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自己紹介

こんにちは。武田邦敬といいます。
邦敬(くにひろ)という名前はめずらしいかもしれません。フルネームでググると良くも悪くも自分しか引っかからないので、慎ましく生きようと思っています。

新卒から20年ほど老舗のITベンダーに勤め、SE、PdM、プリセールス、データサイエンティスト、マネジメントを経験してきました。

そして、2023年をもって独立し、クニラボを立ち上げました。
現在、ピープルアナリティクスと製品DXを二本柱にコンサルティングや教育を行っています。

なぜ独立に至ったのか。なにをやりたいのか。

キャリアを振り返りながらお話したいと思います。


〈ミッション〉
データとITで組織とビジネスに活力を与える

私はITが好きです。幼稚園児のころからずっとです。
面白くて便利そう!という好奇心からスタートし、それは今も変わっていません。そして、ここ10年近くはデータ活用に取り組んでいます。

技術はビジネスの役に立ってこそ価値があるという信念を持っています。
それは20年来変わっていない思いです。

データとITでビジネスに活力を与えること。
それが私のミッションです。

データサイエンティストに転身し七転八倒

私にとって2011年が大きな転換点になりました。
アプリ系SE/PdMからデータサイエンティストに転身したのです。

しかし、全くの未経験でメーカーの研究所に行くというのは無謀なものでした。過去の経験が1ミリも通用しない職場で、そのフロアにいる誰よりも無能な33歳として、キャリアをリスタートさせたのでした。

夜な夜な統計解析や機械学習の本を読み、恐る恐るデータを分析する日々。しかし、成果を出すことはできず、レビューの場ではいつも針のむしろ。まさに七転八倒の数年間でした。

ビジネスに技術を活かす

そんな私が光を見出したのは、データ分析技術を活用したソリューションの開発でした。思いがけない顧客課題を発見し、コツコツ技術開発をしながら製品を送り出すことができました。2016年のことです。

データサイエンスが面白くなってきたのはこの頃からです。やはり実際の問題と向き合ってこその技術だと強く思いました。

その後、事業部門に戻ってAIやデータ分析のチームの立ち上げを行い、様々なプロジェクトに携わりました。AIブームもあり、製造、自治体、人事、インフラ、医療など広範囲の問題に取り組むことができました。

ホワイトスペース探検からピープルアナリティクスへ

そして、私が携わった案件は、すべて「新規案件」でした。
つまり、その分野、その業務でデータサイエンスが活用されていないような案件が大半を占めていたのです。

前向きに言うとホワイトスペースを探検する面白さがありました。その反面困難も大きかったのですが、私にとってはやりがいのあるものでした。

この活動で出会ったのが、ピープルアナリティクスです。
人事業務でのデータ活用というのはまだまだ新しいテーマで、調べて試して学ぶことがたくさんあります。やりたいことだらけというわけです。

データ分析の内製化

その一方で、数年前から少しずつ風向きが変わってきたことに気づきました。それは「データ分析の内製化シフト」です。

データを上手く活用している組織ほど、内部でデータ分析チームを持っていることに気づきました。そして、その範囲が広がってきているように感じたのです。

これは、Webサービス企業にとっては当たり前なことだと思います。
しかし、非Web企業においても、この傾向が出てきたように感じられました。それは外部から支援するITベンダーだから気づいたことかもしれません。

分析チームの支援と人材育成

そして、受託開発や自社サービス開発よりも、企業の中でデータ分析に取り組んでいる人を支援できないだろうかと考えるようになっていきました。

まず手始めに、社内の人事部門の方に向けてデータ分析の研修を行いながら、伴走型で支援をしていきました。また、マネジャーや部長として分析チームの育成にも力を入れていったのです。

そしていつの間にか、「育成したい人材は武田のチームに」という流れができていました。また、社内のピープルアナリティクスチームの方から気軽に質問できる人として認知されるようになっていきました。

このような形で自分にとっても大切な活動となったのです。
しかし、2022年頃から自分のポジション(部長やシニアディレクター)で、この活動に注力することの難しさも感じ始めていました。

いろいろと思い悩んだ末、2023年の初夏に独立する決断をしました。
やらない後悔よりもやった後悔の方がよい、と思ってのことです。

〈バリュー〉
データの迷路を伴走して道を見つけ、組織の風を変える

このように、40代になってから「データサイエンスチームの支援・育成」という新しいテーマにたどり着き、独立へ至りました。

現在、大手企業様におけるピープルアナリティクスの支援や、技術メンターとして組織のDXを支援する仕事をしています。また、ITコーディネータとして、中小企業様のIT課題の整理も始めました。

業種や組織の大小に関わらず、データとITを活用して経営にインパクトを与える取り組みは今後も広がっていくでしょう。

その一方で、組織にとって新しい取り組みであればあるほど、様々な壁がでてきます。

とりわけ分析チームへの期待は大きく、そこにアサインされた分析初学者は分からないことだらけで戸惑うことが多いのではないでしょうか。それは、かつての私が経験したことと重なるかもしれません。

私は、こうしたチームを伴走しながら柔らかくサポートしていきたいと考えています。


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