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ポジティブなだけじゃない!健康的な自尊心のつくりかた

良い自尊心をつくる 自尊心の心理学VOL.6

前回は「良い自尊心と悪い自尊心」について解説しました。自尊心と聞くと、とりあえず高ければ高いほど良い!と思いがちなのですが、実際にはそうではないのですね。

しかし、一方で、自信が低すぎることも問題になります。たとえば、「自分が価値のある人間だとはまったく感じられない(自己価値が低い)」ですとか「自分自身についてまったく満足できない(自己満足度が低い)」といった状態で、「自分は最悪だ!」と自己嫌悪にまで陥っているパターンです。

自尊心は高すぎてもダメで低すぎてもダメということで、今回は「役に立つ、良い自尊心のつくりかた」について解説していきます。

適切なレベルに調整された自尊心を身に着けるために、4つのポイントに沿って話していきますので、最後までお付き合いください。


良い自尊心のつくりかたその1

間違ったアファメーションを使わない

アファメーションとは、「私は可愛い!」「私は成功する!」「自分が大好き!」といった言葉を鏡のなかの自分に向かって語りかけるものです。

一見すると暗示的な効果がありそうな気がしますが、これには致命的な問題があり、もともと自己価値の低い人が使うと、自分のことをさらに悪く感じてしまうようになってしまいます。

こうなってしまう心理的な理由は、自分にうそをついているからです。

自尊心が低い人にとって、ポジティブな暗示や宣言は、自分のなかにある本当の信念に反しています。

このために矛盾した気持ちが生まれ、さらに自己嫌悪に陥ってしまうのです。

皮肉な話ですが、こうしたポジティブなアファメーションが効果を発揮するのは、自尊心がすでに高い人たちのなかの一部の人間だけなのです。

しかし、だからと言って、「自分はダメなやつだからおとなしく生きよう」というような言葉をかけて、自尊心が高まるわけではありません。

では、自尊心が低い人はどうすればいいのでしょうか?


良い自尊心のつくりかたその1-2


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