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2018年に初めてエンジニアを抱えるシステムエンジニアリングサービス会社のM&Aを実施し株価が暴落しました。立て続けにシステムエンジニアリングサービス会社を実施し、多くの株主から沢山の問い合わせが着た記憶が鮮明に残っております。
事前にお話ししておくと、M&Aを発表すると株価は大きく下落していました。
その理由を考えたところ、M&Aの効果や事業への寄与、クロスセルや収益性についてお話しできていないことに気が付きました。
 M&Aについては現在までで、合計6社を買収し、内、直近では昨年末にインサイドセールス会社を2社買収いたしました。
では、BBDイニシアティブ株式会社が行うM&Aでどのように成果を上げているのか?
当社は、M&Aに大きな基準を設けており、その基準から外れた段階でM&Aを検討から外すことを明確に定めております。
理由はもちろん、「のれんの償却期間と回収」にあります。

M&A基本方針

特にM&Aを進めるか?の基準を定めておるのは、買収価格にあります。

「ネットキャッシュ+営業利益×マルチプル5倍前後」

を基準として設け、のれん負けを危惧するような買収は一切やっていないこと。が前提となっております。金融機関においてもその買収基準で合意しており、「そんな金額では買えない」と言われておりますが、現に基準に合わせたM&Aを実施し成功しております。
だからこそ多くの案件を見定め、相手方社長との当社ビジョンの共有とその先に勤める社員の待遇など綿密なPMIを実施し、買収後の離職も最小限に収まっているのが特徴です。

当社は、2018年5月に29名の優秀なエンジニアが在籍する株式会社フジソフトサービスを買収しました。
また同年2018年9月には、同業の優秀なエンジニア59名を抱えるシステムエンジニアサービス事業を行うビクタス株式会社を買収し、両事業会社を合併させ株式会社アーキテクトコアとして事業を拡大させております。両社でエンジニアの社員数は88名からスタートし、現在は200名の優秀なエンジニアを抱え、売上高は両社合わせて9億円程の会社は、現在18億円まで事業を拡大ししっかり利益も残しております。

M&Aを実行した会社

また2021年3月には、AI CROSS社からM&Aした、ビジネスチャットサービスを開発販売するDXクラウド社は、現在グループ再編でブルーテック株式会社に吸収合併となりましたが、受け継いだサービスの拡大と大幅なインフラ及び改修によって営業利益は8倍まで成長しております。今後はAIを活用した新たなビジネスチャットサービスに進化を遂げておきますのでご期待ください。
最後に2021年7月には、インサイドセールス向けマーケティングデータを自社で生成しているネットビジネスサポート株式会社を買収し、グループジョイン後には売上高151.1%まで成長を遂げております。
何故M&Aを実施するのか?は、前にnoteに書いた、「BBDイニシアティブグループの事業戦略」にも書いた通り、ARPA向上を狙うクロスセル戦略に必要なサービスの買収によってしっかり結果を出し続けております。
ポイントとなる買い方、シナジー、クロスセルスキームをビジネスDDを通じて、「独自の視点」でしっかり収益性を確認することで、のれん負けが無い独自の買収方法を作り上げました。
シナジーと収益性を重視した買収方法を通じて、赤字会社など無理がある買収は一切行いませんのでご安心頂ければ幸いです。
 当社のM&Aは、事業シナジーを通じて大きな売上及び利益貢献を目的とした買収を行っております。今後もM&Aを通じて、どう事業統合やクロスセルを実施して行くのか?その買収によって売上成長や利益成長にしっかり寄与できていることをご報告させていただく機会を設けさせていただきます。
当社のM&Aは確実に売上及び利益貢献していることをお約束いたします。
昨年末に買収した、特徴あるインサイドセールス事業会社2社につきましては、順調に引継ぎを行っており、こちらも年度末には状況や成長についてお話させていただく予定です。
株式会社BIZIONは、手紙と電話を活用したインサイドセールス事業を展開し、株式会社ロケットスターター全国に優秀なアポインターを多数所属させ、独自の研修と成果報酬の仕組みを有し、一般的なインサイドセールスの利用継続期間の2倍の契約期間を締結出来ており、大きな結果を出し続けているベンチャーになります。両社とも通常のインサイドセールス事業との違いはマニュアル化されている、ノウハウと仕組みにあります。さらにネットビジネスサポート株式会社が保有する65万件の企業データとの親和性が高く、また当社複数保有するサービスとの親和性も高くクロスセルの期待や新たなサービスとしてのポジションを構築できると期待しております。全ての事業体はシナジーやクロスセルに向け順調な滑り出しをしておりますのでご期待いただければ幸いです。
 昨年度生産性が低いサービス撤退とのトレードオフになりますが、収益性も成長性も高いサービスなのでご期待ください。

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