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4月はこんな本が出ました!

やさしい家庭電気・情報・機械

やさしい家庭電気・情報・機械
 薮哲郎・編著
 144頁・A5判・定価2310円(税込)
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フルカラーでわかりやすい! ぎゅっと詰まったタメになる一冊!
身近にある電気のしくみをわかりやすく解説する教科書。電気の基礎知識から始めて、エアコン、掃除機、電子レンジ、IH調理器、蛍光灯、LEDライト、テレビ、パソコン、インターネット、送配電、感電、漏電、都市ガス、プロパンガスなどの全部のしくみがよくわかる! カラーで、見やすいわかりやすい!


〈絶望〉の生態学
軟弱なサルはいかにして最悪の「死神」になったか

〈絶望〉の生態学 軟弱なサルはいかにして最悪の「死神」になったか
 山田俊弘・著
 288頁・四六判・定価2420円(税込)
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みんないなくなる。私たちのせいで。
人間は、意図せず大量絶滅を引き起こそうとしている。その絶望的状況が明らかになってきた。生物多様性の喪失と大量絶滅の先に、希望はあるか? 
絶望的な未来を回避する術はあるか?――その答えは生態学が教えてくれる。


テンソルネットワーク入門

テンソルネットワーク入門
 西野友年・著
 192頁・A5判・定価3630円(税込)
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物理系・情報系の入門者に最適の一冊!
画像認識などの情報処理、数値解析、ニューラルネットワーク、量子コンピュータ、半導体といった様々な分野に跨って活躍しているテンソルネットワークをていねいに解説。身近な問題から始めて、テンソルの計算手法の基礎、特異値分解、エンタングルメント等を解説。画像認識や量子力学の例を用いて、少しずつ理解を深めていく。入門者に最適の一冊。


あとがき——『2001年宇宙の旅』

1968年4月6日、SF映画の金字塔と名高い『2001年宇宙の旅』(2001: A Space Odyssey)がアメリカで公開されました。アーサー・C・クラーク(Arthur Charles Clarke、1917-2008)の短編小説をベースにして、スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick、1928-1999)監督が制作した映画です。

舞台は2001年。人類が直面したある謎の調査のために、宇宙船・ディスカバリー号は木星探査に向かっていました。ところがその途上で、宇宙船に搭載されていたコンピュータ・HAL9000が反乱を起こし、船員を殺害してしまうのです。生き残ったボーマン船長は、抵抗するHAL9000を機能停止させて1人で木星に向かい、人知を超えた謎の解明に乗り出します。

この映画は、宇宙開発の発展、地球外生命体の可能性、AIのシンギュラリティ(AIが人間の知能を上回る技術的特異点)、そしてそれによるコンピュータの反乱など、科学が直面するであろうさまざまな問題を描いています。特にHAL9000は、映画という枠組みを超えて「反乱するコンピュータ」の象徴ともいえる存在になりました。

2022年11月、OpenAI社がChatGPTを公開したことをきっかけに、人工知能チャットボットに誰でも触れられるようになってきました。特にここ最近のAI技術の進歩とその普及には、目を見張るものがあります。この先、AI技術がさらに発展してシンギュラリティを迎えたとき、我々もまた、ボーマン船長のようにAIと対立することになるのでしょうか? それとも、我々はAIをうまく使いこなし続けることができるのでしょうか?

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