Coursera(コーセラ)でオンライン授業を受けてみた&おすすめ授業6選
こんにちは、くぼみ(@kubomi____)です。
家にいることが多い今の時期だからこそ、「なにか新しいことを学びたい」と思っている人も多いのではでしょうか。最近話題の、海外の一流大学の講義が受けられるオンライン教育サービスCoursera(コーセラ)で海外大学の授業を受講してみたので、おすすめの授業を紹介したいと思います。
今こそ新しいことを学ぼう
社会人になると、仕事や家事に追われて、なにかを自主的に勉強することはついつい後回しにしてしまいがちです。ですが、外出自粛期間が続き、家にいる時間を使って「なにか新しいことを学びたい」「スキルを身につけたい」と思い始めた人も多いのではないでしょうか。
かくいう私も、そんな一人です。コロナ期間で自分に向き合う時間が増え「この機会に何か新しいことを学びたい」と思うようになりました。
そんな時、Coursera(コーセラ)というサービスを知りました。オンラインで世界の大学の様々な講義を受けられるという、すごいサービスです。
実際にいくつか興味がありそうな講義を受けてみたところ、とてもおもしろい!授業の質の高さもさることながら、他の学生と交流ができたり課題を提出できたりと、オンラインにも関わらずアクティブな学習環境が整っています。勉強という勉強をするのは、大学生ぶりかもしれません。
「こんな素晴らしい学習環境があったのか!これ革命じゃない?」と感激すると同時に「海外ではかなり有名だけど、どうやら日本ではまだあまり知られてない・・?」ということに気づきました。
このCourseraをもっとたくさんの日本人に知ってもらいたいと思い、この記事を書くことにしました。「なにか新しいことを学びたい」と思っている人の役に立てば嬉しいです。
Coursera(コーセラ)ってなに?
Courseraとは、誰でもどこでも世界クラスの学習を受けられる、オンライン教育サービスです。スタンフォード大学の教授が創設した営利団体で、イリノイ大学やペンシルベニア大学といったアメリカの有名大学や、日本では東京大学などが参加しています。大学以外にも、GoogleやIBMといった企業が提供するコースも人気です。
創設者のダフニー・コラー教授のTEDトークが素晴らしいので、ぜひ一度見てください。世界の教育格差を埋めるべく、世界中の誰でもハイレベルな教育を受けられるようにと設立されたそうです。
Courseraの詳細については、こちらの記事にわかりやすくまとまっています。
ちなみに、コースを完了すると、このような修了証がもらえます。履歴書やLinkedInにも掲載できます。
私が受講してよかったオススメのコース
私が実際に受講中のコース・修了したコースから、受けてよかった!と思えるオススメのコースを4つ紹介します。
「学び方を学ぶ―難しい科目をマスターするための強力なメンタルツール」
原題:Learning How to Learn: Powerful mental tools to help you master tough subjects
マックマスター大学とカリフォルニア大学が提供する、「学び方を学ぶ」コースです。
200万人以上ものひとが受講している、Coursera屈指の人気コースです。脳科学や認知科学の視点から効果的な「学び方」を学ぶことができます。言語、数学、音楽、スポーツなど、あらゆる分野を学びたい人に役立つ内容なので、まずは1番はじめに受講するとよいと思います。今日紹介するコースのなかでも、ダントツで1番オススメです。
脳の仕組みのような難解な内容も、たとえ話を使ってかなりわかりやすく噛み砕いてくれているので、事前知識や高い英語力がなくても学びやすいです。
バーバラ・オークレー教授のTEDトークがあるので、これを見ていただければ、講座の雰囲気がつかめると思います。
「問題解決のための計算論的思考」
原題:Computational Thinking for Problem Solving
ペンシルベニア大学が提供する、「計算論的思考」を身につけるコースです。
計算論的思考(Computational Thinking)と聞くと、「自分には関係ないや」と思う方もいらっしゃると思いますが、このコースはむしろ、コンピュータ科学を専門としない、全ての人に向けて「問題解決のアプローチの考え方」を教えてくれるコースです。実際、講義の中で例として扱われる問題も、「庭の手入れ作業を効率的にやるには?」といった日常生活の身近な問題です。課題では簡単なエッセイなどを提出し、受講生同士で採点し合います。ロジカルな思考や分析的思考を身に着けたい方におすすめです。
「PythonとJavaによるプログラミング入門」
原題:Introduction to Programming with Python and Java
ペンシルベニア大学が提供する、「プログラミング入門」講座です。
プログラミングの経験がない人を対象とした、プログラミング入門にぴったりのコースです。Pythonの基本的なコンセプトを学ぶことから始まり、Javaのオブジェクト指向プログラミングやデータ構造など、より複雑なテーマへとステップアップしていきます。コーディングの課題もあり、書いたコードを提出すると自動で採点されます。実際にコードを書いて練習できるので、実践的で楽しいです。
「学術的英語ライティング」
原題:Academic English: Writing
カリフォルニア大学が提供する、「英語の学術的なライティング」を学ぶコースです。
10万人以上が登録している、英語ライティングの人気コースです。自分の考えを学術的な文章で明確に表現することを学びます。英語のライティングを学ぶ本や講座は世の中にたくさんあると思いますが、「学術的なライティング」の教材があるのは大学ならではだと思いました。基本的な文法のおさらいからスタートするので、英語ネイティブではない英語学習者にも向いてるのではないかと思います。まだ始めたばかりなので、これからがんばります!
これから受講したいコース
まだ受講していないけれど、今後受講したいコースも山程あります!挙げ始めるとキリがないので、特に受けたいと思っているコースを紹介します。一度に全部やろうとすると挫折しかねないので、1歩ずつやっていきたいです。
「Google UXデザイン・プロフェッショナル認証コース」
原題:Google UX Design Professional Certificate
Googleが提供する「UXザイン」のプロフェッショナル認証付きコースです。
私は仕事でUXデザインに携わっていますが、体系的に学べるよい機会になりそうだと思っています。Googleがどのように教えているのかにも、興味があります。
GUILDの深津さんも受講しているそうで、noteを書かれています。
「Google Career Certificates」というシリーズでは、これ以外にも「データ分析」コースなど、様々な認証付きコースが提供されています。
「機械学習」
原題:Machine Learning
スタンフォード大学が提供する「機械学習」を学ぶコースです。
400万人以上が登録する、Courseraで最も人気なコースの一つです。全体で約60時間(コースとしては11週)という、けっこうなボリュームなので、修了するのは簡単ではないと思いますが、逆に考えると、このボリュームのスタンフォードの教育をオンラインで受けられるということなので、とてもお得だと思います。
ここで紹介したもの以外にも、面白い講座はたくさんあります。なんといっても5000以上のコースがあるので。もし「これ面白かったよ!」というコースがあれば、ぜひコメントかTwitterで教えてください。
2020年の人気コースのリストがあるので、覗いてみると興味のあるコースが見つかると思います。
追記 2023/07/23
興味のある授業を個別に受講できる手軽さがCourseraの魅力ですが、一つの分野をもっと勉強したい人は、なんとCourseraで海外大学の修士課程も取得できちゃいます。これはすごい!と思った私は、2022年からペンシルバニア大学の修士課程でコンピューターサイエンスを学んでいます。
↓オンライン留学体験記シリーズはマガジンにもまとめているので、こちらもあわせてどうぞ。
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