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相手のことをよく知ること

え、そんなこと覚えてるの?

僕は友達のことを覚えているだけなのに、やたらと驚かれることがあります。

しかし、よく考えてみれば恋人ならまだしも友達のことを覚えていることは意外と難しく、すごいことなのはではないかと思います。

今回は、僕がどんな人でも相手のことを覚えるようになった理由をお話したいと思います。

自分さえよければ…

これは中学のころの話です。

僕は吹奏楽部に所属していて、その時の顧問の先生が言った言葉が、僕がどんな人のことも覚えるようになったきっかけになりました。

「自分さえ良ければ」で動いているなら演奏しなくていい。周りの人のことも考えられないのに、音を合わせようだなんてできるわけがない。

そんないい方しなくてもいいのに、と当時は思いましたが、結果的に自分の考え方に影響を与えてくれたので感謝です。

僕は小さいころからピアノを弾いていて、一人で弾くことが基本でした。

そのため、誰かに合わせるどころか、自分のための演奏しかしてこなかったので当時は困惑しました。

どうして自分の演奏を誰かに合わせないといけないのだろうと考えました。

しかし、実際は合わせるというよりも一緒に演奏する仲間のことに目を向けて相手を知るという姿勢を持ちなさいということだったのかと思います。

人によって楽器が違う、吹き方が違う、曲の描き方が違う、捉え方・感じ方が違う、、、

様々なところに違いがあります。

そこに目を向けて、その中で自分はどのようにして演奏をしていくことが全体のサウンドに良い影響を与えられるのかを考えながら演奏することが必要だということを知りました。

色々なことに…

もう一つ、理由があります。

それは、単純に色々なことに興味があるからです。

当たり前のことかもしれませんが、僕の人生は僕しか分かりません。

同じように、その人の人生はその人にしか分かりません。

何が好きなのか、どのようなことをしているのか、昨日は何をしたのか、それをやってどのように感じた・思ったのか、など

他にもたくさんありますが、そのようなことに興味があるのです。

そのため、人の話を聞くときに自然とその人のことを頭にインプットしているのだと思います。


正直、人のことを知ったところで、プラスになることなんてないと思う人もいると思います。

確かに誰かのことを知ることは大変ですし、それなら自分のことに集中して生きたほうが、自分のことをより極められるかもしれません。

しかし、誰かのことを知ることで自分の知らなかった価値観考え方感じ方を知ることができます。

それを少しでも知っておくことで、誰かと協力したり、チームとして動いたりするときに、相手のことを尊重しながらうまく物事を進めることができます。

人間は一人では生きられません。
誰かと支え合って生きています。

だからこそ、自分と同じように目の前にいる相手も大切にしたいと僕は思います。

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