ストレスを分散する視点

今日はちょっとしたテクニックの話
役に立つかは不明ですが、僕は重宝してます。
皆様にとっても、視点の1つくらいになればと思います。

注意の機能ってのがあります。

ある程度、気質的にどの機能が得意かは
決まってると言われています。

性差がどこまで関与しているかというevidenceは極めて低いです。
が、一応今の段階で言われている仮説としては
女性が配分注意が得意で
男性が持続注意が得意であるかもしれない。ってことです。

女性は子育ての観点から、一度にたくさんの注意を要すと言われてきたからです。
子供を見ながら料理しながら買い物に行く準備をする。なんていうトリプルタスクが要されるという事もあったから、能力が上がるのやろうと。

男性は、猪突猛進型で
集中するタイプ。逆に言えば、色々な事が見えてない事も多く、自分の世界に入り込む人も多い。
僕もそれです。
人の話を聞きながらテレビを見るなんてのもできない事が多い。
どちらかに、ギュッと集中するのが得意とされます。

で、今日は性差の話ではなく
注意機能を使ったテクニックです。

この注意機能ってのは、練習することで獲得できるスキルでもあります。
なので、テクニックとして知ることは無駄ではないと考えます。

持続注意型の人は、
ストレスをストレートに受け取る事が最大のデメリットです。
なんでも集中するタイプなので、
傷つく事を言われてもその言葉を直球で脳に入力されたりします。

みなさんの中にも、
人の話を流せない人っているんじゃないかなと思います。
無視しときゃいいのに、直球で受け取ったりする人。

そんな時には配分注意機能を使うと、少し注意が分散されるので楽になります。
言い換えると、脳に入力される情報を増やすのですよ。

例えば〜
電話しながら落書きがそれに当たります。
仕事とかでも
ダラダラとした長電話に付き合う必要がある時。
聴覚に全集中させてしまうと、ストレスがたまります。
なので、
この場合はペンの触覚とメモ帳への視覚情報とそして絵を書くというアウトプットと
様々な情報を入力と出力を繰り返させる事で、脳へのダメージは分散されます。

ま、ダラダラと内容のない話を聞くのが幸せ!って人はそのままでオッケーですが。

これは、絵でもいいし
ガムとか、タバコ吸う人はタバコとか、お手玉でもオッケー。聴覚以外の情報を増やします。

後、僕の病院では
精神患者に屋外ウォーキングプログラムっていうのをリハビリがやってたんですが
ただ歩くと、
それこそ無言になったり
その無言の空気を誰かがフォローしたり
無駄に会話しようとして、プライベートまでズカズカ聞いてしもたりとみんながストレス環境になることもある。
なので、みんながある程度歩けるのなら
ゴミ拾いしながらウォーキングに変えてもらいました。
そうすれば、みんな無言をそこまで気にせず
ゴミを探している。という形にできます。
共通の話題として、
あ!あそこにゴミがありますね
とか無難な会話も
ただ歩いている時よりもストレスがない会話になる。
ゴミを拾う時にジョークなんかを交えたりして
注意機能が分散されていきます。
全員のストレス環境が緩和されています。

ただ、歩く事に集中させる
って時は歩く歩行練習にすればいいし
コミュニケーションなどを促したり
ストレス環境を設定させたくないなら
そこには注意機能を分散させる仕組みを用意すればグッドです。

他にもスポーツジム。
インストラクターが直立不動で立っていて
客を見ている姿。
これは、思っているより客からするとストレスです。
見られているストレスもあるし
汗をかいてたり、苦しい表情してたり
見られたくない事も多いのに、インストラクターがじっと立っていたらストレスになるもの。

なので、インストラクターも
掃除をしながら監視すればいい。

例えばマシンから転けそうな危険があると思った客がいたら、そっと清掃するフリをして近づけばいい。何かあった時に対処できる距離にです。

これがただ客に近づいて、見ているだけなら
その客は明らかに警戒されている事が分かり
自尊心を傷つける可能性もあります

なので、この場合のインストラクターは
自分が注意を分散させる事で、他者のストレス因子を減らす事に貢献できているのです。

この注意機能の観点は至るところに使われます。

ライブコンサートでは
誰もが声出したり、ジャンプしたりとノレる訳ではない。
ならば、車椅子の人でも誰でもノレるアイテムとしてライト棒などを用意する。
それをふっているだけで、ノッているという形が出来上がる。
ただ立っているだけという状況では、そこに注意が向いてしまうが
棒をふるという作業があれば、
注意はやる側も見る側も分散されて
形となっていたりします。

とまぁ、様々な使用法がある注意機能です。

昨今であれば
若い子が、イライラする人がいた時は
携帯ゲームしながら話すという戦略をとってたり

電話かかってきたフリをして、その場から逃げる戦略もある

ストレス因子からは、注意をバッラバラにさせると結構スムーズにいったりしますよ(^^)

僕は基本的にストレス因子になる人間とは
1秒も関わらないSTYLEですが
それでもどうしても関わらないといけない時は、
必ず携帯で論文見ながら、ちょっとだけ聴覚を傾けるくらいにしてます。

後は、眉毛とか髪型とか歯並びとか観察して家の洗面台でどれくらい時間かけてんかな?とか頭でめちゃくちゃ考えながら話を聞いて分散させてたり

ま、何が言いたいかってのは
ストレス因子に直球でぶつかるのはやめよって事です。

自分という人間が、自分に対して
ストレスだよ〜!(>0<;)
という信号をくれているのやから、
そこは受け取ってあげて、
なんとか分散させてあげたり、
逃げてあげたり、
思いっきり相手をぶっ飛ばしたり
色々な戦略をとってあげてほしいなと思います(笑)

自分を大切にするってのはそういうことで。

それを我慢!ってのが日本人の傾向です。
悪しき傾向ですよ…
その結果、爆発するのです。

自分という人間ってのも
1人の他人ですよ!!

自分を粗雑に扱ったらあかん!!!

自分が何をストレスと感じるのか?
自分が何をすればストレスが消えるのか?
それは、あなたにしか分からない。
他人にはわかるわけがない。
あなたが、あなたと向き合う事しか
答えはないのですよ。

それでは。よいレインディを!\(^o^)/

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