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これぞ理想のユニフォーム! 〜楽天編〜

各球団のユニフォームについて、こんなんだったらカッコいいだろうなぁという妄想をひたすら垂れ流していくというシリーズ企画、「これぞ理想のユニフォーム!」

第3回目となる今回は、東北楽天ゴールデンイーグルス編でございます。では、どうぞ。

他球団の記事はこちら↓

現行ユニフォーム雑感

まずは、現在使用されているユニフォームについて、簡単におさらいしておきましょう。

とにかくロゴ。ロゴが悪いです。

クリムゾンレッド(要するにエンジ)という色は個人的に1番好きな色の一つで、特に2020年に色味が調整されて以降のこのエンジはかなり好きなんです。
ベースのデザイン自体も、18年、20年とデザインが変わるごとにシンプルになっており、個人的には好印象です。

そのだけに、ロゴがキツい。「球団創設当初から一貫して使用されている」という点では巨人や阪神なんかと同じに感じます。
ただ、そういった伝統球団のロゴと比べると、どうしても「いかにも2000年代に新しく創設されたチームのロゴ」といった感じが否めず、2020年代となった今ではもう流石に陳腐化は避けられないというのが正直なところ。

また、ホームは「RAKUTEN EAGLES」、ビジターは「Rakuten」と、ユニフォームデザインに「TOHOKU(東北)」が一つも入らないというのは、やはりプロ野球チームとしていかがなものか、という問題。
「楽天硬式野球部」を名乗るのであれば何の問題もありませんが、背負っているのが「東北」であることを考えても、そこを前面に押し出さないのは罪深いと言えます。
企画ユニフォームでやってるとは言え、こういうのは通常のユニフォームでやってナンボでしょう。

↓こちらの記事でもあーだこーだ言ってます。

といったところが現行ユニフォームに対する感想です。

改善案①(現行モデル準拠版)

まずは、現行モデルをちょっと変えて、「こんな感じならよりいい感じ」と言えるものを作ってみました。それがこちら。

マジでどこが変わったのレベルだと思います。
主な変更点は以下の通り。

・アイリスオーヤマのロゴを交換
・ビジター用に襟ライン、胸番号をプラス

一つずつ見ていきましょう

●広告はさりげなく

まず注目して頂きたいのが、左胸部の「アイリスオーヤマ」ロゴ。
この広告をつけるようになってからずーっと思ってました。
「ホームとビジターで配色逆じゃね?」と。

なので、本来ホームについてるのをビジターに、本来ビジターについてるのをホームに、それぞれ移植してみました。
これだけでだいぶ見栄えが良くなったと思いますがいかがでしょう。

確かに広告である以上は目立たせないといけないのでしょうが、個人的にはユニフォームとの親和性も重視して頂きたいポイント。
袖に入れるなら独自の配色でもいいと思いますが、ユニフォームの中心に持ってくるなら…っていう。

●ビジターに遊び心を

続いてはビジター。
先ほど「ベースのデザインには文句はない」と言いましたが、その中でもビジターに限っては、シャツとアンダーシャツが同色かつラインや胸番号がないためにややのぺっとした印象がありまして。

ロゴもシンプルな楽天の企業ロゴのみですから、ちょっと装飾度低すぎなんじゃないかなと思います。

なので、襟部分にゴールドのラインを入れ、胸番号を付け加えました。
雰囲気としては2018-19年に使用されていた前モデルに近いかも知れませんね。
これだけで結構重厚感というか、立体感が演出できているんではないでしょうか。

因みに、ホーム用に関して、左腕の喪章がなくなっていたりやパンツの広告が変わっているのは、単に2020年の写真を2022年仕様に仕立てただけなのであまり気にしないでください。

そんな感じです。いかがでしょうか。

改善案②(完全妄想版)

続いては、私自身の理想をそのまま再現したものになります。

ホーム

まずはホーム用。

雑感の部分でも述べた通り、何よりもかによりもとにかくロゴがダメ、という話ですから、ガッツリロゴを変えてみました。
ミルウォーキー・ブルワーズの旧ロゴを基にしたヒゲ付き筆記体を採用し、正々堂々「Eagles」という表記のみで勝負しています。

せっかく小文字映えする「g」と「l」が含まれているのですから、全部大文字の「EAGLES」にするのは凄くもったいないと前々から思っていたんですよね。
その上、エンジ、金と重厚感のためにあるような色がチームカラーなので、近年のシンプル化傾向に抗うべく、「ザ・野球のユニフォーム」なデザインを志向しました。

ロゴの配色を縁取りではなくシャドウタイプにしたのは、地色が白だと金縁の華やかさがボヤけてしまい、せっかくの重厚感あるロゴが活きないとの判断です。

発想の元は2014年の「TOHOKU GREEN」と2015年の「FAN'S DAY」のユニフォームです。このロゴすごく好きなんですよね。ヒゲがロゴの真ん中くらいまでしかないのも、このロゴをオマージュした形です。

現行ロゴの特徴でもある翼に見立てた「E」のデザインですが、これを継承するかどうかは結構悩みました。
やってみるとなかなかしっくり来たんですが、どこかで見たことあるなと思ったら関西独立リーグの「堺シュライクス」のロゴがまさにこんな感じなんですよね。因みにシュライクスのデザインを担当されているのは、かのイワヰマサタカさん。

パクリっぽくなってしまうのも嫌だしなぁ、でも収まりいいしなぁ、と悩んだ結果、とりあえず付けておくことにしました。フィーリングは大事にしたいので。「パクリじゃねーか」との糾弾は甘んじて受け入れます。

翼ありver.と翼なしver.の比較がこちら。なしver.の方は、ヒゲ部分にその要素を盛り込んでいます。どちらの方がいいですかね?
正直今でも決めあぐねています。

因みに、袖ラインとパンツ脇ラインはこのロゴの配色をトレースしています。ストッキングは現行のデザインを流用していますが、相性バッチリではないでしょうか。

ビジター

続いてはビジター用。

個人的に、「ビジターは上下グレー」は鉄則。その上で、基本的なデザインはホームと全く同仕様です。

注目ポイントはズバリロゴ。「楽天硬式野球部」からの脱却を図るべく、近年の「TOHOKU」ユニフォームで定番となっている「東北」をメインに置いたアーチ型のゴシック体ロゴを採用しました。

「楽天の球団」なのは事実ですが、あくまで「東北の球団」でもあるとのアピールも重要。そのアピールは東北以外の地=ビジターゲームでやってこそ意味があるのです。それが本来の「ビジターユニフォーム」のあるべき姿と言えましょう。

因みに、下段の「RAKUTEN」ロゴはカッパープレート体を採用しているのですが、現行のホームユニフォームの「EAGLES」ロゴの上についている「RAKUTEN」ロゴをオマージュしたものです。

右袖には「Eagles」ロゴをあしらいました。胸ロゴにわざわざ「RAKUTEN」を入れているのですから、その他に「RAKUTEN」ロゴを入れる必要はありません。

オルタネート(サード)

おまけのサードユニフォーム。

白状しますと、当初このユニフォームがビジターユニフォームになる予定でした。
どういうことかと言うと、何も考えずにこのイラストを描いてから「あぁ、違う違う。ビジターはグレーやん」と思い出して、慌てて先ほどのビジター用を描いたという経緯でできたユニフォームなのです。

なので、「上下グレーは好きじゃない」と言う方はこちらをビジターだと思っていただいても差し支えありません。

基本的なデザインはビジター用と同じですが、一つ拘ったポイントはラインの仕様です。
改善案①でも述べている通り、シャツとアンダーシャツが同色だとノッペリした印象になりかねません。なので、襟には①と同じくゴールドのラインをあしらい、袖ラインはホーム用やビジター用よりゴツく見えるような配色(※)として装飾度を高めました。

※ホーム用とビジター用の袖ラインは「金+地色+エンジ」という配色であるのに対して、サードユニは「金+白+金」としています。
現行のビジターユニフォームの袖ラインは「白+金+白」となっていますが、あえてこれを反転させたのは「白字+金縁取り」になっている胸ロゴとの相性を考えた結果です。

右袖の「Eagles」ロゴは、ビジター用と全く同じ経緯・理由で採用しています。

なお、パンツに関しては、「シャツのみを取り替える」というMLB式のオルタネートユニフォームの様式を取り入れているつもりなので、あえてホーム用と全く同じデザインとしています。

そんな感じです。

まとめ

シリーズ企画「これぞ理想のユニフォーム!」第三弾、東北楽天ゴールデンイーグルス編でした。

今回は思い切ってロゴデザインの大幅変更という形で考案してみました。

近年は球界に限らずあらゆるデザインの場面でとにかくシンプルに、という傾向が強いと思いますが、今回の妄想ユニフォームは現行のシンプルなロゴからコテコテのデザインにするという逆張りのスタイルです。

やはりヒゲ付きの筆記体ロゴは「ザ・野球のユニフォーム」という感じがして魅力的ですし、シンプル化と同時に「昔っぽいデザイン」への回帰という風潮も強い昨今の野球界の雰囲気にも合っているかな、と思いますが、いかがでしょうか。

以上、シリーズ「これぞ理想のユニフォーム!」・東北楽天ゴールデンイーグルス編でした。ありがとうございました。

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