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我が国は、素晴らしい文化

印象派。クロード・モネの作品『印象・日の出』という作品から流行していくわけなのですが、この作品はフランスで衝撃を与えました。それまでの絵というのは「宗教」に関係するものや「写実性」・・つまり見たままを書き写す事が求められたからです。

宗教画は、読み書きができない国民(識字率は非常に低かった)に<キリスト>や<聖母マリア様>を視覚的に分かりやすく理解させるために発生したとも言われています。つまり、キリスト教の布教と神の存在を暗示させてプロパガンダをしやすくするためでした。

国民はその皇后しい絵を見て「神様は存在したんだ・・」と思いこむのです。だからこそルネサンスはあそこまでの爆発力があったんですね!( ´∀` )画家や建築家などの芸術家が重宝されたわけです。

さて、話は戻りますがクロードモネから印象スタイル(感情のまま描くスタイル)が流行ったといいましたが、そのクロードモネに非常に大きな影響を及ぼした国があります。実質、その国のパクリだとも言われています。その国は、分かりますか?

江戸です。歌川広重、葛飾北斎などの浮世絵師が輝いた化政文化です。どうしても、明治後の開国のせいで「外国が素晴らしい」という編重がついている日本ですが、江戸時代の日本の文化は非常に優れているのです。

実は、秀吉が朝鮮出兵にて陶工を拉致して佐賀に住み込みで陶磁器を大量に作らせました。それを長崎の出島から輸出して資本を確保していました。鎖国というも、このような貿易は行われていました。そして、時は化政文化が栄えた江戸後期になります。陶磁器は当然ですが割れます。なので、厳重に包む必要があります。その際に使用された紙が「浮世絵」や「春画(現在でいうエロ本)」です。

江戸では、出版文化が栄えていた事と、男社会による「エロ本」が大量に売れていた事もあり紙は山ほどありました。そこで輸出を進めていくと同時に「浮世絵」や「春画」は世界に広まります。

そんな中、ついにフランスで衝撃を迎える事となるのです。彼らは、陶磁器よりも「あれ?なんこれ?(';')」と紙を見つけます。

「なんやこれーーーー!」と。先ほども言った通り、欧州では「宗教画」や見たままを書く「写実」が当たり前の時代です。そんな時に、浮世絵や春画のような「印象」「感情」といった書く人間の心情をメインに絵を描くスタイルはさぞ驚いたでしょう。

実際、そこから印象派が流行していくのです。実は、その中に「相撲力士」が描かれたり、ひたすら女性の裸が多いのも、江戸時代文化に啓発されたからです

という事で、今日は何が言いたいかと言いますと

「そろそろ、外国がすごいという編見から脱却しようや」

という事でした。明治で無理やり「大日本帝国」になる前の地方分権スタイルではこの国の文化はトップクラス。しかも「識字率」は当時世界でもトップ。ものすごい国の集合体であった事を、僕らはもっと知る必要があります。



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