格ゲーマーの投資1年目やったことと成績報告
夜でもおはようございます、K.P.K.(小池ピアノ教室)砂場です。
夏ももう終わりですがコロナウイルスの第5波に怯え、相も変わらず引きこもり生活を続けています。
一応ワクチンは2回目の摂取を終えたのですがなんかそれでも大手を振って外に遊びに行ける雰囲気ではないですよね。
我々はいつになったら元の生活を取り戻すことができるのでしょうか。
今回はそんなコロナウィルスをきっかけに始めた挑戦の1つ、投資についてです。
Twitchの収益化とかリングフィットアドベンチャーとかそもそもこのnoteを書くこととか色々やってきましたが、投資に関しては失敗すると大変なことになるのは承知の上だったので一番緊張感のある挑戦となりました。
何気にnoteのフォロワー数も100人を超えてそこそこ調子に乗ってきましたので今回初めて有料の記事とさせてもらいました。
有料部分は私の投資成績と実際投資を始めてみてどのような失敗があったかといった実体験を綴っています。
無料部分では投資をするにあたりどのような準備をしたか、投資にはどのような危険性があるかを私なりにわかりやすく書きましたので是非無料部分だけでも読んで頂けると幸いです。
まずは落ち着いて投資について知ろう
この記事を見てくださっている皆さんは恐らく投資に興味があったり、投資を始めてみたい人だったり、すでに投資をしているけど何かの参考にしようとしている人だと思います。
皆さんの投資を始めるキッカケとは何でしょうか。
私はコロナ禍によりお金を使う場面が極端に減り、余剰資金が増えたことが大きいです。
結婚はしたいですが交際している相手もおらず30歳で子供部屋おじさんを生業にしており、趣味がゲームとVtuber鑑賞という終わりっぷりなので数少ない友人との会食やカラオケ、銭湯などにお金を使う機会も無くなりぶっちゃけ全部貯金に回っていました。
もう1つのキッカケとしては寝ててもお金が自動で入ってくるようにしたいというのがありますが、これは全人類の願望なので割愛します。
で、色々キッカケがあって投資を始めると思いますし、投資にもそれはもう多種多様な手法があります。
1つ皆さんにお伝えしたいのが「投資を始めてみよう!」と思っても無為無策で突っ走るのは控えめに言ってヤバイくらい危険だということです。
タイトルに"格ゲーマー"とつけましたがこれは私が一応格ゲーマーを自称していることと、私のフォロワーさん達にも注目してほしいことと、もう1つ昨年格ゲーマー界隈でちょっとだけ話題になったとある方の投資についてのお話を紹介させて頂きます。
お名前を直接書くのもアレなので伏せた形にしますが、ブレイブルーのヒビキ使いとして有名なN氏ですね。
私は全くお会いしたこともお話したこともありませんが格ゲープレイヤーwikiにも名前が載っており界隈では十分有名人と言えると思います。
既に削除済みですがN氏は昨年10月にこのような旨のツイートを呟きました。
「月利10%の投資案件を紹介してもらったので投資を始めることにしました」
おわかりいただけただろうか?
この文言に違和感を覚えることができているのであれば投資知識についてちょっとだけ自信を持ってください。ちょっとだけ。
言うまでもなくおかしな点は月利10%というところですね。
かつて銀行に預けているだけで生活ができたといわれるバブル期の1980~1990年代の利率ですら年利6~8%です。
2020年に月利10%って何事だよって感じです。
当時明らかな投資詐欺に引っかかるN氏を遠回しに心配(?)するフォロワーさんたち、今はGGSTやポケモンユナイトをプレイしているようですがこの件のケリはついたのでしょうか。
N氏が引っ掛かった投資詐欺の超有名手法"ポンジスキーム"
引用元:リベラルアーツ大学
こういった投資詐欺は投資の界隈では日常茶飯事に横行していますが、月利10%というのが一般的にはあり得ない利率だということを知っていれば被害は回避できます。
また実際に投資を始めてコンスタントに利益を上げるならば銘柄選びもある程度知識は必要でしょう。
ここからは私が参考にした書籍などをご紹介しようと思います。
参考書籍
漫画 バビロン大富豪の教え
まず難しい本は読みたくないと思ったのでわかりやすい漫画で且つよく売れているという単純な理由でこちらの書籍を買いました。
この書籍は投資についてももちろんですが、お金との付き合い方や心構えについてがストーリー仕立てでわかりやすく描かれています。
タイトルに"五つの黄金法則"と書いている通りこの五つを書いたら思い切り本書のネタバレになるのですが嚙み砕いて書いていきます。
①.収入の10分の1を貯金に回しましょう
②.お金に働かせましょう(投資しよう)
③.投資に詳しい信頼できる人と知り合いになりましょう
④.自分が理解していない投資には手を出さないようにしましょう
⑤.④を守らなかったらお金を失うことになります
めっちゃ普通のことしか書いてませんが意外と①すらできていない人もいるのではないでしょうか。
お金持ちになるためにはどうするべきか、お金を貯めるためにはどうするべきか、投資を始めるまでに何を準備するべきか、投資を始めたら何に気を付けるかなど、投資を始める前に読む本としては最適かと思います。
節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本
お金や投資の書籍って胡散臭い個人の感想が永遠に書き連ねられている危険なものも多く出回っているのですが、こちらの書籍は純粋にお金や制度の仕組みや知識のみが記載されており著者の個人的な感想や意見はほとんど書かれていないのでお金に関しての辞書のように使える書籍になっています。
こちらの書籍には下記の7つの項目について解説されています。
①.お金とは?
②.稼ぐ
③.納める
④.貯める
⑤.使う
⑥.備える
⑦.増やす
例えば人生において最も大きな買い物とされる住宅について、戸建てにするのかマンションにするのか、中古にするか新築にするかなどに迷っているのであれば本書の"⑤使う"の"住宅を購入する"というページが参考になります。
このようにお金のことについてわからないことがあればその都度本書を開いて調べたり参考にしたりすることができます。
投資をしない人にとっても非常に有益な1冊です。
金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
本書のタイトルは知っているという人は多いのではないでしょうか。
20年ほど前に売れに売れたお金に関する有名な書籍ですね。
ただ、この書籍マルチの聖書と呼ばれるほど悪名高い1冊です。
内容も結構過激で、ことあるごとに
「サラリーマンはやめて企業しよう!」
「不動産を買おう!」
「セミナーや講演会に積極的に参加しよう!」
といった胡散臭い内容が繰り広げられており、実際参考になることも書いてあるのですが如何せん何の知識も持たないまま読むのは危険かと思われるので全くオススメしません。
少なくともこれを読む前にもっと読むべき書籍がいくらでもあります。
バカでも稼げる 「米国株」高配当投資
色々調べていくうちに米国株に投資するのが私の投資スタイルに最も合っていると気づき、やはり難しい本は読みたくないのでタイトルに惹かれて購入しました。
帯に中田敦彦がいて少し不安になりましたが、タイトルに偽りはなくIQ2の私でもとても理解しやすい1冊でした。
投資のことを調べていくと"ETF"だとか"インデックス投資"だとかいう用語が飛び交ったり、証券口座はどこで作るか、日本の株式と米国の株式ではどういった点が異なるのかなどを知る必要があると思いました。
もし皆さんが米国株に興味があるならとりあえず読んでみても良い1冊かなと思います。
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法
この書籍を読むころには私の中で実践したい投資スタイルというものがかなり具体的になっていたように思います。
FIREとは"Financial Independence, Retire Early"の略称で経済的自立と早期リタイアという意味の言葉です。
最近よく5ちゃんねるのスレでも見かけるようになったりして一般にも浸透してきた概念だと思っています。
まさに寝てるだけでお金が入ってくる生活を送るためにはどうすればよいかが著者の体験をもとに書かれています。
年収別の投資手法や著者が実際に投資している銘柄なども余すことなく紹介されています。
ETFの種類やそれぞれの特徴、個別株に投資するときのセクター分けについても細かく解説されているので、本書を読むことによって自信をもって投資を始めることができると思います。
参考Youtuber
両学長 リベラルアーツ大学
現在登録者数146万人のお金に強いライオンこと両学長のチャンネル。
投資に関することや生活での節約方法、ふるさと納税のことからNHK受信料を払わない方法までありとあらゆるお金に関するコンテンツを配信しているチャンネルです。
ホントか嘘か正しいか間違っているかはさておき、MindMeisterで作成されたチャートに沿った解説や、Vyondで作成されたアニメーションは書籍よりも非常に理解しやすく動画というコンテンツの強みを最大限に活かしたチャンネルとなっています。
そもそもお金のことについて何から調べればいいかわからない人は、まず両学長のチャンネルから動画タイトルで気になったものから見てみるのもいいかもしれません。
ちなみに書籍も出版しているらしいです
私は動画で十分だと思っているので購入していません
高橋ダン Dan Takahashi
時事をつかむために見ているYoutuberその①
株のみならず仮想通貨や金・銀の直近の値動きについても解説されているチャンネルです。
とにかく新鮮な情報をいち早く伝えてくれるので時流をつかみたいときにチラチラ見ています。
ちなみに書籍も出版しているらしいです
私は前述した5冊で十分だと思ったので購入していません
高校生でも分かる米国株
時事をつかむために見ているYoutuberその②
高橋ダンと比べると米国株に焦点を当てているチャンネルです。
花子氏の情緒が若干不安定なのが気になりますが米国株や中国株などの最新情報の他にも、ひろゆき氏や中田敦彦氏などの有名インフルエンサーが発言した投資の考え方に対して自分の考え方との相違点を述べる動画もあり、視聴者の思考が一辺倒にならないような工夫が凝らされています。
謎に最近サムネで釣ろうとしていますが意味不明なのでやめてほしいです
中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY
全然紹介したくないんですが有名インフルエンサーの1人として一応書いておきます。
Youtubeを頻繁に見ている人では知らない人の方が少ないでしょう、圧巻の登録者数400万人超えの元吉本芸人中田敦彦氏のチャンネルです。
動画の内容としては色々ありますがメインとなっているのは書籍の内容をかいつまんで説明するシリーズです。
本屋さんで見かけて気になってたけど買おうかどうか迷ったときにとりあえず中田氏の動画を見て軽く内容を把握するという感じで見たりします。
あとは単純に活字が苦手な人にとっては助けになると思いますが、たまに書籍の内容を曲解しすぎる時があるのでそういう動画には注意しましょう。
この動画のセコイ所はどんなとんでもない内容でもこれは中田氏の意見ではなく、あくまで「書籍にそう書いてあった」と責任転嫁できるところにあると思っています。
後述しますがあまり発信者の言うことを鵜呑みにしないようにしましょう。
書籍の帯にこの人がいると不安になるランキング第1位
大河内薫のマネリテ学園
投資とは少しずれるかもしれませんが税金関係に強いチャンネルです。
税理士の大河内薫氏がお金のことや税金についての情報を発信しています。
目標は「学校教育で税の勉強をする機会を与えること」とのことで、義務教育でお金や税金の勉強ができないことに危機感を持ってYoutubeでの活動を始めたらしいです。
その思想にはおおむね賛同しますがツイッターのフォローリストにイ〇ハヤがいたりやはり胡散臭さを隠しきれていないYoutuberです。
ただ、税理士としての知識は間違いなく豊富なのでふるさと納税など活用できる動画はしっかり参考にさせてもらっています。
ちなみに書籍も出版しているらしいです
私はフリーランスでは無いので購入していません
以上、私が投資を始めるに当たって参考にした書籍とYoutuberの方たちでした。
圧倒的に胡散臭い人はYoutuberの方が多いですが、書籍にも胡散臭い本というのはたくさんあります。
一例ですがこんな本がAmazonでベストセラー1位となったことがありました
何事も売上の高さ=質の高さとは限りません
皆さんに覚えておいて頂きたいのは情報の取捨選択は必ず自分の判断で行ってほしいということです。
投資に限ったことではないかもしれませんが、何かを始めるにあたって下調べをすることは非常に重要です。それが金銭が絡むことであれば尚更です。
どのように取捨選択すればよいかわからない人はとにかく1冊の書籍や1人の人ではなく複数のソースから情報を得るように心掛けましょう。
新聞ですら産経と朝日では書いていることが全く違うことがあります。
自分なりに信頼できる複数の書籍を読んでみると同じような内容を何度も読むことになると思います。
その"どの書籍にも書いてある内容"こそが信用に足る情報であると私は考えています。
例えば、一般的な長期投資で得られる平均的な利率は年利でおよそ3~5%程度と言われています。
この"常識"を知っていれば冒頭にご紹介した月利10%なんていう胡散臭い投資案件に手を出そうとは誰も思わないワケです。
情報のソースは書籍でもテレビでもネットでも友人でも良いと思いますが、必ず複数のソースから得るようにしましょう。
※今回参考にしたYoutuberを紹介しましたが、私は基本的に彼らが持っている知識以外のことは1ミリも信用していません。
投資のスタイルと投資の危険性について
投資の危険性については既に述べておりますが株式にせよ仮想通貨にせよ家族や友人と話題になった時にこういう言葉をよく聞くのではないでしょうか。
「投資なんてしたらダメだよ」「投資は危ないよ」「どうせ金無くなるだけだよ」
実際に私もリビングで食事中に投資関連のニュースが流れた時に家族とその話題について会話すると大体こんな感じになります。
この意見については今でもその通りだと思っています、何故なら投資はどのような種類であれお金が減る可能性があるからです。
ですが当然ながらお金が増える可能性もあります、お金が増える可能性が無ければ多分世界中の誰も投資なんてやっていません。
ただ、この理屈で言うとパチンコとか競馬も同じですよね、まぁ実際個人投資家も勝ってる人1割負けてる人9割なんて言われているのでそこだけ聞くと同じようなものかもしれませんが、パチンコや競馬は何故危険なのかは皆さんでも説明できると思います。
言うまでもなく賭けた馬が勝たなかったり、台で当たりを引けなかったら負けてサンドに入れたお金は無くなりますよね。
では投資においてお金が減るのはどういう時なのでしょうか。
もっと言えば投資って何故危険なのでしょうか。
ちなみにこの質問を母親にしたところ「お金が無くなるからアカンねん!」と非常に説得力のある答えを頂きました。
要するに投資に対して否定的な人は大体投資について何も知らないか投資でスッコスコに負けた人かのどちらかです。
投資を始める前に投資の危険性を知っておくことはとても大切です、投資はどうすれば負けとなりどうすれば勝ちとなるのか知っておきましょう。
そもそも"株"とは何なのでしょうか、ググったところ下記の解説がわかりやすかったので引用いたします。
企業(会社)が会社を大きくする時や、会社をはじめようする時や、新しいサービスを行おうとする時など理由は色々とありますが、手元のお金だけでは足りない場合に、資金を調達(いろいろな人(投資家)から集める)するための手段として、その企業のオーナー権利を発行しており、それを株と呼びます。企業は、投資家が株を買ってくれたその資金をもとに事業拡大などをすることができるのです。「株を買う」ということは、その企業に出資し、事業資金を提供していることを意味します。
あなたが接している多くの製品は企業が作っています。たとえば、身の回りの物で洋服、テーブル、冷蔵庫、テレビ、文房具・・・・といったもの。私たちが使っているシャープペンシル、これは名前の通り東証1部に上場しているシャープ(6753)が作ったことに由来しています。
けれども、そんなシャープのような大企業でも最初は中小企業の何もないところからスタートしたのです。 どんな企業でも最初はお金がないので、株式会社の場合、事業の説明を行って投資家からお金を集め事業を行うのです。
その代わり、会社はお金を出してくれた投資家に対して、毎年利益の一部を株主に「配当金」や「優待」といった形で利益の一部を還元してくれるのです。
あなたは、このように将来利益が大きくなると予想した会社にお金を出資(株を買う)し、配当金を毎年もらったり、大きくなった企業の株を売却することで利益を得ることができるのです!
引用元:みんかぶ(みんなの株式)
厳密には違うのですが株=企業の価値と理解しておいて大丈夫です。
とにかく引用した文章の最後の3行が重要ですね、企業の価値というのは日々変動し続けます。
下記にANAの5年間の株価チャートを引用します。
2016年8月からのANAのグラフ
引用元:Google Finance ANA
説明するまでも無いと思いますがこのグラフは上に行くほど株価(企業の価値)が高く、下に行くほど株価が低いということになります。
2020年3月13日にガクッッッと下がっているのが印象的ですね。
この日は丁度日本で緊急事態宣言が成立した日となります。
正直あの当時は誰でも旅行には行けなくなる状況が想像できましたよね。
株価はその企業に対する人々の心情が結構ダイレクトに現れます。
それ以降も上がっては下がってを繰り返していますが、これはコロナの流行と緊急事態宣言の発出が繰り返されている様子が見て取れます。
ではANAの株を買って利益を上げるにはどうすればいいかというと、株価が下がっている時に買って上がった時に売ればいいのです。
というか株での利益の上げ方は全てこれです、企業の価値が低いときに株を買い、企業の価値が上がった時に株を売る。非常にシンプルです。
では何故このシンプルなゲームに9割の人は負けるのでしょうか。
これも理由は簡単です、誰も未来予知なんてできないからです。
ここで詐欺師の常套句を皆さんにご紹介します。
「この株は絶対にこれから上がります!今のうちに買っておきましょう!」
これです。んなもんわかったら誰も苦労しないんですよ。
コロナウイルスの流行を予想できた人がいたらそいつは令和のノストラダムス名乗ってもいいですよ。ノストラダムスの予言は何も当たりませんでしたけど。
ノストラダムスの大予言ってもう正直今の子供にはもう通じないですよね
恐らくこの2020年以降のANAの株だけでも「これからコロナが収まってまた飛行機の需要が伸びる!買いだ!」と手を出してスッコスコにされた投資家は星の数ほどいると思います。
ですが、逆にこの細かく浮き沈みするグラフの底で買って頂点部分で売るを繰り返せば勝ち続けることができるのも事実です。
恐らく皆さんがイメージする株で儲けている人、投資家というのはパソコンやスマホに張り付いてこのように日がな一日グラフとにらめっこしているという印象の人が多いのではないでしょうか。
このステレオタイプな投資スタイルこそが所謂デイトレードと呼ばれる短期投資であり投資家の中で最も実践されている方が多く、最も危険な投資スタイルです。
短期投資を実践される方はもちろん多くのソースから情報を集め、その上で予想を立て株を買うのだと思いますがその勝率は前述の通りです。
これもそもそもの概念を理解されていない方が多いと思いますが短期投資は名称に"投資"とありますが正しくは"投機"行為です。
投資(とうし、英: investment)とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す(現代において、生産能力の増加しない商業活動はこれに含まない)。広義では、自己研鑽や人間関係においても使われる語である。
引用元:wikipedia 投資
投機(とうき)とは、短期的な価格変動の目論見から、利益を得ようとする行為。もともとは禅の仏教用語であり、師弟の心機が投合することを言う。投機を表す英語: Speculationには、思索・推測の意味が含まれている。
マネーゲーム(money game)の一種とも言われ、ギャンブルに含まれる場合がある。
引用元:wikipedia 投機
端的に言ってしまうと短期投資はギャンブルであり、パチンコや競馬と変わりません。
「でも勝ってる人もいるじゃん」
おっしゃる通りです、もちろん短期投資でも利益を上げ続ける人はいます。でもそれを言ったらパチンコとか競馬でも利益を上げ続ける人はいますよね。
そういった人たちがどんな生活を送っているかご存知ですか?"全振り"です。
パチンコであれば台の特徴やそれぞれの当たり確率や期待値の計算、お店の釘調整傾向や特定日の把握果ては店員さんとのコミュニケーションなど。
細かいことを言い出すとキリがありません、短期投資も同じでしょう。
各企業の成績や決算、国内及び世界情勢の把握、法改正の内容など読み取る必要があります。
そこまでやっても勝てない人がほとんどでしょう、世の中こんなに真面目に頑張っている人たちよりズルしてる人の方がお金持ちになります。
それを許さないためにインサイダー取引なんかは違法となっているのですが、逮捕されるのなんて極々一部の人間だけです。
これは結構極端な例ですがここまで行かずとも良釘や良設定台を店員からほんのり教えてもらうなんてことも普通に横行してます
なにが言いたいかというとこれらの方法で利益を上げるのは正攻法ではないということです、膨大な知識と時間を割いたうえで横のつながりも広げる努力が必要ですが果たして一般的なサラリーマンにそのような時間はあるのでしょうか。
では投資の正攻法とはなんでしょうか、私が色々調べた結果それは長期でインデックス投資をすることではないかと考えます。
さて難しい言葉が出てきました、わかりやすい方から説明したいと思います。
長期投資とは短期投資とは逆で10年、20年にわたり継続して株に投資してそれを保有し続ける投資手法です。
長期投資の説明としてはそれ以上でも以下でもないのですが、これだけでは理解が進まないと思いますので短期投資と比べた時のメリットとデメリットをご紹介します。
・長期投資のメリット
銘柄をしっかり選べば利益が得られる可能性が高い
時間や手間がかからない
情報収集や勉強はそれほど必要ない
・長期投資のデメリット
今使えるお金が減る
すぐにお金が増えるわけではない
逆に言えば短期投資は増える時はすぐにお金が増えるというメリットがあります、なのでみんな夢を見て短期で一つの企業に集中投資して天国か地獄を見るのです。
長期投資はすぐにお金が増えるわけではありませんが確実に利益を上げることを目指す投資手法です。
10年後、20年後にその利益を確定させるという性質上、投資したお金は現在を切り崩し未来のために送り出すというイメージになるかと思います。
ぶっちゃけると若いうちに使えるお金が少なくなります。
これがその人の価値観によって大きく左右される点です、若くて元気なうちにいっぱいお金を使って好きにしたい!という人には全く響かないですよね。
大体の人は60歳でお金持ちになりたいか20歳でお金持ちになりたいかと聞かれたらそりゃあ後者を選びます。
だからこそ短期投資というのは魅力的なのです。
長期投資は毎月一定額をず~~~~~っと投資し続けるだけです、何だったら銀行から毎月引き落として投資できる証券会社もあります。
つまり長期投資ってしょ~もない投資なんです、めちゃくちゃつまらない投資です。でも勝率は短期投資よりべらぼうに高いのです。
しかも長期投資は国が優遇制度を用意しています、それが最近よく聞くつみたてNISAとiDecoという制度です。
詳細はリンク先を確認頂きたいのですが、これも簡単に説明すると株で本来課税される利益が非課税になる制度です。
株の投資で出た利益には20.315%の税金がかかります。
株で100万円利益を出しても20万3150円はお国の物になります。マジで意味わかんないですよね。
つみたてNISAは購入できる金額の限度が年間40万円でマジで意味わかんない課税を20年間無くしてくれるありがたい制度です。
ちなみに一般NISAというのがあってこちらは年間120万円、非課税期間5年の制度もあるのでいずれにせよ投資をするうえで絶対利用したい制度です。
iDecoも似たようなものなのですが、こちらは別名"個人型確定拠出年金"という名称で言うなれば自分で積み立てて年金を用意しておこう!という趣旨の投資です。
この制度は60歳になるまで原則資産を引き出すことはできないという後退のネジを外した制度となっているので注意してください。
愚地独歩くらい元気に60歳を迎える自信があればiDecoもやってみましょう
まぁ彼はまだ作中年齢では55歳なんですが
長期投資の特徴については以上です、ではインデックス投資とは何でしょうか。
"インデックス"とは指標という意味で投資的には"市場の動きを示す指数"として表す言葉です。
これはとある魔術の禁書目録ヒロインのインデックス
10万3000冊の魔導書を記憶するという彼女の設定上こちらのインデックスの意味は"索引"の方が近いですかね
"市場の動きを示す指数"とは何でしょうか、代表的なものとして日経平均株価があります。
ニュースの最後の方でよく1ドルが何円かと一緒に読み上げられがちな日経平均株価ですが要するにこれは日本の価値です。
その中身は東証一部上場企業約2000銘柄の株式のうちから225銘柄を選定して算出され公表される数値です。
この255銘柄にどのような企業が選ばれているか気になる人はwikipediaとかで確認できます。
要するにこの255銘柄(企業)の株価(価値)が変動するたびに日経平均株価(日本の価値)も変動するということです。
長期投資をする上で最も恐ろしいことはその投資をしている企業自体が倒産してしまうことです。
企業が倒産するとそれまで投資したお金は正に水の泡、低い所で売って損したなぁ~では済まないほどの損失を負うことになります。
しかしインデックス投資の場合投資しているのは日本という国です。
この255銘柄のうち1つの企業が仮に倒産してしまったとしても、日経平均株価は選定ルールに従い次の優れた企業を新たに追加します。
つまりインデックス投資とは投資にとって非常に重要な分散投資をインデックスファンド(銘柄)1つ選ぶだけで完了するのです。
「なるほど!長期で日経平均株価に投資し続ければいいわけだ!」
そう思った方、ちょっと待って下さい。落ち着いて深呼吸してください。
投資は焦ってはいけません、お金は使わなければ消えません、投資は始めなければ成績は±0なのです。その時点で多くの投資家より良い成績を収めています。
一度ここら辺で休憩してください
画像は私の大好きなキャラクター"ごろねこサミット"のイトウくんです
存分に癒されてください
さて、「長期で日経平均株価への投資をすればよい」という考えに待ったをかけた理由について解説します。
結論から言うと日本の経済は安定して成長をしているとは言い難いからです。
一度日経平均株価の推移をご覧ください。
1970年1月からの日経平均株価のグラフ
引用元:wikipedia 日経平均株価
この通り日経平均株価は1989年12月29日が史上最高高値であり、バブル崩壊後現在に至るまでこの数値を超えたことがありません。
言うなれば日本の価値はバブルの時代が最も高かったということです。
そしてこのグラフを見れば1つ謎が解けると思います、私たちの親世代が投資に対して非常に否定的な意見を持っているのはこの日本経済の大暴落を経験しているからなんですね。
私の予想でしかないのですが1985~89年の間は投資に対する見方はここまで否定的ではなかったと思います。
この経験や両親からの教育、また義務教育で徹底して金融に関しての知識を与えない政策により日本の家計金融資産は現金・預金が50%以上と言われています。
家計金融資産における日米の違い
引用元:オリックス銀行 投資信託コラム
ある意味銀行に預けていたらお金が増えていた時のことを忘れられていないようにも見受けられます。
私も母親から利率0.5%の5年定期預金はめちゃくちゃ勧められてやっていますが銀行に対する熱い信仰心を感じました。
では日経平均株価より優れたインデックスファンド(銘柄)とはどこなのでしょうか。
書籍やインフルエンサーによって盛んに話題となっているのが"S&P500"と呼ばれるアメリカの株価指数です。
こちらも日経平均株価と同じようにニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している企業の中から代表的な500社を選出して算出されている指数となります。
中にはGoogle、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftの所謂GAFAMも含まれております。
グラフを見れば日経平均株価との違いはすぐに分かるかと思います。
1981年10月からのS&P500のグラフ
引用元:Google Finance S&P500
如何でしょうか、2001年のアメリカ同時多発テロ事件や2008年のリーマンショック、2019年のコロナショックで何度か暴落していますがコンスタントにアメリカという国が成長を続けていることがよくわかると思います。
実際S&P500は現在史上最高値更新中です。
※すこし加熱気味に思いますが......
S&P500は1957年からの推移が記録されています、50年以上続く株価はそれだけで十分統計的には信頼に値するデータと見受けられるのですがもっと歴史の長いダウ平均株価も併せて見てみましょう。
1896年以降のダウ平均株価のグラフ
引用元:wikipediaダウ平均株価
こちらもアメリカの代表的な株価指数です、アメリカ経済が今日にいたるまで成長し続けていることがお分かりいただけたかと思います。
そうです、つまり!
「長期でS&P500に投資し続ければいい...ってコト!?」
引用元:🍚
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん、そうとも言い切れないのが投資の難しいところなんですよね。
いえ、投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェットも妻に「自分が死んだら低コストなS&P500に投資しなさい」という言葉を残しているぐらいなので長期投資として鉄板な銘柄であることは投資界隈で広く認識されています。
ただ、S&P500に脳死で投資すると下記のようなリスクに悩まされます。
①GAFAMが倒産する可能性
S&P500の株価をひっぱりあげているのはGAFAMの5社の存在があまりにも大きいです。
GAFAMを除いた指数であるS&P495とTOPIX(東証株価指数)との比較
引用元:ITmediaビジネスONLiNE S&P495で分かる ブーム化する「米国株投資」に隠れた”歪み”
これは例えば中国などからGAFAMに変わるような革新的な企業が生まれ、世界からGAFAMの需要が少なくなるようなことがあればS&P500の価値は瞬く間に薄れるということです。
②アメリカという国自体が無くなる可能性
これはよっぽどのことだと思うのですが、アメリカは建国してから常に世界に対してリーダシップを張ってきた国だと言えます。
当然ながらその座を狙う国や目の敵にしている国も多く存在しています。
それらのヘイトが形になったのがアメリカ同時多発テロです。
アメリカは非常に強い国ですが常に狙われる立場にあるとも言えます。
ここでもやはり気になるのは中国の存在です、近年の中国の動きは非常に不穏です。
ウイグル族やチベットへの弾圧、香港や台湾への侵攻、軍事費についても年々増加しておりアメリカに次ぐ世界第2位の22兆5000億円と公表されています。
また、企業の成長も目を見張るものがありLeague of Legendsの開発元であるRiot Gamesなどを買収したり、日本のアニメスタジオなども買収している巨大企業"テンセント"は今や世界株式時価総額ランキング7位です。
ちなみに日本の株式時価総額1位はトヨタ自動車で世界ランキング36位です、いつの間にこんな差がついたんですかね。
私も明日いきなりアメリカに核が飛んできてすべてが無に帰すことは無いと思っていますがそれでも可能性が無いことは無いのです。
仮に核戦争が起こったら株なんてなんの意味も持たなくなると思います
インデックスファンド(銘柄)にはまだまだ多くの種類があります。
例えば"新興国株式インデックスファンド"は中国、韓国、台湾、インド、ブラジルなど発展を続ける国に対して投資するもの。
"全世界株式(オールカントリー)"という全世界にまんべんなく投資するといったものもあります。
例えば毎月積み立てNISAで3万円投資するとします、その際の割合を2万円S&P500、5000円を新興国株、5000円を全世界株に分散するというだけでも大きくリスクを分散することができます。
このように自分の投資先を分割して管理することを"ポートフォリオ"を組むといいます。
ポートフォリオの一例
引用元:たかにんの米国株投資術 家族名義の口座で投資信託を積み立てた結果
ポートフォリオを見るとその人がどのような株に何割投資しているか一目瞭然です。
ネットや書籍で情報を集める時は是非参考にしたいデータです。
このように投資先を分散することはそのままリスクを減らすことにつながります。
投資初心者が往々にして失敗して投資から脱落するのは
「ネットの書き込みでテスラを買っとけば間違いないって聞いた」とか
「ビットコイン全ツッパで億り人になる!」とか言って1つの銘柄に全力投資して暴落して泣いて終わるからです。
この記事を読んでくださった皆さんはそんな危険な投資を選択されないと信じています。
FXと仮想通貨は何がヤバいのか
先ほどビットコインという単語が出たのでこれらの危険性についても解説します。
皆さんも何となく"FXはヤバイ"とか"仮想通貨はヤバイ"というのをネットで見たことは無いでしょうか。
”FXで有り金全部溶かした人の顔”ことあいまいみーのぽのか先輩
FXのヤバイ要素は"レバレッジ"にあります、レバレッジとは日本語で"テコの原理"という意味です。
例えばレバレッジ3倍で取引をすると手元に10万円しか資金が無いとしても30万円分の取引をすることができます。リスクも3倍、リターンも3倍です。
日本国内ではレバレッジに制限がかけられており最大で25倍までとなっています、海外のFX業者だと3000倍もあるようですがこれはもう反応に困りますね。
ここまでの説明でもうお察しだと思いますが、人生一発逆転にかける人はなけなしのお金をハイレバレッジによって増強し一世一代の勝負に打って出ます。
結果ネット掲示板やSNSに阿鼻叫喚の投稿が生まれるわけです。
彼女のやっている本質は何なのか確かめたい人は是非FX戦士くるみちゃん第2話を参照ください
引用元:FX戦士くるみちゃん
ただ、長期投資について知識を得た皆さんにとってはこういう疑問が生まれるのではないでしょうか。
「一時的に下がったとしてもしばらく持っといて上がった時に売ればいいんじゃないの?」と。
そうは問屋が卸さないのがFX会社のシステムに搭載されている"強制ロスカット"です。
強制ロスカットは相場が変動し含み損が大きくなると強制的に決済を完了する"投資家を保護するため"に設けられているありがたい機能です。
この機能のおかげでFXを利用する投資家は滅茶苦茶な損失状態を継続させることなく潔く〇ぬことができます。
どこまで もがき苦しむか
見せてもらおう。
仮想通貨のヤバイ要素は著名人の一言によって相場が大きく揺れ動く不安定な投資対象だからです。
株以上に先を読むことができない非常に投機的な投資対象と言えます。
いずれにせよ人生を賭けた大勝負を挑む必要がある人以外にはオススメしません。
無料公開分のまとめ
ここまでが私が得た投資の知識です。
私が投資を始めるにあたり重要視したのは"何が危険な投資なのか"と"投資で負けるのはどういう時か"という2点です。
私は一時期パチスロにどっぷりのめり込んだことがあるのですが、なにもわからないまま初代まどかマギカに5万円吸われたトラウマを克服するためにパチスロで負けない立ち回りを研究した経験が投資でも活きていると思います。
このような記事を書いておいてなんですが私は皆さんに投資を勧めることはありません、途中でも書きましたが投資でもギャンブルでも始めなければ収支は±0です。
収支±0というのは一般的に非常に好成績です、何故ならば9割以上の人は投資でもギャンブルでも負けるからです。
この事実を知ったうえで投資を始めて利益を上げたいと考えるのであれば準備はし過ぎるくらいでも足りません。
この記事に書いている内容は投資において基本の"き"の字にも満ていない薄っぺらい知識です。
メイドインアビスのアビスで例えると深界一層アビスの淵にすら到達してません。
せいぜい私の記事の深さなんて大穴の街オースくらいです
アビスの知識を付けるのは表層の平和な街でも可能です、実際に危険な冒険をすることによって見たことのない景色を見れますし表層では得られない遺物を手に入れられます。
有料部分では私が投資を始めてからの実体験を赤裸々に綴り、私のポートフォリオやどれだけの損益を上げているかも包み隠さず公開します。
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