183. うまいもの馬鹿に極まれり
仕事が始まった。
やぁやぁドウモ明けましておめでとうございます、をここそこで繰り広げて会社員としての気合を入れる。
先日遊びにきた、料理人とライターカップルの子が将来の夢は「サラリーマン」と言っていて、私、サラリーマン先輩としてはだいぶ教えてあげられることあるで!としゃしゃり出ておいた。
教える内容はほぼコントの台本のようにはなるが。
そして日記の私はまだお正月でうらやましい。
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元日。
夢うつつで母親に子どものパンツを渡してまた寝るところから正月は始まった。
エクストリーム夜更かしで体のリズムが狂ったらシッコも漏れるだろうよ。
夫は前日の枚方パークが刺激的すぎたか、と心配していた。それもあるかもな。
それより、子どもを着替えさせ「あんたは起きなくていいよ」と声をかけてくれる母の菩薩みよ。
2年ぶりに会って改めて思ったが、うちの母は面倒見が良く親切で愉快だ。親切で愉快な人が身内にいるのはありがたい。
共に住んでいた子ども時代などは面倒見(心配症と裏表)が暑苦しく思うことも多々あったが、離れて暮らし、自分の子の祖母として見ればこれ以上ない。
たっぷり寝て、姉夫婦も来てブランチ的に新年の集い。
母特製の五重おせちは子らもしっかり食べるようになり2年前に比べて無くなるのが倍速になった。
午後、私と次男は昼寝をし、長男と夫は電車に乗りに行きそのまま「あべのハルカス」へ登って元日の日没を見てきたとのこと。
何それうらやましい。
お土産に551の豚まんとシュウマイと餃子を買ってきてくれたので、正月の夜は小麦豚祭りとなった。
子どもたちは明日帰るのが嫌だなぁと言っている。
わかる。
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2日に東京に帰った。
次男が、実家に置いてあったゴマちゃんの等身大ぬいぐるみを気に入り、抱っこして持って帰りたいと言ったが阻止。
寝泊まりしていた部屋を片付ける。
4人分、山盛りの寝具だ。
人が大勢やってきて泊まるのは大変に労力のいることで、身体と心が元気でないと到底受け入れられることじゃない。
親戚からもらったフォーチュンクッキーみたいお菓子を皆でバリバリ食べたらなんとも味わい深いお告げが次々でてきた。
次男に「げいこでのめる」と出て、まぁ大吉みたいなもんなんだろうけど、まだまだ早いわな。
ではまたねーと地元を後にした。
昔の友とも会え、心からゆっくりしたとてもよい正月休みだった。
京都駅は混雑していて新幹線も満席。
長男はまた新幹線は速くて怖いと夫の膝に突っ伏し、次男はゲームすると張り切っていたのに、下を向いていていたため気分が悪くなり私の膝に乗って寝た。私も寝た。夫だけグラディウスをして東京へついた。
家に着くとちょうど箱いっぱいのみかんと、夫の家のおせち料理などが届いた。
急いでご飯を炊いて、鶏肉入りの具沢山味噌汁を作った。今年もたくさん料理をしよう。
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3日。午前中着にしていた荷物を受け取り損ねるほどによく寝てヤマトさんに申し訳ないことをした。
朝昼兼用で義実家からの美味しいたらこで白ごはんを食べた。
私のこの世で1番好きかもしれない取り合わせで幸せ。
公園に少し行って帰る。
夜は近所の友人が遊びに来て、馬や鹿を食べさせてくれた。正月早々馬鹿でいいねぇ、何よりだねぇとワイン飲みご機嫌さんだった。
小5の子どもと次男はとで仲良く遊んでいて、長男だけ関西の電車の到着音と駅名を連呼したりして、自閉感がすごかった。
特徴がキツく出る時は過渡期なのかなと思って見ている。久しぶりの帰省などでいろんな刺激を受け、次の段階への脱皮をしようともがいているように見える。
こうしてお正月は終わり。
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