見出し画像

ベルまで響かせて!

ベルまで息が届くようにって本当なんでしょうか?

イメージとしてはよくわかります。
でも、実際はどうなんでしょうか?

楽器によって音が出る仕組みは違いますが、
管楽器の場合は口元で音が出る仕組みです。

あ、書いていて思いつきました。
ベルまで〜ということになんか違うなーと思うことの原因が。

口元で音が出ることを疎かにして
ベルの方ばかりを意識しすぎていることへの違和感でした。

管楽器は口元で音が出ているんです。
唇やリードが空気を振動させて、
その振動した空気が管体に広がっていき、音になる。
これをすっ飛ばしてベルの方ばかりを気にしていると
いい音は出ないんじゃないかな?

唇をもっと効率良く振動させるように、
リードがもっと効率良く振動できるように、
そういう方向で考えて練習することで
いい音が出せるようになるんじゃないかなと。

唇を固めすぎて振動できないようにしていたり、
リードを噛みすぎて振動を止めていたり。

初めは音がびゃーっと広がってしまうかもしれません。
むしろ広がった音が出せるようになることから始める方がいいかもしれません。
それは振動を全く邪魔していないということですし。
そこからどうしたいかで音をまとめていく。

アレクサンダーテクニークレッスンでもいうんですが、
今やっていることをやめられるという
選択肢がないと、今やっていることを
自分自身が選択しているとは言えないんです。


音の発生源がストレスなく振動できていれば、
その振動は否応なく管の先まで届くんじゃないでしょうか?
結果的にベルまで響くようになる。

これがベルまで届くように、ということが言われてきた
正体なんじゃないでしょうか?

これも伝言ゲームかも。
みなさんどう思いますか?

この記事が参加している募集

最近の学び

よろしければお願いします。たいへん喜びます。