれるのは本当にうれしいことです。そんなお客様には最上級のサービスを。こちらもプレゼンに熱が入ります。

「前回、ミカンがおいしい!と言ってたのを覚えていたので、今日もみかんを持ってきました。ママさんには絶対にこれを食べてほしいとおもって!」

私の熱が伝わったのか、まず1000円分を購入してくれたママさんは、スタッフやお客様にそれを配り、皆様全員が「これは美味しい!!」と絶賛。追加で2500円分、計3500円分をお買い上げ。

ママは即座にガラスの容器にみかんを移し替え、キレイに飾りだしました。
その写真がこちら

夜の店×果物もなかなか映えますね~💛

温室ミカンはもともと高級なのですが、容器がおしゃれガラスになるだけで、一層高級感が増し、価値がグッと上がります。例えばこの写真を武器に夜のお店周りをしたら、きっと食いつくお客様は増えるだろうなと。だって店側にもメリットあるでしょう?
店頭にお店側にとっても見映えが良い果物が、玄関に置いてあったら一目置かれると思うのです。

先のキャッチのお兄さんたちの話につながりますが、お店側はとにかくお客様を呼び込みたい。そのために、日々苦心しているわけです。

盛り付けって大事


さて、思わぬ学びを得た私は、写真をパシャリさせてもらって、少しみかんをサービスして、ママさんに感謝しました。

ママさんまた来ます☺


今日の学び


帰り際ママさんの方から

「欲しくなったら、中村さん電話するね~」と言ってくれました。

名前で呼んでくれて嬉しいなぁ、、

僕よりも大分お姉様であろう、このママさんですが、お店のママっぽい上品さもありながら、お母さんのような包み込む感じで迎え入れてくれるんです。包容力があるというか。本当にまた来たくなるというか。

しみじみと考えながら、お礼を言って、帰り支度をしました。

ぱっと横を見ると胡蝶蘭の贈り花に「オープン25周年記念」というプラカードが掲げられていました。

なるほど、このママさんはやはり人間的にも素晴らしい人なんだなぁ、
東京都内で25年続けられるスナック、しかも繁盛し続けられるのは、間違いなくママさんの人間力と、それについてくるスタッフさん。考えてみるとお
客様も常にニコニコしてて、雰囲気の良いおじ様たちだったなぁ。

あぁ、考えてみれば

去年の年末、私の初回訪問にしてもそう。夜に突然現れた謎の果物屋にウェルカムで対応してくれるママさん。
この対応の仕方って、経験上、大きく2つに分けられるんです。

①営業中だからごめんね~。(営業中に来るんじゃねー!と怒鳴られることもあります)

②今、ちょうどお客様がいるから、どうぞ入って~

このママさんはもちろん後者②のパターンです。初見の訪問者にこれができる人って本当にすごいと思うのです(訪問している私が言うのも何なんですが笑)

営業中ってことは、忙しくて目の前のお客様の接客でいっぱいいっぱいだと思うんです。それでもこのママさん、心に余裕があるというか。器が大きいというか。あの時も購入後、すぐに、スタッフ、お客様に配っていたな~

常にスタッフやお客様ファースト。自分が忙しいということよりも、スタッフやお客様を常に喜ばせよう!が勝っているんでしょうね。果物を、ある種、お客様を喜ばせるためのツールとして有効利用してるのだと思います。

ちなみに、突然訪問したら普通は驚きますし、怒る店主がいてもおかしくはありません。①の人が悪いなどとは思っておりませんのご承知おきを。

むしろいつも驚かせてしまってすみません~🙇

公衆トイレがきれいでよかった~

最後、我慢していたお手洗いを済ませるため、公衆トイレに駆け込みました。あまりにも後ろの大便用の扉が近すぎて、中で用をたしている人が突然出てきて、小便をしている私の背中に当たらないだろうかと冷や冷やしながら、今日の一日を振り返りました。

お店を繁盛させるコツを学べたなぁ~

今日も一つ賢くなり、行商を終えるのでした。

それではまた、

最後までお読みいただきありがとうございました。
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