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とにかく始めてみる 第5回 「師を見つける」

とにかく始めてみるシリーズも今日で第5回となりました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今日はOsteoleucoの各週リリースシングル第6弾、”Poolside Penguin”のリリース日です。
もう聴いて頂けましたでしょうか?

今回はドラムンベースです。
いつもミドルテンポなOstですが、
今回は駆け抜けてます。ペンギンは飛べない鳥ですが、頭の中ではガンガン飛びまくってるという感じをイメージして作ってます。

というのは後から考えた嘘です。そこまで意味はなく、思ったままにフリースタイル的に作った曲なので偶然思い浮かんだ歌詞をそれぞれの解釈で楽しんでもらえたら嬉しいです。
ちなみにタイトルは志門が考えました。そこから僕が物語を作った感じです。

前置きは置いておいて、今日は「師を見つける」という事について書きたいと思います。
頭の中では何か始めたいけど一向に始まらない人。始めたは良いものの全然続かない人。
そんな人に向けて話そうと思っています。
これは文章ですが僕はラジオだと思ってます。
喋ってないですが頭の中で喋ってるのをリアルタイムで文字起こししている感じです。
実は僕も書きながらちょっと書きづらい瞬間もあります。考えすぎちゃってる時です。
このテーマでいいかな?
とか、もっと分かりやすくするには?とか、
そんな事をネチネチ考えていたら手が止まる瞬間があります。
同じような人いるのではないでしょうか?
やりたい気持ちはあるのにいざ始めると自分が作ったハードルの壁が立ちはだかり巨大な障害となって行くてを阻む。
分かります分かります。
でも手を止めないでください。
目的は「いいものを作る」ではなく、「とにかく始める」です。
そして「とにかく仕上げる」のです。

いいものを作ろうとしないでください。

まだ早いです。そこはもっと旅路の後でやる事です。
やらなくてすらOKです。ですので惑わされずどんどん作ってみて下さい。
僕なんてここまで書いてまだタイトルの「師を見つける」という事について何も書いていません。
普通なら「前置き長すぎ」とか「要点はわかりやすく頭に持ってこなきゃ、、」とか、いろいろ考えるかもしれません。
でもそんな事に囚われていたらワクワクしなくなってしまうので良くありません。
やりたいことをやっているはずなのにワクワクしなかったら意味がありません。

本末転倒虫です。

細かいことは考えずに思った通りにやって下さい。これは少し難しいことですが、慣れてくれば大丈夫です。ちょっとだけ無責任になって下さい。自分が書いたことですが「あははーそんなこと書いてたかーw」と笑えるようになりましょう。自分が作った全てのものに対してそうなれればどんどん作れるようになります。

別に真面目なだけが正解ではないんです。

さて、師を見つけるという話です。
ようやくここまで来ました。
ちゃんとついてきてくれてるあなたにはお礼を言いたいです。
ありがとう。いやはや、また脱線しそうなので本題を。そう、師。師匠のことですね。
あなたには師匠がいますか?
師匠とい言うと難しいですよね。
憧れてる人、くらいでOKです。
パッと思い浮かばないのであればまずはそれを探すことから始めて下さい。
憧れてる人はあなたの貴重な協力者となります。
あなたが暗がりに迷い込んでも、あなたを導いてくれる案内人となります。
決して一人で旅をしようとしないでください。
たくさんの人の助けを借りていいんです。
一人でやらないといけないなんて決まりはありません。
そして助けてくれるのはその人自体ではなく、
あなたが作ったその人のイメージです。分身です。ですのでその人に迷惑や手数をかけませんし、どんなにしつこく助けてもらっても無問題です。

人間はもともと空っぽな生き物です。
生きながら知らず知らずのうちに様々なことを吸収し、それが脳に溜まってあなたが形成されています。
サンプリングによって生きているのです。
無意識に理解している全てのことは今まで生きてきた中で情報をサンプリングして脳が整理してくれているからです。
何もない箱の中で育った人間がいきなり渋谷に行ってみたことを想像してみてください。
切符も買えなければ、横断歩道も渡れないことは想像に易いと思います。

何かを作ったり、何かを始めたりすることはこれに似ていると言えます。
何もない状態で何かをしようとすると頭が混乱してしまいます。
それにまつわる情報がないからです。
サンプルが1つもないのに出力はできません。
ですのでまずはサンプルを探してみて下さい。
あなたがやりたい事をやっている先輩のような存在です。
やり始められないことで悩んでいるあなたはおそらく初めから
「オリジナリティあふれるいいものを。。。」とか考えているんじゃないでしょうか?
図星ですよね?まだ何も作っていないのにもかかわらず、一丁前に「自分らしく」とか「他の人がやってないことを」なんて考えているのではないでしょうか?

まず始めに言っておくと、「自分らしく」なんてありません。

「自分」を意識した瞬間に自分ではなくなります。自分は常に無意識の裏側に眠っています。
それについて考えずに反射のように繰り出した何かの中にふと顔を見せるもの。それがやがて「自分」と言われる何かになっていきます。

ですのでオリジナリティを出すとか、そーゆー小手先のことは考えないでください。
とにかくあなたが好きな師匠のようにやってみるんです。
パクリでもなんでも構いません。
あなたというフィルターを通した時点でオリジナルに変わっていきます。
近年はパクり問題などで大騒動になることは少なくありませんが、少なくとも、今この文章を読んでいる「何かを始めたい」と思っているあなたが、自分の楽しみとしてそれをしたところでなんの問題にもなりません。大丈夫です。緊張しないでください。
これはテストでもなんでもないのです。
ただの遊びですよね?それなのにそんなに硬くならないでください。
楽しむことが目的です。どんどん師匠を作って、どんどんそ人の真似をして、どんどん作品を作って下さい。
そうするとひょっこりとあなたっぽいものが顔を出します。
その為には積み重ねないといけません。
そこは頑張って下さい。

具体的な話をすると僕はDragon Ashが大好きでした。
始めはそこから音楽を始めました。
Kjのアコギを使ってヒップホップとロックを一緒にやるスタイルが好きだったのでアコギから始めました。
Dennis Locorriereのディスコでファンクな歌い方も好きなのでラップでなく歌うこともしました。
Olive Oilが好きだったのでMaschineを買ってトラックを作り始めました。
三宅洋平が好きなので指でギターを弾いてます。
Blood OrangeやToro y moiが好きなのでふんわりした音像に裏声で歌ってます。
桑田佳祐が好きなので声をしゃがらせる時もあります。
坂口恭平が好きなのでパステルと文章も始めてみました。
モネが好きなのでぼやっとと青みがかった風景を描くこともあります。
ヴァロットンが好きなので最近は白黒のみで描いたりもしてます。
曽我部恵一やピカソが好きなので多作を目指してます。

と、まぁ挙げ出すとキリがないですが、こんな感じです。
他にもまだまだまだまだあります。でもわかりやすいとこだけ、パッと思い浮かぶとこだけを書きました。
僕のことを「この人はオリジナルだ」と思ってくれてた人ももしかしたらいるかもしれませんが、僕の中では上に挙げたような方々を見習っていろいろ試しているだけです。
これらの方々は全て僕の師匠です。
弟子だと認定された人は一人もいません。
勝手に僕が師としているだけです。
ガッカリしましたか?別にガッカリはしませんよね。
「へぇ」くらいですよね。
でも自分ごとになると「パクリになるから真似しない」とか「その人にないオリジナリティを」とか考えちゃいますよね。
わかります。でも安心して下さい。

パクリも3つ4つ合わさるとオリジナルになります。

どんどん混ぜ合わせて下さい。
気軽にどんどん盗んでください。
真面目にならず、らにラクーに。
素晴らしいものを参考にしてどんどん出して行ってみて下さい。
その中にあなたっぽいものがきっと出てくるはずです。

どうでしたでしょうか?
何かを始めたいけど始められないあなたは少し気が楽になったのではないでしょうか?
自分の首を締めているのは大抵の場合自分自身です。
あなたはもっと自由になるべきです。
今まで生きてきた中で好きだったもの、きっとあるはずです。
まずはそれらの師を頭に呼び起こして、
少しずつ少しずつ教えを乞うてみて下さい。
きっと優しく教えてくれるはずです。
1人2人3人とどんどん呼び起こして下さい。
頭の中で小・中学校の図画工作の授業を大好きな人たちとしている感じで
アートでも、プログラムでも、ビジネスでも、なんでも始めてみて下さい。

さて、今日はもう疲れたたのでこの辺で。
読み返さないので誤字脱字はすみません。
まぁ楽しくいきましょう。

今日も味わっていきまっしょい。

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