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2024年9月期 第1四半期 決算説明

始めに明確な取り組むべき課題をお伝えさせていただきます。
BBDイニシアティブグループは、中小・中堅企業の人手不足をDXで補うための自動化・自律化に向けた取り組みを推進していきます。

ミッション

3つの取り組むべき課題は、当社のサービスを通じて「営業活動の自動化」「単純作業の自動化」「業務管理の自動化」を推進していきます。

業績ハイライト

今回の業績をについてお話をさせていただきます。
売上目標40億円に対し、1Q売上969百万円で着地しました。
この数字に関しては、予定を上振れての着地になります。
その理由をご説明させていただきます。

1Qサマリー

サブスクリプション売上とフロー売上の構成比は、サブスクリプション売上45%に対し、フロー売上55%になっております。
従前よりご説明させていただいている通り、サブスクリプション売上は、1Qに獲得した売上は1Q分しか計上されず、4Qまで12か月分の売上が確定されます。仮に月額5万円のサブスクリプション売上であれば、1Q分の3カ月分しか計上されず、残りの9か月分は契約期間として自動的に売上が立って行きます。サブスクリプションの売上計上に仕組み上、3か月分が今期に計上された売上となり、残り9カ月分も実質的には売上となることが予定されているものになります。売上構成比45%がサブスクリプション売上になり、チャーンレート10%とした場合、今1Qの売上969百万円の35%である33百万円×2Q分、3Q分、4Q分の売上を足すと約1億円の売上が確定されており、実質的な1Qの売上はおおよそ11億円ほどであると予想しております。また2Qでは今度は2Qに獲得したサブスクリプション売上の他、3Q分、4Q分が実質の売上となり、1Qと同水準の売上で推移した場合大きく上振れていくことになります。

続きまして営業利益に関しては、ほぼ予定水準で着地しております。
営業利益目標4億円に対し56百万円は低すぎるのでは?と思われる方も多いと思います。
1Qで実施したM&Aに伴う仲介手数料約1,100万円がIFRS上において営業利益へのインパクトが出てしまいました。
よって、営業利益5,600万円+仲介手数料1,100万円=表面的な営業利益6,800万円になります。
また上記でもご説明させていただきました通り、サブスクリプション売上は特殊な計上になります。当社の営業利益に対してサブスクリプション利益の構成比は65%前後となっており、チャーンレートを乗じてサブスク構造上の4Qまでの営業利益はプラス1,000万円になります。
よって1Qまでの実質の営業利益は仲介手数料を入れない場合6,700万円となり、仲介手数料を入れた場合は7,800万円で営業利益は着地しております。
まだ7,800万円では営業利益4億円に対して低すぎるのでは?と思われるかと思いますが、「ほぼ予定水準」とさせていただいた理由は、2Qでの折り返し時のサブスク利益に関しても、2Qの表面利益に対して3Q、4Q分を足し入れた場合、1Q同水準での営業利益だった場合には、おおよそ2億円弱の水準で推移することになります。

営業利益率

営業利益率は上昇しておりますが、売上が予想以上に上振れたことから営業利益率はそんなに上がって見えないと思います。
とりあえず不採算事業の撤退を継続し営業利益率をぐっと上昇させていくことに注力していきます。

連結売上収益の推移

連結売上の推移は、昨年度末に実施した不採算事業からの撤退の影響で売上及び契約件数が一時的に減少したにもかかわらず、オーガニックSaaSのクロスセルの伸長に加え、1か月分の若干ではありますがM&Aによるインサイドセールス事業が寄与し、トータルでもDXセグメント売上収益はYoY+23.6%で着地しました。
BPOセグメントも収益性の低いクライアントからの撤退によって一時的に落ち込んだエンジニア稼働人員もしっかり戻してきております。

SaaS事業

DXセグメントを更にSaaS事業に分類しご説明すると、上記にも記載しました、収益性が低いサービスからの撤退によって、契約社数と売上が一時的に減っております。関連事業であるインサイドセールス事業の効果もあり、一時的な減少分は売上カバーししっかり成長を止めることなく事業を行っております。

チャーンレートとARPA

収益性の低いサービスから撤退したことで契約社数とARRは若干減少になりました。少しネガティブな話をしますと、KnowledgeSuiteの障害の影響によりチャーンレートは一時的に増加してしまいました。
既に改修は済んでおり、現在は問題なく稼働しております。

ARPA

ただ重要な指標として見ていただきたいのが、不採算事業からの撤退による契約件数の減少であっても、しっかりARPAは上昇していることがわかっていただけると思います。これは積極的なクロスセルによってKnowledgeSuite一本足で事業を行っていないことで、プラスαのクロスセル販売を実現できております。主に寄与しているのが、RPAやAI OCR、ネットビジネスサポートのパパットクラウドをはじめとしたBeegleデータの販売がクロスセルに寄与しており順調に推移しております。M&A戦略でも書きましたが、複合的な提案を通じてアップセルだけでなく、お客様の課題に合わせて周辺領域の提案によって売上を伸ばすことが可能であるとわかっていただけるのでは。

ホールディングス化による取り組み

実際には、まだ不採算事業はあり達成率に関してはまだ85%程の為、年度中にはしっかり整理をしていければと考えております。

M&A基本方針

M&Aの基本方針については、別のnoteで記載しておりますが、当社は一切無理をせず、ルールに即した買収を実施しております。
シナジー優先で買い方にもルールがあり、のれん負けは一切出ないようしっかり計算して買収を実施し、買収した各社は大きく成長していることがわかっていただけるはずです。
是非そちらのブログもお時間があるときにでもご一読願います。

M&Aによる効果

まずは1Qが終わりましたが、事業整理や新サービスの準備も進めており2Q以降の起爆剤になるよう準備を進めておりますのでご期待ください。
営業利益は油断せずに注力していきますのでまたご報告させていただきます。
決算説明会では是非沢山のご質問お待ちしております。
引き続き、ご指導ご鞭撻の程宜しくお願いします。

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