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本日1Qの決算を発表いたしました。
10月~12月1Qの売上的には良い言い方すれば「予定通り」
私的には納得はいっていない「普通」という結果になりました。
言い訳はたくさんあるのですが、まず結果と照らし合わせてご説明させていただければと思います。

業績ハイライト

売上は何とも言えず順調に「普通」です。
ポイントは2つあります。
一つはDX事業の伸びです。
サブスクは順調に「普通」でしたが、導入支援の付帯率が低下しており、売上の上振れ増加に寄与しませんでした。
サブスクの内訳として、ナレッジスイートは例年変わらず横ばいでした。
もう少し伸びると思っていました。
導入支援を抜いて、サブスクのみを切り取れば、SaaSビジネスは+28.8%とまあまあの結果だったとご理解いただけるはずです。
12月のビジネスブースト効果もありましたので。

DX事業売上収益

もっと行けたはずと考えていましたが、1Qの市場環境は思った以上に芳しくなかったです。そんな中、月次KPIでもお判りいただける通り、ビジネスブーストは12月より課金が開始しております。受注額残高に現れれている通り、課金開始を急ぐことで、前倒し公開=課金開始が重なり、大きく数字に表れました。課金開始に向け、少ない社員の皆が頑張りましたが、正直つらかったです(ここで無理が生じたことで、課題を発見することができました)。BPO事業は、従前より行っているマーケティング事業の売上低下が顕著に出ており、YoY+4.5%とSESの成長を押し下げてしまっている結果になっております。マーケティング事業は広告代理店経由で、大手クライアントのマーケティング業務を受注してきていましたが、この数年なかなか厳しい結果になっております。ホールディングス化に伴い、再編含めて今後どうして行くかを検討していきます

連結決算概要

営業利益ですが、前年営業利益4,700万円でしたが、結果2,700万円でした。
理由は、前年1Qに投資有価証券売却益が約2,100万円ありました。
前年の1Qは、投資有価証券売却益2,100万円+営業利益2,600万円で=営業利益4,700万円という結果でした。
今期1Qの営業利益2,700万円で、前期1Qは営業利益2,600万円でしたので結果「横ばい」です。
営業利益の横ばいだった理由は、1Qにビジネスブースト予算外の展示会出展を判断させていただいたことが大きな要因です。
影響は1,000万円以上の展示会出展による投資の影響になっております。
新しいビジネスの反応を知りたく、大阪での展示会でしたが実施を決断しました。残念ながら大阪で開催された展示会は、コロナの影響で来場者が大きく減少しており、良い結果ではなかったというのが実情です。
ナレッジスイートにおいても、展示会の影響は出ており、予定より大きく下振れた来場者だった展示会ばかりで、結果は思わしくなかったという結果でした。もっと行けたはず・・・が言い訳で、いつも通りという結果でした。

働き方改革EXPO大阪

ブーストマーケティング社、少ない全社員で受注済みのお客様対応に追われていた12月でした。嬉しい反響ではありますが、大きくオペレーション上の課題も発見し、再構築を行う必要が出てきました。
正直、受注済みのお客様対応に追われているという結果になってしまっております。良い動きでスタートしたことは良かったのですが、思わぬ業務負担が重なり、芸能事務所様、当社体制、お客様との受注後の業務リレーションを再整理させていただくことになりました。これは前向きな再整理であり、決して後ろ向きな話ではないことを強くお伝えさせていただきます。
これから大きく受注が進むことで、今以上の業務負担をさばくことはできず、どう改善して行くべきかを事前に想定できなかった結果です。
要は導入済みのお客様の反応が良いことで生まれた副産物です。
もう一度、社内の交通整理と体制を再検討させていただきます。
既に改善策は見えていますので、あと1カ月程で対応が整うと思います。

ビジネスブースト導入事例

上記事例を公開させていただきました。
事例というか、公開されたお客様のサイトです。
まだまだ事例はありますが、公開不可の有名企業様もいますので一部の公開とさせてください。
嬉しいメッセージとして、「わかりやすくアクセスが増えている。」「企業として、また社員からの評判が良い。」というメッセージを多くいただいております。
現在、実際の利用企業の声として、対談企画の評判や、効果など企業担当者のインタビューを進めておりますのでご期待ください。
タレントの皆様も、通常のタレント広告の視点とは違う考えをお持ちいただいており、「タレントの皆さんの地元企業を応援したい」「このビジネスは社会貢献の色が強いので協力したい」など今までの広告契約の考えとは違う視点でご判断いただいております。
タレントの皆様に来た企業様からの利用希望オファーの採用率は、低いタレントで35%~40%(利用企業様のサービスを、タレントの皆様ご本人が見ていただいております。)となっており、より利用企業様の熱量やビジネスモデルで採用率も変わってきているのが実情です。
これからも評判の良い、有名タレントさんのリリースを準備しながら、投資家の皆様の期待に応えていきたいと思います。
ビジネスブーストの評判が良いことから、人事異動や新規採用含めて、新しいビジネスで生まれた課題解決を進めていきますので、もう少しエンジンを吹かすタイミングまでお待ちください。

グループSaaSのARRを公開

ナレッジスイートグループにおけるSaaS ARRは良い動きだと思っております。SaaS ARRは13億円を越えました。ここは必ず伸ばしていかなければいけない数字です。というか、事業していれば必ず伸びますので伸び率ということは理解しております。
市場環境による凸凹は少なく、必ず成長をして行ける領域です。
ショット売上の導入支援などは凸凹が発生しますが、サブスクの売上が安定して成長してれば、必ずマイナスにはなることはなく、成長し続けることが可能です。ナレッジスイートグループで持つ、各SaaSが成長して行ってくれることを期待しています。

BPO事業売上収益

SESの成長は残念ながら鈍化しています。
言い訳は、エンジニアの確保が売上に直結しています。
社員エンジニアとビジネスパートナーで構成されるエンジニアは、お客様のニーズに合ったエンジニアを確保できるかで、売り上げが左右されます。
要はマーケットにエンジニアがいないという現象です。
多くのエンジニアを確保することで大きな成長が期待できます。
利益率が高い社員エンジニアと、利益率が低いビジネスパートナーエンジニアで構成されるため、ビジネスパートナーはより単価の高い仕事を求めていってしまいます。
国税調査の調べで、技術者の内、ITエンジニアの数は100万人しかいないと発表されました。
経済産業省の調べで、2030年には最大79万人のエンジニアが不足すると言われています。
これから弱小のベンチャーはエンジニアの確保ができず、インターネットサービスの開発や保守すらままならない状況に陥ることが予測されています。
良く、「サービスが立ち上がれば、コスト削減の為にエンジニアは必要ない。」という言葉を聞く機会があります。
逆に、エンジニアがいなければ、また確保できなければ、インターネットサービスを立ち上げることすらできない。また立ち上がっているインターネットサービスがあっても、エンジニアが確保できなければ、24時間365日稼働を約束することすらできない状況に陥ってしまいます。
インターネットサービスを守る為にも、エンジニアが必要なのです。
ナレッジスイートグループで社員エンジニアの数は150名前後います。
多くのお客様が利用するナレッジスイートをはじめとしたインターネットサービスを守る続けています。
またお客様が提供する、インターネットサービスを当社社員が守り続けています。

この視点を元に、2023年4月に立ち上がる、BBDイニシアティブ株式会社が存在します。
ITエンジニアの存在は、もはや社会、経済を守る必要不可欠な存在であり、「良いサービスが売れるサービスではなく、売れているサービスが良いサービスである」という視点を元に、エンジニアは良いサービスを作り続けます。もはやサービスに目を向けがちですが、それらを守るそして作るITエンジニアの存在をご理解いただければ幸いです。
ホールディングス化に伴い、事業再編、組織再編、人事異動により、社内のノイズも出てくることも想定できますが、社会的意義に向かい、社員と共に10年先30年先50年先の未来を見続けられる会社にしていけるよう頑張っていきます。


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