指名の取れない幻の超レアキャバ嬢の本を読んで本当の自己肯定感を学んだ話
彼女のことを知ったのは中町JPのyou tubeからだった。可愛いも美しいにも値する完璧なSランクの見た目。新宿のキャバクラ嬢によくあるグイグイした感じのない凛とした佇まいに知性を感じた。
今は色々なメディアにも顔を出している彼女であるが、見た目やスタイルだけではなく中身もパーフェクトであるということを知ったのは彼女のinstaから綴られる言葉の数々だった。
見た目もすごくタイプですぐに色々なことを知りたくなって彼女の使ってる香水と彼女のエッセイをすぐに購入した。
その本から紡ぎ出される名言の数々は今の悩める女性たちを肯定し、まるでそばにいて励ましてくれるような内容だった。
キャバクラ嬢と一重に言ってもさまざまな女性のタイプがいるが、文章を見るだけで人との距離感をうまく保ちながら自分を大切にしている様子が伺える。
最近何かとネガティブな気分になっていた私は正直この本に救われた。
彼女の本の中でこんな文章が出てくる。
独身は結婚した人に憧れ、結婚した人は子供がいる人に憧れ、子供がいる人は独身に憧れる。特にそこに序列はなく目の前の人だけを追うメリーゴーランドという一文だった。
人はとにかく他人の幸せと自分の幸せを比較したがる生き物だが、自分にとってもそんなきらいがあると自覚する瞬間がある。
あの子は見た目も可愛くてお金持ちの彼と結婚して、子供はインターナショナルスクールに入れてみたいな世界線が東京にいると当たり前に目の前に入ってくる。
sランクの中でも幻と言われている彼女さえも、みんなが当たり前に苦しんでいる経験を経て自分の幸せを追求することの大切さを教えてくれる。
SNSに顔をだしたり影響力が大きくなると合わせてアンチが増えていくのだが、自分が会ったことも絡んだこともない人に一方的に罵詈雑言を浴びせられることなんて私は経験したことがない。
ただ、そんな救いようのない人に対してもその時間を誰かや自分を幸せにするための時間に使って欲しいという彼女の考えに尊敬の念が湧いた。
たまに自分の見た目に著しく自信のない人が上べだけたくさんのお金をかけたり美しくなるために時間を費やしたりしているが、それ自体は悪いことではないと思う。私だって後20キロくらい痩せたいし、もっと鼻は高くなりたいし、目も大きくなりたいと思う。
けれどもそんなルッキズムを彼女は手放しつつある。写真を加工するとかはもう当たり前に近いからって言ったら整形とか美容医療とかもそうなっちゃうけど、執着を捨てることができるとすごく楽になるし、今自分の目の前にいる人がほんとうに自分の見た目だけを好んでいる人だったらそれはそれで悲しいと思う。
元々ない自信を今手に入れていない何かで埋めることにフォーカスするのではなく、今手入れているものを大切にすることにフォーカスする。
その中で自分が無理をしない程度に自分のご機嫌を取ることができたら、きっともっと自分のことが好きになれたりするのかもしれない。
ま、幸い私はそこに対しての不安はあまりなくて(というか諦めてて)たまに韓国アイドルを見て可愛いなーって思うくらいに留めている。
本当は、多分その子たちになりたいんじゃなくて美人を見ているだけで幸せな気持ちなるから。
そんな幸せの本質について改めて色々と気付かされる本だった。
できなかったことをどうしても考えてしまう日には何か誰かを喜ばせることを考えようという言葉もとても好きな言葉だ。
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