BS時代劇『大富豪同心3』第8話レビュー:それぞれの戦い方
人の上に立つ者の資質とは
坂田(新藤栄作)は金の力で尾張大納言を将軍として担ぎ出し、政を担おうと虎視眈々。
狙い通り、秋月ノ局(前田美波里)は上州屋が襲われたことで香住屋へ出資の検討を始めた。これを引き金に資金が一気に尾張に流れ込むことになれば、江戸の財政は破綻の一途だ。
弱り切った甘利(松本幸四郎)が卯之吉(中村隼人)と徳右衛門(竜雷太)に得策はないか尋ねると、卯之吉から返ってきたのは意外な提案。将軍自らが頼母子講の講元となれば、商人たちが安心して金を預けることができる