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ドブを掃除するってどういうこと?

なぜ今、運河のドブ掃除しようってなったのか?




運河が綺麗になることがゴールではない


どういうこと?って思うかもしれませんが、ただ運河を綺麗にしたいと思っているのではありません。
例えば補助金や助成金を使って重機を使い、一気にヘドロをさらうことにより何十年も積み重なった汚れが片付きました!めでたしめでたし〜!!!
、、、、っていうのではないということです。
もし、運河が人体に影響を及ぼすぐらいの異臭を放っているとか、景観や自然を破壊しているというような重要で緊急な問題であるならばそういった対処を検討する必要があると思います。
でも現時点ではそこまでの被害はなく、ゆっくりと蓄積していってるという感じですね。
これまでは特に気にすることもなく、何もしてこなかったのをゆっくり手を入れだす、気にし始める、回転を逆に巻きだす、ということをしたいと考えています。



主体性のスイッチを入れる

「仁尾の運河」とは個人の持ち物でもないし、誰かが掃除をしなきゃというものではないものです。
強いていうなら県の管轄なので特に誰かが何かをしないといけない、というような義務は発生していないのですが、じゃぁ何もしなくていいというのも違うような気がするします。強いて言うならばもったいないという表現が正しいのかもしれません。
せっかくこんな長い直線の運河(1km以上)があるならこれを町の資産(遊び場)にしないのはもったいないと思うのです。この運河も昔は綺麗な砂の状態で子供も泳げた、というのを親世代の方達から聞いたりすると、それは何とかしたいなーって思いませんか?、、、思わないかな。。。
でもちょっとでも「面白そうだな」とか「ちょっと興味があるな」って
自分の直感センサー(ワクワクセンサーとも言います)が反応したら意識をしてもらえると嬉しいです。こういったことってやらされている、義務感でってなると苦痛以外の何ものでもありませんので、自分のタイミングで興味を持っていただければなと思います。
ちょっとずつ、いろんな人が興味を持ってくれるような仕組み、仕掛けを作っていきたいと考えています。



昔の仁尾町   ※仁尾町誌より





かなりの長さですw




父母ヶ浜に習う

父母ヶ浜は20年以上前から月に一度、第一日曜日の早朝に有志の方たちが清掃活動をしてくれています。
誰に言われるでもなく、主体性を持ってコツコツコツコツ続けてきてくれました。
近年、インスタ映えで観光客がたくさん来るようになった今でも変わらず活動は続いており、最初は4人から始まった活動が今では100人近くの地域の方、県外からの参加もあったりします。おそらく観光地化しなかったとしてもその4人の方達はずっと活動を続けていたんだと思います。町の住人として学ぶものがここにあると思ってます。とにかく自分が良いと思ったことをやり続ける。これに尽きるのだと思います。
そしてやり続けた先(未来)に、何かがあればいいし、、、なくても好きで続けていけるものがあれば、それがきっと町の豊かさになっていくんだろうなと思います。




・関係性を作る、作れる、ということ

似たような想いを持ち、行動を共にする仲間たちと出会えることは人生の宝である。
主体性を持った者同士が出会い、繋がるきっかけ作りとしてなるべくフラットな環境を作りたいと思っています。カチッと決まりきった「仕事関係」のようなものではなく、限りなく境界線のないような集まりを作れないかなぁと。
それには「会社」とか「仕事」とか「個人の所有物」となると無理では無いかもですが、ちょっと難しいのかなという感覚があり、【運河】や【海岸】のような誰のものでもない、みんなのものに主体的に関わっていくことをすることによりそういった仲間たちと出会い、関係性を作っていくことができるのではないかなと考えています。


目指していくもの

とはいえ、一旦のゴールのようなものは必要だと思っています。
そのような活動を続けていくのもそうですし、その規模を大きくしていくには色々な資源が必要となってくるでしょう。
それは関わってくれる人たちと考えたいとも思っているのですが、今の段階で「観光」や「産業」や「アート」や「教育」や「遊び」など色々な掛け合わせが出来るんじゃないかと見ています。
その辺のゴール設定を近日中にしますが、その上で自分(個人的に)がしたい未来の姿は・・・・




綺麗になった運河でアサリを養殖したい

僕は料理人であり、塩を作っている人であり、宿を経営している人です。
そんな自分が作りたい日常として。
「みんなで運河を綺麗にし、子供達にアサリの稚魚を放流してもらい、潮干狩り(収穫体験)をし、協力してくれる県外の仲間も一緒に収穫し、そのアサリたちをボンゴレパスタもしくはお吸い物とおむすびなんかを作って振る舞い、次の計画を夜遅くまで話し合う」
そんな日常を夢見て
小さな一歩から始めていきたいと思ってます。



子供の頃、仁尾の潮干狩りは有名で沢山の人が来ていたのを覚えています。



もちろん困難なことだらけとは思うのですが、なるべくそういった出来事や感情とうまく付き合っていきながら楽しみに変換して進んでいきたいと考えています。
そんな夢やあなたのワクワクすること、関係性を一緒に日常の形にしていきましょう。



早速移住者のかわいい仲間が作ってくれました!感謝!!!



出来ることを、出来る人がする!!!


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