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【読書感想文】腹をくくって、自分と向き合え

みなさんは、買い物で何を買おうか迷って、何時間もお店にいることはないですか??

僕は、子どものころから、、めっちゃ優柔不断で迷ってしまうタイプです。

実はこの買い物の行動って、自分の人生の決断とかにも似ているなあって。


最近、そういう自分と、ようやく付き合えるようになってきました。



先日、旅行で着るための服を無印良品へ買いに行きました。


まず店に入り、いろいろ吟味する。



「このTシャツいいね」
「これもいいな。2枚買うか。」
「いや、そもそも、家にあるやつ着て、なんか羽織るもの買おうか」


店内には、魅力的なものがたくさんあるので、いつの間にか頭の中でいろいろなことを考えてしまう。どれを試着してもいい感じだ。


最終的に何を買おうか迷いに迷ってしまう。


僕の場合、買い物に1時間なんて、ザラだ。


そのうち、自分で決められないので、スマホで評価を見て、比べようとしてしまいます。


ここが、ポイント。

まあ、なんだって似合うから迷うよなあ~(笑)


最近は、スマホをポッケから出そうとすると自分に待ったをかけます。

「待て!!自分で決めずに他人の評価で決めるのかよ!!」

と。




家電にしろ、ネットで何かを買うときにしろ、なんか気が付けば、自分ですべてを決めるのではなく、他人の評価を見てものごとを決めるようになってしまった。


いつからそうなったかはわからないけど、確かにそのことによって選択はずば抜けて簡単になったと思う。


そしてそれは、買い物だけではなく、自分の人生の決断、選択、すべてに影響していた。


なんでも、迷ったら、検索窓へ直行する。

「無印良品 おすすめ メンズ」
「教員 辞めたら 仕事」
「おいしい 京都 カフェ」


俺の人生は明らかにグーグルに支配されている。

この春から、自分でカーディガンやカバン、ズボンを作った。そういうことしてたら、なんかもっと自分でなんだってできるんじゃないかって、他人に縛られなくてもいいんじゃないかって、ちょっとずつそう考えるようになった。もっと自分を信じてみていい。


佐宗さんの本には、トランジションについて書かれている。

価値観やアイデンティティの変化がトランジションだ

『じぶん時間を生きる』:佐宗邦威


自分を変えるタイミングで出会えてよかった本



僕は、仕事を辞め、無になり、いろいろ考える時間ができた。

仕事をしながらでは読めなかった本が、また読めるようになってきた。

やりたいことが、ほんの少しでも浮かぶようになってきた。


前は


「教育関係で行くんだ!!」としか考えていなかったけど、今は「バイトであったとしても、自分がやりたいことをやる!!」と心に決めて生活している。


大きなきっかけがあったわけじゃないけど「仕事を辞める」っていうのは、実はすさまじく主体的なことで、そのおかげで自分の人生に責任を持つようになったというか、主体的に考えようって思うようになったのがでかい。


苦しくて、本当につらかったけど

今は

燃え尽き症候群になって、本当に良かった。


って、思うようになった。


思い返せば、幸せしかない日々だった。




でも、自分を育ててくれた教育の世界には感謝でいっぱいだ。

そこで働けたことは本当に大きな財産になった。

むしろ、そこで頑張ったからこそ、今気が付けたことがある。


たまたま、ステージを変えなきゃいけないときが来ただけ。


誰も悪くないし、自分も頑張った。


他人と比べたら、40手前で無職って、やばすぎるけど。


でもなんか二ヤついちゃう感じ。なんだって、できるぞ~って。


羽ばたくときがきた。


以前考えなかったことも考えるようになり、行動は明らかに変わってきた。


これが、トランジションだと思う。



佐宗さんは、トランジションには3段階があると言っている。

①終わらせる時期
②ニュートラルな段階
③ビジョンメイキング

『じぶん時間を生きる』:佐宗邦威


この考えにあてはめれば、僕は①が終わったところなので、②のニュートラルな段階だ。


心を自由に解き放ち、自分の感性でやりたいことをやりまくる。


せっかくその段階に来ているのに

他人の評価の世界で生きていたら、なんの意味もない!!


それでも、今はまだできたり、できなかったり。


まあでも
あんまり固いことを考えすぎず、検索はすればいい。


大事なのは、自分の心を置き去りにして、外の答えで自分の心を納得させちゃいけないってこと。

これはグーグルとか関係ない。
親とか、友達とか、恋人とか、会社の人とか。
いろんな人を納得させるために答えを選んでいないだろうか。

俺は子どものころから、そういう節があった。

いい子でいたい

だから、今苦労している。
そして、今気が付けて本当によかった。





本の感想、あんまりないや(笑)

でも、いい本でした。




小さなことでいい。

まずは買い物から。




そして人生の決断へ。



自分時間を生きよう。

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