浪越 弘行

穏やかな瀬戸内の海と夕陽と父母ケ浜を眺めながら cafeを経営「cafe de flots(カフェドフロ)」 その海水を薪の炎で煮詰めて作られた塩「third rich salt(サードリッチソルト)」 薪火グリルを楽しみながら団欒を深めるゲストハウス「ku;bel(クーベル)」

浪越 弘行

穏やかな瀬戸内の海と夕陽と父母ケ浜を眺めながら cafeを経営「cafe de flots(カフェドフロ)」 その海水を薪の炎で煮詰めて作られた塩「third rich salt(サードリッチソルト)」 薪火グリルを楽しみながら団欒を深めるゲストハウス「ku;bel(クーベル)」

最近の記事

小さな町で19年,楽しく頼もしく生きていく

去年の記事からもう一年が経つのですね。 flotsのオープン日が8月23日なのと お盆のラッシュが終わるこのタイミングは振り返りをするのにちょうどいいかもしれませんね。 ここ数年はコロナがあったり、AIが発達したり、父母ヶ浜が観光地になったり、新規事業を立ち上げたり、歳を取ったりと色々ありました。 みなさんもこの数年は随分と価値観の変化があった時期だったのではないでしょうか? 僕自身は根っこの部分はしっかりと保ちつつ、さまざまな情報を浴びながらも 自分自身の価値観(美し

    • 仲間を求めて、、、

      時は12月の第一日曜日。 そう、父母ヶ浜の海岸清掃の日である。 この日も大阪からにっしーさんが参加してくれました🎶 清掃は日曜日なのに 実は金曜日から三豊に入られてて flotsでお昼ご飯を食べに来てくれました。 その時に「ニッシーさん、これ好きそう!」と 水曜日に出会ったばっかりの本【美食地質学】を 渡すと、 「これ僕の元上司が関わってますよ!!」と こんな偶然ってあるのでしょうか(^_^;) 岡田さんとは翌週に会う予定です! (会った時のお話しはまた別機会に書きま

      • ドブにも負けず、、、

        さぁ、前回の投稿から2ヶ月ほどが経ちましたね。 その間にもちょこちょことど部活は行われていました。 皆さん、「いつやってるの?」と言われるのですが 完全に気分次第の干潮タイミングなので ハマった時にはお願いします。 今回は大阪からのど部メンが《竹パウダー》を送ってきてくれたので、 まなてぃーと撒いてみることにしました。 んー、まさにど部活って感じですね。 さて、これがどうなるのか、楽しみ楽しみ🎶 約2週間後、、、 月に一度の海岸清掃に大阪から泊まりで来る剛の者たち ど

        • 「だいじょうぶかぃ?」

          何故このようなタイトルかというと、、、 前回投稿した「ドブの清掃活動」を いいね!って言ってくれた人がいたのです。 大丈夫かい? ドブ掃除だよ?? 1.5kmとかあったりするんだよ??? そんな状態なのに集まって参加し、身体と頭と時間を使って それこそ泥だらけになりながら主体的に動いてくれた仲間たちがいます。 嬉しいですね〜。 さて、前回の投稿から1ヶ月が経ち、数回ど部活動をしました。 ※自分たちの集まりを「ど部」(語尾を上げて呼んでください)  集まることを「ど部活

          ドブを掃除するってどういうこと?

          なぜ今、運河のドブ掃除しようってなったのか? ・ 運河が綺麗になることがゴールではない どういうこと?って思うかもしれませんが、ただ運河を綺麗にしたいと思っているのではありません。 例えば補助金や助成金を使って重機を使い、一気にヘドロをさらうことにより何十年も積み重なった汚れが片付きました!めでたしめでたし〜!!! 、、、、っていうのではないということです。 もし、運河が人体に影響を及ぼすぐらいの異臭を放っているとか、景観や自然を破壊しているというような重要で緊急な問題

          ドブを掃除するってどういうこと?

          大切なこと

          猛烈に忙しいお盆中の仕事も無事終了し、ずっと保留にしていた我が子と海に行く約束を果たしてきました。 ※朝は雨が強く、警報も出ていたのですが午後からはまさかの晴れっ!!! これは行くしかないと声をかけ、父母ヶ浜にやってきました。 はしゃぐ子供を海に浸かりながら遠目に眺めていると なんとも言えない幸せな気持ちになれました。 何の意味があるのかいきなり走り出し、 何があるわけでもないのに笑いだし、 何を考えているのか、、、いや無心かな、 ずっと穴掘りをする我が子(7歳)をただみて

          大切なこと

            CIRCOLO(チルコロ)   僕が「定食屋」をしたくなった理由

          最近ストーリーで「定食屋」というキーワードを ちょこちょこ出しています。 そう、今この町には 「夜の定食屋が必要なのではないだろうか?」という 問題に直面しています。 それは何故なのか? 僕がこれまでしてきたお仕事は cafe、塩作り、宿と 「この町にこれがあったら楽しいだろうなぁ」 と 「自分はこれ(料理や人と話すこと)が好き」 これらが組み合わせた時にこの事業になった、という感じです。 決して、、、、 ・儲かりそう ・世界を救おう というような崇高な目的のためで

            CIRCOLO(チルコロ)   僕が「定食屋」をしたくなった理由

          ここに来れば・・・・

          自分の大切にしている価値観を見つめ直す場 何をすれば自分の小さな幸せを感じるのか 何を見れば自分の心がワクワクするのか 何に触れれば優しい気持ちになれるのか 自分の”心地よい”を積み重ねて 自分を知る、探究する。 あるがままに育ち 自分らしく住まう ものを大切に使うということ どんなにモノがあふれていても、 「歴史」や「時間」はお金で簡単に買えるものではない。 古いものの持つストーリーを楽しむ、という価値観 古くなったものを繕ったり継いだり 修繕によって次世代へと

          ここに来れば・・・・

          僕がこの町に創りたいもの

          一月も半ばが過ぎ・・・・ noteはちょっと久しぶりになるのですが この半月でも色々と心境の変化と言いましょうか、 動いている中で、日々色々な人たちと話す中で 変化したことや新しい視点がありますので ちょっとまとめようと思いnoteに書いておこうと思います。 ・年末年始のプレゼン ・今年のテーマ ・日常にある幸せと豊かさ ・100,000,000円で作りたいもの ・僕らの(仕事を通して)作りたいものは・・・ ・年末年始のプレゼン 45年、生きてきて、 三豊市仁尾町とい

          僕がこの町に創りたいもの

          三豊鶴で出逢ったモノ

          4日間のアートレストラン。 たった4日なのに随分と濃い経験、体験ができたように思います。 まずは、、、 アーティストさんたちとのコラボ アキラーさんには僕の伝えたい想いを作品に 「1% Salt Water」 西永さんにはみんなに沢山触れてもらうオリジナルの塩プレートを そして八木さんには作品を通して 今回の料理のメインのイメージを創らせて頂きました。 そしてそして番外編と言いましょうか、 個人的にいつもお世話になっている琴引釜の大石さんにも、今回のイベントの趣旨を

          三豊鶴で出逢ったモノ

          「認め合うこと」

          良いとか悪いとか 美しいとか美しくない 面白い面白くない 正義とか悪とか どうしても二極化してしまうと 争いが生まれてしまいます。 もうちょっと和らげるにはどうしたらいいのか? 自分は料理人なので料理に例えるようにしています。 例えば甘いと苦い素材があるとします。 甘いから正義で苦いから悪、ということではなく そこに存在するのは 好きか嫌いか、合うか合わないか といった判断基準だと思います。 でも料理をするときにどちらか一つの味なんてことはなく、 甘いも苦いも辛い

          「認め合うこと」

          「その場で集まる人たちが繋がる理由」

          さて、こんな言葉を問いを聞いた事ありますか? 『世界中の人、全員にひとり1秒ペースで移動時間考えず会うとしたら何年かかりますか?』 正解は・・・ 世界人口は増え続けていて今では約80億人にとどきそうな勢いなので 1日は86400秒で、 1年を365日とし、 1年は31536000秒なので、 80億÷31536000=253.678… 約250年かかります。 という事は 今、人と人が出会う事はやはり奇跡的な事だと思います。 そう考えるとその人と関わる時間の密度が濃くな

          「その場で集まる人たちが繋がる理由」

          100,000,000円が必要な理由

          それはある物件を手に入れるために必要になってくる金額です。 もちろん用途を何にするのかで さらにその金額はまだまだ上がってくること間違い無しなんですが スタートラインに立つ!ということに まず1億円というお金が必要となってきます。 ではそこまでしてなぜ「その場所」にこだわるのか? 僕の好きなインディアンの言葉に 「7世代先のことを考えて今の決断、行動をしなさい」という考え方があります。 では自分が生まれ育ってきたこの仁尾町で過去愛されてきて、 この先も愛されるであろうも

          100,000,000円が必要な理由

          お久しぶりです。

          随分と久しぶりにnoteを書こうかなという小さな衝動が湧いてきました。 それというのにも理由があり、 このような心境の変化は後々のためにメモってた方がいいような気がしたためです。 またいつ止まるかわからないですが ゆるゆるとおつきあい願えると嬉しいです。 まず、前回の最後の記事が昨年(2021年8月)ということで その時はコロナの影響があるとはいえ、宿泊も稼働し始め 何かと忙しかったように思います。 新しいスタッフたちもそろそろ慣れ始め、 余裕が出てくるであろう、、、と

          お久しぶりです。

          もうすぐ16年・・・

          10年間地元仁尾町を離れて暮らし、 28歳で戻ってきてからcafe de flotsを開業して もうすぐ16年が経とうとしています。 こんな小さな町にいても良い出会いがたくさんあり、 良い経験をたくさんすることができました。 帰ってきた頃は周りに友達もそんなにいなくて、 1人でできることを探していた、なんて日常も 今となっては懐かしいです。 今では周りを見渡すと 自分のやりたいことに目いっぱい全力で取組んでいる 先輩や後輩たちがたくさんいます。 それは仕事だけではなく

          もうすぐ16年・・・

          団欒があるから生きていける②

          ものすごい中途半端な終わり方をしてました。。。 ちょっと気持ち悪いので続きを書くことにします。 ちなみに前回の記事はコチラ 大学を卒業する22歳まで、なんだかんだと環境に恵まれ 食事の時間には誰かがそばにいてくれる、というシーンが日常でした。 なのでそれを特別と思ったこともなく、意識することもなく。 就職し、いざ大都会東京へ!!!全てがフツ〜〜〜に、大きな波風もなく、 社会に出てしまった自分。 ここで初めて挫折?孤独?を味わうこととなります。 東京はとにかく人が多い、

          団欒があるから生きていける②