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心理学検定キーワード第1章【原理・研究法・歴史】1.7-(調査法)
街できれいな女性に声をかけられたら、ただのアンケートだった。
今は街角アンケートとかあまり見かけないですけど。
一昔前は普通にありました(一昔前っていつだよw)
アンケートの回答率を高める為に
奇麗どころを揃えてくるんですね。
まんまと引っかかりそうになった記憶があります。
さて、本日のテーマは調査法です。
内容としてはそこまで難しくありません。ポイントとしては
・調査法の種類(回答の仕方や手続きの違い)
・長所と短所
・質問文の回答に対する影響
この3つを抑えたら基本はオッケー!
では、本日もまとめの方はーじめて行くぅー!
→まとめ1.7(調査法)
研究データの収集法の1つとして調査法があります。
調査法と聞いたら
質問紙がメイン!と思ってもらって大丈夫でしょう。一番利用される代表的なものだからです。
イメージしやすいのがアンケートですね。
後日説明する1.9(検査法)にも質問紙法といって質問紙をつかうものがありますが、こちらとは区別しないといけません。
区別する為に、調査法の質問紙の事を調査票と呼ぶ事があります。
→質問紙(調査票)の回答のしかた
回答のしかたによって、質問紙調査を分類する事ができます
・単一回答法
・複数回答法
・自由回答法
の3つを抑えます
単一回答法は1つの質問に対して多数の選択肢の中から1つ選ぶ方法です。
はい、いいえで2択で答える場合もあれば
1.とても満足している 2.満足している 3.普通 4.あまり満足していない 5.全く満足してない
等、段階を設けた上で1つ選ぶ事もあります。
この方法を評定尺度法(リッカート法)といいます。
複数回答法は1つの質問に対して多数の選択肢の中から複数選ぶ事が出来る方法です。
例としては選択肢が
(①年収、②性格、③学歴、④外見、⑤家族構成、⑥趣味の一致、⑦趣味が合う、⑧価値観が合う)だったとして
・結婚を決める上で重要と思う条件に◯をつけてください(複数回答可)
・結婚を決める上で重要と思う条件を次の中から1位から3位まで3つ選んでください。
みたいな感じです。
自由回答法は質問に対して自由に記述してよいものです。
・年末ジャンボ宝くじで1等前後賞合わせて7億円当選したら、どのようにつかいますか。(ご自由にお書きください)
という質問に対して、好きなように答えます。
7億か。。田舎に住んで自給自足の生活する為に使いますね。お金ほちい。
→質問紙調査における注意点
質問紙調査おこりうる問題点を考えてみましょう。
質問紙ですので
・質問の内容や順序で起こる問題
・回答する側の問題(特性)
の2つの側面がありそうですね。
当然ですが、質問が難しすぎて答えられないとかは論外ですねw
また、どっちにも解釈できそうな表現も困ります。
例えば単一回答法で答えがはい・いいえの2択の場合に
「このカレーは香りが良くて、美味しかったですか?」
なんて聞き方をすると
美味しいけど、香辛料の香りは苦手やから、どう答えたらいいの??
って事になります。
このように、1つの質問に2つの内容(香りの良さと美味しさ)を聞く事を
ダブルバーレル質問
といいます。
ダブルバーレル質問のような質問内容による問題の他にも
質問の順序によって起こる問題もあります。
例えばこんな質問の聞き方があったとします。ちょっと極端ですけどw
質問1「あなたは小学校受験によって、子供に与えるストレスが子供の自己肯定感を下げるという事をご存知ですか?」 はい・いいえ
質問2「あなたは小学校受験をするべきと思いますか?」すべき・すべきでない
この順序で質問されたら
質問2の答えはすべきでないに偏りそうじゃないですか?
このように、質問の順番が回答に影響を及ぼしてしまう事を
キャリーオーバー効果
といいます。
上記の質問だと、質問の順番を入れ替えると影響は抑えられそうですね。
回答する側の特性については以下の傾向を抑えておくと良いですね
・黙従傾向 はい・いいえの質問の際は肯定的な、はいを答えやすい
・中心化傾向 評定尺度法等の5段階の質問の際は回答が中心によりやすい
・社会的望ましさ 回答者が社会的に望ましい回答を答えやすい
などがあげられます。
→調査法の手続きの違いによる分類
データを得る手続きの違いによって
・面接調査 調査員が訪問、インタビューで直接回答をもらう
・郵送調査 アンケートを対象者に郵送、返送してもらう
・電話調査 電話で聴き取りする
・集合調査 会場に集まってもらってアンケートや聴き取りをする
に分ける事が出来ます。
メディアによる、内閣支持率や政党支持率は上記の
面接調査・電話調査が行われるようです。
長所・短所は手続きの違いからある程度は解るかなと思います。
時間があったらまとめて表にでもしますので、また確認してください。
→調査法(おもに質問紙)の長所と短所
長所と短所を考える時は、必ず特徴を抑えて、そこから考えるようにしましょう。
単に暗記だけだと、理解が抜けてしまうので問題の聞き方がややこしくなると全く太刀打ちできなくなります。
とはいっても暗記した方が早い!という人もいるかと思いますので、以下短所と長所上げておきます。
《長所》
・「短時間で多数の調査対象者からの回答が得られる」
・「データの収集条件を統一できる」
・「実施が比較的容易である」
《短所》
・「調査対象者の嘘を見抜きづらい」
・「事実と異なる回答を得る可能性がある」
・「質問文そのものを理解できない可能性がある」
です。
→予備調査がキモになってくる
ぶっつけ本番とかありえないですしw
・調査対象者の選別
・質問項目の内容、量、時間
など、先に予備調査したほうがいいですね。
以上!
1.7(調査法)のまとめでした。
まとめノートは後日アップします。
少しでも理解できるよう、興味を持ってもらえるように工夫しながらこれからもまとめ頑張りますので
目に留まった方は是非、スキ!お願いします!!
長文にお付き合いありがとうございました。では次の単元で!
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