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意外と知らない「コーチング」、コンサルティングやカウンセリングとの違い。

ksk_bizの記事を開いてくださりありがとうございます。
今回は、最近よく耳にするコーチングについて簡単にまとめてみました。
「へぇ、そうなんだ…!」と少しでもなってもらえたら嬉しいです。
よければ最後まで読んでみてください。

コーチングのはじまり

コーチングっていつからあるか知っていますか?
今でこそビジネスの中や色んなところで使われる言葉ですが、もともとはテニスから生まれたものだと言われています。

1974年アメリカのテニスコーチが「インナー・ゲーム」という本で「インナー・ゲームに勝つことが、実際のゲームに勝つための近道である」という考え方を発表しました。

※実際のテニスのゲームを「アウター・ゲーム」プレイヤーの心の中で行われる自分ともう一人の自分とのゲームを「インナー・ゲーム」と言っています。

この考え方がビジネス界にも広がり、
アメリカでは1992年、日本では1997年から2000年にコーチ養成機関が作られました。
コンサルティングやカウンセリングが生まれたのが100年以上前と言われているのに比べると、歴史としてはそんなに長くないんですね。

そもそもコーチングってなに?

コーチングというと特に「傾聴力」や「質問力」が大事だという認識を多くの方が持っているかと思いますが、それは手段であって本質ではありません。

コーチングの定義はさまざま言われますが、あえて簡単にまとめると以下のようなものになるかと思います。

①コーチングの目的はクライアントの目標達成
②目標決定や目標達成に至るまでの過程の主導権はクライアント側にある
③コーチングを受けたクライアントには自走できる習慣が身につく
※コーチを受ける対象のことを「クライアント」と呼びます。

このように、コーチの役割とはあくまで「支援」でありながら、コーチングとはとても成果志向の強いものなんです。

コーチングがどんなものかわかったところで、「コーチング」とよく似ている「ティーチング」「コンサルティング」「カウンセリング」についてその違いを説明していきます。

コーチングとティーチングの違い

コーチングとティーチングの違いとはなんでしょうか?

クライアントが課題に直面したとき、ティーチングは「知識や情報を教える」ことで「答えに導きます」が、コーチングではどのようにしたら課題をクリアできるのかを、クライアント自身が考え行動を決めることができるようにクライアントから「答えを引き出し」ます。

コーチングとコンサルティングの違い

次に、コーチングとコンサルティングの違いとはなんでしょうか?

コンサルティングでは業界ノウハウやデータ、仮説などからクライアントと「一緒に考えて答えを導き出し」ますが、コーチングでは「一緒に答えを考え導き出す」ことはしません。
あくまで主体はクライアント、コーチは支援者という役割を保ちながら、答えはクライアント自身の中にあることを忘れずに「クライアント自身がその答えを導き出せる」ように支援していきます。

なので、コンサルタントはクライアント以上に業界に精通している必要がありますが、コーチは必ずしもその必要はありません。
コーチングは「モノや事柄」ではなく「クライアント自身」に焦点をあてるのです。

コーチングとカウンセリングの違い

最後に、コーチングとカウンセリングの違いについてです。

こちらは目的が違います。
カウンセリングが「精神的な問題の解決」を目的とするのに対して、
コーチングは「目標の達成やさらなる向上」を目的とします。コーチングではカウンセラーが専門とするようなメンタルな問題を深く扱うことはしません。

コーチングもカウンセリングも「人がより良い人生を生きるためのサポート」という根本は同じですが、カウンセリングが「心の状態をマイナスから0(以上)へもっていく」ものだとすれば、コーチングは「心の状態を0(以上)からさらなるプラスにもっていく」ものです。

実際、コーチングが効果的に機能するタイミングというものがあり、その中の一つに「クライアントが精神的に安定している」というものがあります。

おわりに

以上、コーチングについてでした。
いかがでしたか?
なにか一つでもあなたにとってプラスになってくれたら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
それでは、またお会いしましょう。

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