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心躍るDishersから読み取るデジタルレストラン

2020年6月に
オープン情報を目にしてから
3か月近く経ってしまっていた。

昨日久しぶりに
西新宿で時間ができたので
Dishersのレポートとともに
デジタル化することによる
レストランのメリットを考察したい。

過去記事でもレストランテック
ということで取り上げているので
合わせてご覧ください。

Dishersとは

かの有名な
びっくりドンキー運営の
株式会社アレフによる
新コンセプト店舗がDishersだ。

片瀬海岸・新宿に新コンセプト店舗『Dishers(ディッシャーズ)』開店
びっくりドンキー新コンセプト店舗『Dishers(ディッシャーズ)』1号店を6月1日(月)に神奈川県藤沢市片瀬海岸の商業施設『ENOTOKI(エノトキ)』、2号店を6月15日(月)に新宿住友ビルB1Fにおいてオープンいたします。駅周辺やオフィス街などの狭小物件でも出店可能な新たな業態として、さらrなる多店舗化を目指します。

店内タブレット端末注文、セルフレジ導入、テイクアウト商品の充実などのお客様にとってストレスと低減する試みや新宿ではモーニングメニューを導入しお客様のライフスタイルに寄り添うサービスを展開してまいります。

株式会社アレフ者ホームページより

Dishersのレストランシステム

いわゆるTTO(Table Top Order)
タイプになっている。

テーブル上にオーダーするための
タブレット端末が設置されている。

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全てのオーダーは
このTTO端末から行い
配膳と同時にQRコードの
印刷してあるカードを渡される。

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お会計は
セルフ決済端末にQRを読ませ
現金・電子マネー・クレカの
いずれかで支払うことができる。

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**デジタル化レストランのメリット

考察①変動費の抑制**

まずなんといっても
人件費の抑制が可能だ。

オーダリングも必要なければ
レジ対応も不要になる。

飲食店の経営原価において
固定費と変動費の中でも
食材費と人件費(アルバイト)が
最も割合を占めている。

人件費(アルバイト+正社員)は
全体の3割を占めると言われている。

Dishers新宿店はどうか。
52席のキャパに対して
キッチン3人
ホール2人
がランチタイムを回していた。

一般的な
ホールに必要な従業員数は
「店舗の客席数÷4÷4=適正人数」
と言われている。

52÷4÷4=3.25人
つまりDishersは
1.25人の人件費を削減できている。

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なんと毎月30万円もの削減になる。
単純計算ですけどね。

**デジタル化レストランのメリット

考察②デジタル経営の礎となる**

経験値や勘、慣習で行われていた
飲食店経営が、全てデータに基づいて
経営施策を打ち出せるようになります。

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**デジタル化レストランのメリット

考察③エンタメ感の演出**

昨今のデジタル化からは
意味が脱線するが
これまでのTTO端末の味気無さと
比べるととにかくエンタメ感があり
ワクワクが止まらないUXになっている。

ついついもう一品オプションを
追加したくなるしかけがある。

再掲となるが
最後まで見て欲しい。

オプションを変更すると
それに合わせて画面に映し出される
映像もぼわわんと変更される。

今まで体験したことのない面白さだ。

まとめ

これまでにない面白さを
価値提供してもらうことができる。

ただし、個人的には全てが
満点ではなかった。

・タッチパネル
 従業員の方との接触は確かに減るが
 誰が触ったか分からないパネルを
 触るのは少し抵抗感があった。
 自分のスマホからもエントリーできる
 仕組みもあれば尚よかった。

・飽きる
 私のように物珍しさで行く
 客もいると思うが
 一回行けばいいかな。

・支払い
 QRコード決済が無かったのが悔やまれる。


以上

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