医療介護現場のリモートワークは可能か

こんにちわ、経営企画部です。
新型コロナウィルス第7波。。。に加え、新たにケンタウロス?もう勘弁してほしいですよね。

そんな中、我々経営企画部もBCPの一つとして、在宅リモートワークができる環境作りは過去を教訓にしてきたつもりです。💡Don't stop working💡

2要素認証、セキュリティシステム、チャット、データ共有、スケジュール共有、タスク管理などなど。

医療介護現場職ではリモートできない?

さて医療介護業界現場におけるリモートワークって日常ではまずもって、していない方々が多いのではないでしょうか?
「いいよね、事務系はリモートできて」

意見を聞いてみますと。。。「リモートでおむつ交換できるかいな」「リモートで入浴介助できるかいな」「リモートで針が刺せるかいな」「リモートで・・・」
と言った言葉が並びますよね。

至極当然、その通りですよね。

でも、こういった意見の中に「研修」という言葉をあまり聞きません。
医療介護従事者にとって、最新の知見や最新のスキルを学び続けることは日常の現場業務において非常に重要です。
感染対策の知見などは常にアップデートされていますので、自分の学んだ知識が今も通用しているのか、常に前提を疑う必要があります。


エビデンス=アウトカム
医療も介護も、なんとなく良くなったよね💡から、何がどう良くなったのか?を明確にデータで示さないといけない時代です。古い知識だけでは太刀打ち不可能。LIFEも、もうそこまで迫ってます!

大学のゼミで買わされた某教授著の教科書の発行年度が、え?いつのやつ?って感覚と同じですw これ今の時代に通用すんの?みたいな笑
今なら言える!「新しく書かんかい!!!」

本気でリモートワークを考えるなら

まずはエッセシャルワーカーにおいて「研修」を在宅での受講にしてしまうのは一考の余地があるんじゃないかなと思います。
研修を受ける機会を在宅であれば平等にできる。

繰り返しますが、医療介護業界において研修は非常に重要です。
無知や古い知識が利用者さんや患者さんに与える不利益は恐ろしいですもんね。
と、なれば「家でリモートワークでe-ラーニング研修をし、自分自身をアップデートする」事ができるんじゃないか?

PCやスマホアプリのアップデートはマメにするのに、自分自身のアップデートはどうでしょうか?

「おい!君!!新しい知見が出たのでアップデートしろよ!!」って通知は人間には届きませんよね😵


今回の課題は通常研修なので、成果はレポート提出でよかでしょう。問題は、何を聴講させるかですね。
なので、日頃から研修を動画で撮影しておいてアーカイブにストックしたり、職員用e-ラーニングの教材も法人、各部門、などなどで作っておけばいいんじゃないかなと。

ちなみに経営企画部では、ICT分野の超基礎知識からe-ラーニング教材を企画作成中です。zoomの使い方超基礎編。。。みたいな感じですね。

そして、日頃からローテでリモートする仕組みを回し、簡易PDCAでも構築できれば良しですね。リモートは月に一回でも数ヶ月に一回でもいいじゃないですか。あれ?リモートって意外とやれるんだ、という共通認識が大事です。

コロナ禍関係なく、施設内研修に出たくても一定数は勤務時間やタイミング等で出れないスタッフさんも昔からいらっしゃいますよね。伝達講習では温度感やリアルが伝わらないし、伝達する側のレベルにも差異が生まれるのでフェアじゃないでしょう。ましてやただでさえ人がいない業界なのに、伝達講習なんてまさに時間の無駄

リモートワーク課題

Wi-Fi環境の有無、家にいる分の電気代などの光熱費、成果物の確認方法、コミュニケーションの場の欠如、セキュリティ、在宅リモートをして欲しくない嫁の視線、などなど。
極め付けは、「家で何をしてるのか分からない(上司目線)」ていう話もあるとかないとか!
いや、出勤してても分からんやろw お前はストーカーか気色悪いw と言ってやりましょう。言い換えれば、仕事をしているのかしていないのかではなく、タイムカードを押して座席にいることで仕事している認定がなされる職場なら幸せですねー😊
出勤しているという事に意義がある!!
手段と目的の入れ替わり。

まぁ、医療介護は業界的に一人がずっとリモートワークする性質でもないので、月一回程度の研修名目であれば、多少の課題はその気があればクリアできるものばかりですね。

コロナ禍でもできる?

医療介護従事者で濃厚接触者になった場合でも、自宅待機になるのは変わりません。
給料も傷病手当でいくか有給でいくか。
傷病手当なら給料ガクッと下がりますし、有給なら一気に消費されます。(※法人にもよりけりですが)

濃厚接触者で自主自宅待機、でも頭も体も元気。ならば「研修リモート勤務」にしてしまって、100%の給料がもらえればいいじゃないですかね。スタッフがアップデートできて法人も嬉しい、利用者さん患者さんにサービスの質向上を提供できて喜ばれる、給料も満額で嬉しい、まさに近江商人の心得実践。

考察

医療介護現場の方々のリモートワークは「研修」なら容易にできる。
しかも研修を受けるということ。それ自体が重要な事。教育は企業文化を作ります。「研修なんか面倒で嫌」?論外ですね、いつ学んだのかよく分からない古い知識で介護や医療提供される側の立場の悲惨なこと。自分に置き換えたらわかりますよね。

e-ラーニングの中身が作れないなら、公的機関の出している動画などを指定して学ばせるなど何なりとできます。
環境が・・・いや、本気でやりたいなら解決できないはずがない。月や火星まで行ける時代に、リモート環境って言ってる人。。。御愁傷様です

結後

本気でしたいんであれば、できない理由を何歳まで探して述べますか?
鏡を見れば既にいい大人。
医療業界にいれば身近に感じますよね。生まれてすぐから人生の横にはいつも棺桶がある。
いつどのタイミングでそこに入るのか誰にもわかりませんが、明日かもしれません。
後悔なきよう、やりたいことはチャレンジしましょう!(๑>◡<๑)







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