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【読書感想】アイデアは作るのではなく「探す」「見つける」

はじめに

高卒でブライダルの専門学校に行き、新卒から7年くらいずっとブライダル業界でお仕事をしております奥野と言います。

いつもプログラマー成長日記読んでくださっている皆様ありがとうございます。

違う投稿もと思い、今日は書籍の紹介というか、面白かった本の内容を少し文字にしながら、頭を整理します。

ブライダルの現場(結婚式場)から離れて、今は企画系のお仕事をしているので、アイデアの本や、企画系の本をここ1年くらいでよく読んでいるのですが

最近読んだ「考具」という本が、すごくすごく具体的な内容で、おもしろかったです。

博報堂勤務の加藤昌治さんという方が出している本ですが、初版は2003年なのですが、この前五反田のTSUTAYAに行ったら平積みされていました。

私の好きな「けんすう」さんがおすすめ!と、ロケスタ君が目に飛び込んできて、即買いでした(笑)

アイデアとは

①作るのではなくて、「探す」「見つける」
②わがまま→思いやり
③既存の要素の組みあわせ

とのことです。

考具とは?

考具とは・・・考えるための道具である。

アイデアは、自然に降ってくるものや、ひらめくもの、センスなどではなく、徹底的に頭の使い方を覚えることと、量で、後天的に身に着けることができる。

その考えるための道具を全21こ紹介してくれているのがこの考具という本ですね。その中から、すぐにでも活かせそうなことを、いくつかピックアップたいと思います。

考具一覧

ここから、本で紹介している考具のラインナップを紹介していきます。タイトルだけだと何か分からないものが多いと思うので、個人的に良いと思ったものを、紹介します。

①情報を仕入れるための考具

1.カラーパス
2.聞き耳を立てる
3.メモを取る
4.七色いんこ
5.フォトリーディング
6.臨時新聞記者

②アイデアが広がる考具


7.アイデアスケッチ
8.ポストイット
9.マンダラート①
10.マインドマップ
11.アイデアスケッチ
12.連想ゲーム
13.オズボーンのチェックリスト
14.ブレーンストーミング

③アイデアを企画に収束させる考具

15.5W1H
16.タイトル
17.ビジュアライズ
18.マンダラート②
19.企画書

④行き詰った時のアドバイス

20.アイデアマラソン
21.問いかけの展開

①-1【カラーバス】

これは、例えば今日のラッキーからは「赤」という風に決めて、今日1日は赤色のものを集中してみるようにする。

すると、今までは視界に入っていただけのものが、意識的にみることで、「あ、今日は赤い車が多いな」「あのお店の看板赤い」「赤い靴下履いてる」と色んな赤に目が行くようになるのです。

一見関係のなさそうなものが、終結することに意味があり、こういったところからアイデアは生まれるそうです。

人はつい自分に関係のあるものや仕事に関係あるものにばかり目が行きがちになりますが、少しの強制力をもたせて、意識的に違うものを見るという訓練です。

一度しっかり意識をした!というその事実だけでOkだそうです。この先のアイデアを出すときに、思い浮かべばラッキー。

他にも、

-形状
ー位置(高い・低い)
ー音

など、何でもよいが毎日変えて、意識的にみると良いそうです。

これ、すぐ使えますね。

②ー9【マンダラート】

これは、アイデアを拡げるさいに使う考具です。大切なのは、一直線に考えず、四方八方に意見やアイデアが展開をしていくイメージ。

用意するのはこういった9つのマス。

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ここの中心に、テーマを書き、そのテーマに対するアイデアや問いを周りに書いていく。こんな感じです。

マンダラート

8個目、9個目とかになると、よくわからない無理やり感のある答えになるけど、そこは止めずにそれもOKとする。ここが結構重要。

そして今度は、この出た周りのテーマを、新しいマンダラの中心に書いてさらに8個展開をしていく。

こうすることで、すでに頭の中にある要素をうまく引き出すことができる。アイデアを出すことと、選択すること、判断することは、全くの別物として考えておくことが良いそうです。

とにかく、広げる。そして出た要素をうまく組み合わせる。

②-13.オズボーンのチェックリスト

これも、すごく使いやすい考具だと思います。

アイデアをポンポンと浮かんでくる状態というのが、どういう時か?それは、アイデアが出るとき。

アイデアがアイデアを生むのです。

行き詰ったときに、アイデアを生み出すための要素の組み合わせ方、その基本パターンが網羅されています。

■転用したら?
┗現在のままでの新しい使い道は?

■応用したら?
┗似たのものはないか?真似はできない?

■変更したら?
┗意味、色、動きやにおい、形を変えるのは?

■拡大したら?
┗大きくする、長く数r、頻度を増やす、時間を延ばす

■縮小したら?
┗小さくする、短くする、軽くする、圧縮する、短時間にする

■代用したら?
┗代わりになる人や物は?材料、場所は代えれる?

■置換したら?
┗入れ替えたら?順番を変えるのは?

■逆転したら?
┗逆さまにしたら?上下左右・役割を反対にしたら?

■結合したら?
合体、混ぜる、合わせたらどうなる?

これを、問いかけてメモしてみると良いそうです。たしかに、何か新しい突破口が見つかりそうな感じはしますね。

同じ情報源からも、角度を変えることで新たなアイデアを複数生み出すことができる、非常に強力な考具だと思いました。

さいごに

というわけで、どれもすごく良い考具です。この中のどれが自分のライフスタイルや、仕事のルーティンに取り入れやすいのか?を自ら選ぶのが良いのじゃないかなぁ?と思いました。

なによりも大事なのは、

ー頭の使い方を覚える
-とにかく、量をたくさん出すこと!質はそのあと。

やっぱり、行動の力、努力の量は裏切らないということですね。

ぜひ、読んでみてください♪

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