家康的世界。

徳川家康。彼と3代目「家光」は改めて,見事な統治構造を造ったと思うわけです。

1603年に征夷大将軍に任命された後,

1615年には大坂夏の陣にて「目の上の瘤」であった邪魔者「豊臣家」を滅ぼし,完全に自分の世界観をつくりあげる土台を形成しました。

新しい時代に移行する際には「争い」はつきもの。古いもの(仕組み,思想,人)をすべて一蹴し,新規開拓したわけです。

新社長が就任して社員に指示する際などに,前社長の考えを踏襲する者や仕組みを大切にする者,尊敬していた者などがすごく邪魔なので全員首じゃって感じです。

関ヶ原合戦より前から仕えた大名を「譜代大名」として身近において,  関ヶ原合戦後から仕えた大名を「外様大名」として地方を統治させました

新社長の家族・親族を役員に任命。他の部署のトップを,自分に都合の良い社員に任命したって感じです

そして,士農工商というヒエラルキー。その身分階級と同時に,思想(プロパガンダ)には「儒教」を使用。簡単に言えば「上の物を敬う」という事です。これにより,身分が下の者が上の者に反発するような事を避けた。それでも,反発する者には「拷問」とも呼べる仕打ちがなされ,江戸の民達は時間を重ねるごとに「上には逆らわない」という思想を身体にすり込んでいった。これによって,江戸ではフランスのような革命が起きずに人々を統治させた訳です。

社長は常に血縁しかなれない。役員も社長の親戚。課長などのポジションも,社長の知り合いがなるという身分制度。上司の言うことは絶対。上司の飲み会を断ろうなら体罰。最悪解雇にされる。社員には毎日勉強会やセミナーに実費で強制参加させる。常に,「社員はどうあるべきか?」という思想を埋め込まれる。そして,年数を重ねるごとに社員は上の言うことを聞くという従順さを覚えていく。という昭和や平成でも続いてましたよねこれ。

*儒教は「儒学」ともいうが,宗教ほどの強い力があるため「儒教」とも呼ばれるという説がある。 

そして,更にはオランダ等の1部以外では貿易を認めず「鎖国」が完成させます。これによって,少しづつ浸透していたキリスト教徒を除外させます。

中国や西洋からの思想やら物流までも断交するのです。

結果として民は,「儒教」一辺倒になりました。

社員は,他の会社がどんな仕組みか知らずに自分達の会社が正しいと信じ込む。いかにブラック企業でも「世間を知らない」社員には,何も疑問に思わない。という事ですね。閉鎖された世界では,井の中の蛙なんすよ。

そして結果として「太平の世」と呼ばれ,1603年~1867年(大政奉還)までの260年程度続く訳です。いや~見事。あっぱれでござんすね。なにせ,同じような統治構造は現在でもありますからね。ブラック企業なんてまだまだありますし,そこから抜け出せない人もまだいるわけですよ。

今から400年も前から,統治構造なんてのは確定している訳です。そら変わらんわけよ

政治家さんは,国民の生活なんて知らない。テレワークすりゃいいじゃんって言いながら,自分らは出勤しているよね~

仕事がない,飲食店の方は大変なんだ!って言いながら,普通に仕事があるメディアちゃん。国民の給料カットをなげきながら,自分達は鬼のような給料と賞与をゲット。

高校野球はあっさり中止にするが,プロ野球は実施。成人式なんかも簡単に中止にする。若者嫌いなんやね~。

若者が悪いなんていう風な言い方をメディアでは流し,高齢者からの好感を得ようとするメディアちゃん。

これだけ,外出自粛制限を促しておいて,若者の責任にしておいて,まさかのオリンピック開催!!!!!!!!

ま,この個の時代になってきた昨今。1人でも多くの人が,プロパガンダから脱却する事を願います。

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