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うなぎ食べるよ!

明日、7月21日は「土用の丑の日」。最近ようやく陽差しも夏らしくなってきて、何故だかうなぎが食べたくなってくるよね。もちろん定番のうな重も良いんだけど、せっかくなら家であともう何品か作ってみて、ちょっと贅沢にうなぎづくしのコースで楽しんでみるのはどうだろう。

<基本用意するもの>
・基本は、スーパーで買える国産うなぎを使用。お店で食べるよりは、ということで少し良いものにしてみるのもあり。
・たれも添付のもの。量は、食べる人数で見計らって買おう。
・だし汁を多用するので、多めに作って用意しておく。
・簡単に美味しく作れるの前提で、細かい材料は各メニューにて。


「うなボーン」

まず、お通しはこれでいこう。うなぎの骨を揚げてスナック的に仕上げてあり、ひとくちめのビールに抜群にあう。袋入りで美味しいのが売っている。

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「きも串」

そして、手始めにこちらを。少し温めたれをかけ、山椒をふって齧りつく。胆の苦みとたれの甘さが引き立て合い、間違いのないスターター。大好きな自由が丘の "ほさかや" に行きたくなってしまう。

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「うなカプレーゼ」

お次は、初挑戦の変わり種。「え、うなぎでイタリンアン?! 」ってなると思うけど、これがどうしてめちゃめちゃにマッチングする。うなぎの旨味とカプレーゼの爽やかさ、組み合わせの妙が功を奏し、新感覚の味体験。

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<作り方> *カプレーゼを作る要領
・トマトを厚めにスライスし、バジルをのせる。
・モッツァレラチーズをサイズを合わせてカットし、軽く塩をふる。
・うなぎを対角線でカットして、たれを少したらす。
・全体的にオリーブオイルを回しかけたら、完成。

「うまき」

ここで定番の一品を。革新的な一皿のあとには、つい頬がゆるむ安心の滋味。そして栄養価も高いときている。醤油を少しつけて食べるのがたまらない。

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<作り方> *これもだし巻きを作る要領で
・だし汁を用意する。昆布から煮出してもよいし、瓶だしや素を使ってもOK。
・卵2個をとき、だしを適量、塩と好みで砂糖を入れる。
・卵焼きを作っていき、ある程度重なったところで、うなぎを入れる。
・ポイントは卵焼きの幅に合わせた長さでうなぎを入れること。
・形を整えながら固めたら、完成。

「うざく」

少し濃厚な品が続いたので、ここで口直しにこの季節にぴったりな一皿を。日本人はつくづく季節感のある料理を発明してきたものだと感心するばかりだけど、個人的にも大好きな一品。きゅうりの酢のものとうなぎの脂がこれ程までに合うものだとは。汁まで飲み干せる清涼感。

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<作り方>
・きゅうりを薄切りにし、塩で軽く揉みこんでおく。生姜も千切りにしておく。
・先ほどのだし汁の余りに、塩、砂糖を適量、酢を多めに入れて一煮立ちさせたら冷ましておく。
・きゅうりの水気を切ったら皿に盛ってだしを入れ、小さめに切ったうなぎとしょうがをのせたら完成。氷を入れてもより冷えて美味い。

「白焼き」

そしてもうそのそばから口が次を欲してきたところに、アテの重鎮を。身を湯煎したらじっくり網焼き(グリルでも)して、脂を引き出す。外側はぱりっとしていながら中身はふっくら。それを山葵や山椒の実と口に運べば至福の極み。これは冷えた辛口の純米酒が合わないわけが無い。

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「ひつまぶし」

そして今回の大トリはこちら。うな重ももちろん最高だけど、お茶漬けとしても二度楽しめるし、呑みの〆にも最適だ。

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<作り方>
・まずご飯を用意しておく。
・こちらも先ほどのだしに塩で味をととのえ、あたためておく。
・うなぎを焼き網やグリル等で、表面をかりっとなるまで焼く。
・ご飯にたれをかけておき、1cm幅ほどに切ったうなぎをのせ、ねぎや大葉、きざみのりをお好みでちらし、だしを器に入れたらできあがり。

まずはそのままうなぎを堪能しよう。たれとご飯、そして山椒を実でも粉でも好きなだけ、その香りと相俟ってこれぞ至福。

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次に、だしを注いで二度目の楽しみを。蒲焼きの甘みとだしが渾然一体となってもう箸は止まらない。大満足・・!

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ぜひ、一品でも作ってみてもらえたら。

次の丑の日は8月2日。今年は去年と変わって豊漁とのことなので、美味しい夏にしたい。



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