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ヤングガン、〝仲間〟たち、って言葉、深夜書店。

 記憶には、はじまりも終わりもない。

 〝仲間〟たち、って響き、。

 時代を超えて、生きつづけるから。

 友人の歌人の若き知人女性も参加し、カメラ男女友の会として風景写真を求めての散策活動は街角でいい写真を撮ることの感性や意欲を上昇させてくれている。
 俺(詩人)は、残念なことに彼や彼女らと住居が遠い。
 自身の倉庫荷物の整理なんかでも忙しい日々で、共にその活動に合流することはなかなかに久しいわけではある。
 だが、その活動についてはLINE画像などで確認できる。
 
 景色、は無限大にその表情を生命にあたえていることが伝わってくる。

 〝仲間〟たちって言葉も、。

動画↓。映画予告編1分32秒。

 ビリー・ザ・キッドの活躍を描いた映画作品「ヤングガン」
 倉庫荷物を片付けていたらコレクターズDVDが出てきたので少し前に久しぶりに観た。
 この作品は、これまで幾度となく観てる思い入れの深いものだった。
面影とも、かつての暮らしのなかで一緒に観た作品だ。
 
 歳月が流れてこそ、たくさんの想い出に寄り添うなかでも新たに沁みてくるものが、いつだってある作品だ。
 初めてみたときの胸の高鳴りや、その本質も。
 緊迫した銃撃戦の数々、疾走する馬からの激しい撃ち合い、西部劇ならではの躍動場面のみに胸を躍らせていたのではない。

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 流れ者だったビリーや、行き場のない天涯孤独の若者たちを ‶家族〟として迎え、
 共に過ごした父親的役割りのジョン・タンストールが、
 対立するマーフィ勢力の者たちに殺される。

 それによって保安官代行バッジを手にしたビリーたちだが、自警団として犯人逮捕に奔走するも怒りにまかせた行動から解雇される。
(つ~か、マーフィ勢力とはいえ現役保安官を殺したらあかんやん、、)
 それによって保安官や、マーフィ勢力の両方から追われてしまう。
 1878年に起きた《リンカン群の戦い》での史実を踏まえた映画だ。

 この時代のアウトローも瞬間的に生きていた。
 パンクで、ならず者だ。
 そんな者と〝仲間〟たちの群像劇からは時代を超えて伝わってくるものがある。
 観るときは、いつだって、、。
 
 敬愛する者を失う怒り、復讐、殺伐とした空気、〝仲間〟との絆、。
 そんな景観のなかでこそ、若者たちそれぞれの眼差しや、行動からも浮かび上がってくるものが響くのかもしれない。
 
 やるせなさ、。生きていくことも、立ち向かっていくことも、。
 
 舗装されていない道には土煙がたちこめて、多くの人物はうす汚れている。
 泥まみれといってもいい。
 けれど、ときにその見た目の汚れぶりこそを天涯孤独の若者たちの純粋さが、温かく麗しいものに映えさせてもいる。

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 うす汚れた手で摘んだ草花でも、、
「詩」がいとしきものへの心に届くことがあるかもしれない。

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 裏切者であると睨んだ者に直感で撃ってしまう衝撃。

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 追って来た賞金稼ぎに撃たれ果てる〝仲間〟。

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 共に行動していくことへの苦悩、、。

 友情、とは。

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「俺の部族は心を許し合った〝仲間〟だ。おまえは本当の部族を失おうとしている。」

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・・生き抜くこその信念、。
 
 「男は毎日、自分をテストするんだ。テストをやめちまうと腕が鈍る。そしたらやられる。」

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 反目し、ののしり合っていた者たちにも友情が芽生え、ラストでこの友情は馬をめぐって地味ながらも味のある場面を響かせる。

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 新婚生活、よりも〝仲間〟たちを選んだ者のこのあとの鮮烈な生き様、。

動画↓。イントロ1分47秒、ラストの銃音注意(笑)。

 ビリー・ザ・キッドを描いたこれまでの作品では冷酷で他者を見下す人物像であったそうだが、21歳で生涯を閉じた若者としての、温もりも感情もある彼なりの頑固で正義な人柄があらわれているように感じさせるのが「ヤングガン」だ。
 演じたエミリオ・エステベスは、狂気をはらんだやんちゃ坊主という解釈の元にハマり役だった。口角の上がった口元とは対照的に、けして笑ってない目がゾクッとくる、まさに殺し屋。

で、この動画↓。1分40秒。

 そそ、この「ヤングガン」には有名な俳優がほんの一瞬だけカメオ出演している、俳優の〝仲間〟たちのもとへと来たついでにノリで出演したのかはしらんけど、。
 撮影現場を訪れたトム・クルーズがクライマックスの銃撃戦での撃たれ役として、、。
 わかりにくい姿を見つけたときは、なんかうれしい。

「ヤングガン」けして色あせない、映画だ。

 終幕、で語られたこともずっと胸に残っている。

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 彼、が死してその墓石に何者かが文字を残して去ったという、刻まれた文字は、ひとこと、。

 〝仲間〟たち、って言葉を、。

 この「ヤングガン」はそういったラストだったので続編の予定は当初なかったのだろうが、「ヤングガン2」が後に制作された。 
 誰ものこころに寄り添うかどうかは別にして、これはこれで観るべき価値はある作品だ。
 サントラ曲は、ボン・ジョビだ。カメオ出演もしている。

 ビリー・ザ・キッドの活躍を描いた映画作品「ヤングガン」
 
 俺(詩人)のこころに寄り添っている。
 きっと、ずっと、。

 記憶には、はじまりも終わりもない。

 〝仲間〟たち、って響き、。

 時代を超えて、生きつづけるから。

動画↓。「ヤングガン2」 • Blaze of Glory • Bon Jovi 5分54秒。


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