【卒業生が語る】数学科はやめとけ?実際の就職事情と学生生活を楽しむコツ
こんにちは、くれあです。
数学科を卒業した私が数学科の実際の就職事情と学生生活について解説します!
記事の最後では「楽しい学生生活を送るコツ」を紹介します。
数学科に興味がある人は、ぜひこの記事を参考にしてください!
この記事で解決できる疑問
数学科は就職できないってホント?
数学科の授業についてける?
数学科は地味?大学生活楽しめる?
某大学数学科卒業&修士課程修了
数学科ライフを存分に楽しんでおりました!
実際の就職事情
ネットでは「数学科は就職できないからやめとけ」という意見を耳にすることがあります。
実際はどうなのでしょうか?
参考に、私が卒業した時の同期の進路先の割合を円グラフにしたものです。
あくまで私の肌感覚ですが、
私含め数学科の仲間はみんな進路はどこかしら決まっている印象です。
なので、周りの人に「就職できないよ!やめときなよ!」と言われても
そのまま鵜呑みにしない方が良いかと思います。
教員・SEが多い
気になる職業ですが、他の学部に比べると教員・SEの職業を選ぶ学生が多いように思います。
単純に数学が好きだから数学の先生になりたい、
論理的に問題を黙々と解決していくのが得意だからSEになる、
という数学科独自の特性上、選ぶ職業が偏る部分があるかもしれません。
この特性で「職業が選べない」→「就職できない」というイメージになっているのかもしれませんね。
数学に関係ない職業を選ぶ人も全然います。
とは言え、教員・SE以外の様々な職業に就く人もたくさんいます。
同期では某有名テレビ局のキャスターになった子もいます。
もっと数学を学びたい人は大学院へ・・・
私もですが、学部では物足りない!もっと勉強したい!という人は大学院へ進学します。
理系学部は文系よりも大学院に進学する人もそれなりにいるイメージですね。
でも、研究者を目指すのは茨の道・・・(^^;;
授業についていけるか
これに関しては、厳しい現実ですが
同期を見ていて正直脱落する人は多かったという印象があります。
理由:高校までの数学と大学以降に学ぶ数学はかなり違うから!
高校までは計算が中心、大学では何故その計算ができるのかを照明で追求していく、ような形です。
数学が得意だから数学科に入るぜ!と入学しても、
大学に入って内容の雰囲気の違いに戸惑い拒否反応を起こしたりします。
そんなこんなで課題レポートの提出の際は、
脱落組の間では解答のコピーが出回っていたりしました…教授にバレていましたが^^;;
(何十人も学生がいるのに、コピーと分かる教授も凄い・・・!)
ちなみに、現在は数学Cで「行列」という、大学数学でガンガン使っていく単元を習わないので
「行列」に苦戦する学生も少なくないようです。(教授談)
だからと言って「じゃあ、卒業できないの!?」と悲観することもありません。
受験とは違って、課題レポートの時は時間がかかっても
じっくり数式と向き合えばだんだんと理解できていくと思います。
大学院に進学できるほどの成績でなくとも、
一生懸命コツコツ取り組んでいけば単位も取れて卒業できます。
最初は大変かもしれないけど、諦めずコツコツ理解を進めていきましょう!
青春できる?
サークル・バイトで活動的な人も多い!
授業についていくのが大変だったり、少し暗いイメージもあるかもしれない数学科ですが、サークルに所属したり、バイトしている人も多いです!
(もちろん優秀とまではいかなくとも、単位も取得できています)
数学を極めたい人も少なくない!
一方で「数学楽しいし、サークルとか別にいいや〜」という人も多いです。笑
(世間では"陰キャ"と言われるかもしれませんが「だから何?」という感じ)どちらかと言うと、数学集中派のイメージが強いかもしれませんね。
まれに、サークルもバイトも楽しめて数学科の成績も抜群に良い人もいます。
音楽好きが多い?
私の周りがたまたまだったのかもしれませんが、
同期では音楽系のサークル・部活に所属している人が多かったです。
という名言もありますし、数学と音楽には通じる魅力があるのかもしれません。
ピタゴラス(三平方)の定理でおなじみのピタゴラス教団が
音律や音階を生み出した、という話もありますし。
学生生活を楽しく過ごすコツ
数学科でどう過ごしたいか考える
数学が好き・学びたい→一歩一歩着実に理解を深める
青春したい→サークル・バイトで楽しむも良し!
自分が持つ時間は有限です。特に大学は4年間で本当にあっという間です。
まずは、その4年間で自分がどう過ごしていきたいのか、
自分の気持ちとちゃんと向き合って、それに沿って過ごしていけば
悔いのない楽しい学生生活が送れると思います。
私は数学科の勉強に集中するのも、サークル・バイトの活動に重きをおくのも、どちらの過ごし方も良いと思います。
どっちも大いに学ぶことがあると思うからです。
いずれにせよ、なりふり構わず何かに没頭できることはとっても有意義な時間になります。
まとめ:どう生きるか自分に軸を持って生きよう
大学生活に限らず、人生・生きていける時間も有限です。
学生生活は●年間と言う、決まった期間があるので
その限られた時間でどう過ごすか考える、人生の練習になると思います。
限りある時間を誰かが考えたレールに沿って生きたり、
他人の意見に合わせて自分の気持ちを無視した選択はもったいないと思います。
自分と向き合い、自分の心の声を聞いて
皆さんも楽しい時間を過ごすことができることを願っています!