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百万遍「ベイカリー白川」

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白川ベーカリー。正しくはベイカリー白川。または白川製パン。こじんまりとした店内の奥にはパン工房があって、白い調理服を着たお店のお父さんお母さんとおぼしき人物が立っている。店の奥には古い写真が。

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店の前に店員と思しき着物姿の人々が立っている。お店の軒先には「ンパムゥユシルカ」…カルシユゥムパン…カルシュウムパン。相当古そうな写真です。いつのものか尋ねると、創業した昭和三年に撮影されたものなんだそう。

京大北に農学部ができたことで、関係者が周辺に移り住み、新興住宅地が広がったという話を聞いたことがある。関係者はつまり西洋で修学してきた人々だから、新興住宅地には教会ができたりもする。それが昭和初期。

ベイカリー白川もその過程でできたのかもしれない。きっと昭和の時代から西洋通な学者の朝食にはベイカリー白川のパンが並んでいたんだ…というのはただの推測。

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ずらりと並ぶ素朴パンを前にどれを買おうかしばし悩む。黄色の見た目が爽やかで夏っぽかったので蒸しケーキにしました。

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お店の方にきいたところ、チーズとレモンが入っているらしい。お味もさっぱり爽やかで夏の風味でした。

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▶店舗情報
店名:ベイカリー白川 / 白川製パン
住所:京都府京都市左京区北白川久保田町64
営業時間:8時~20時
定休日:水曜日 ※川床期間(5月~9月)不定休




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