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私がファミキャンを勧める理由

 以前からこのnoteにもちょいちょいキャンプ好きということで、ネタを小出しにしていましたが、今回は「私がファミキャンを勧める理由」という内容となります。※ファミキャン=ファミリーキャンプの業界用語。最近は市民権を獲得しつつあるかもしれません。

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元来

 家の中にいるよりも外で過ごすことが好きだったのと、小学生の頃は毎シーズン、キャンプに出掛けていたので、いつか日本でもキャンプに行きたいなと思っていました。スポーツ競技も引退し子供も生まれたこともあり、6年ほど前からキャンプを始め、季節ごとに2~3回はキャンプを楽しんできました。

 この2~3年は、アウトドアブームということもあり、年々キャンプ場がだいぶ込み合うようになってきました。そのため、以前よりも少し出撃回数も落ちてきましたが、子供の運動会振替休日を活用して今週も日→月で静岡県まで出かけていました。さらに海外旅行に行くのも難しくなったこともあり、今年から来年にかけてはキャンプ場も今まで以上の活況を見せることとなるでしょう。

 キャンプギアの市場やキャンプ場が活況で盛り上がりを見せることは、とても喜ばしいことではあるのですが、込み合っている場所が大嫌いは私としてはこれ以上盛り上がらなくてもいいのにな、とも感じています。

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さて

 本題の「私がファミキャンを勧める理由」ですが、もちろん自然の中で食べるご飯と呑むお酒の旨さや、子供たちが普段都会には無い花や木や森や山や川や湖や虫や鳥や動物や空など、たくさんの自然と触れ合えることがも理由の一つではあります。

 しかし、私がこの6年間のキャンプを通してもっとも感じていることは「家族の絆が深まった」ことです。ものすごいありきたりなのですが、なぜ絆が深まるのか?そこまで突き詰めたことのある方は少ないのではないでしょうか。

 「家族の絆が深まる」最大の理由として、「外で寝る」という行為が重要なのだと感じています。キャンプでテント泊をしたことがある方は想像ができると思いますが、あのペラペラの布切れ一枚の中で寝るって、かなり緊張します。屋内で寝るよりも、ずっと多くの音に囲まれています。風の音、雨の音、木々の擦れる音、風になびく草の音、虫の声、鳥や動物の鳴き声、川のせせらぎなど、思っている以上に騒がしいです。布切れ一枚隔てた向こう側に、普段聞き慣れない音であふれています。

 さらにエアコンや扇風機なんかも当然ありませんから、暑かったり寒かったり、常に外の空気と一体となって寝なければなりません。この週末もそうでしたが、夜はめちゃくちゃ寒く、冷たい風がビュンビュンと山から吹き下ろしてきて、テントにぶつかり大きな音を立てながら揺さぶられます。「このテント壊れないかな・・・明日凍え死んでたりして・・・」なんて言いながら子供達も、いつも以上にひっついてきて家族4人でギュッと猿団子で寝ます。

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この緊張こそが

 「家族の絆が深まる」理由。「外で寝る」という恐怖ともいえる極度の緊張体験を共有し、ともに乗り越えていくことで、絆は深まるのだと思っています。私自身も、いくらキャンプの経験値を積み重ねても、この「外で寝る」というのはいつまでたってもドキドキします。

 ましてや子供だと、大人よりもずっと五感は鋭いので、私が感じている以上にドキドキしているでしょう。このドキドキというのは、ワクワクというポジティブなものであったり、不安というネガティブなものであったりして、不思議な緊張感です。

#どんな国内旅行にしたいですか 、というCOMEMOのタグ内容からは毎度ながら脱線している内容ですが、私が「ファミキャンを勧める理由」は、「外で寝る」という非日常の中で過ごす緊張体験を共有することで、「家族の絆が深まる」でした。

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 それでは、また明日からは通常運転でnoteも再始動したいと思います。

#日経COMEMO #どんな国内旅行したいですか

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