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弱みだと思ったら強みだった話

新卒の時の会社の人事マネージャーから言われた一言を今でもたまに思いだすことがある。

『どらみさんはバランスがいいね』という言葉だ。
このバランスというのは、ロジカル(論理的)とエモーショナル(感情的)のバランスのことだ。

新卒で入った会社の同期は、理系の大学院卒や海外の大学卒、TOEIC満点の奴など、日東駒専文系の私とはまさに真逆の境遇にいる人たちばかりだったので、なぜ自分が採用されたのかは、毎年数人いるキャラ採用の一人くらいとしか思っていなかった。私って運がいいからな←

ただ、31歳になって、自分のこれからのキャリアを考える中で、私自身が今まで中途半端だと思っていたことは、逆に自分の強みになるのかもしれないという気づきがある。

最近、カンブリア宮殿のクラシルの回を見てから自分がクラシルで働くならどういう貢献ができるのかを熟考する中で、私ってある意味ハイブリッド人材なのかもしれないと思えてきた。

私の職歴は超一貫性がない。(自分の中では明確にある。笑)

1社目インターネット広告代理店
2社目 飲食店口コミ検索サイト
3社目 外資大手生命保険
4社目 弁護士検索サイト
5社目 厳選レストラン検索サイト(外資に買収された)

私の中では下記のような軸がある。
IT×ユーザー視点のサービス
食べる×IT
営業×売れる仕組み

主に上記のようなことを学びたいと思って仕事をしてきた。


そして最近は、sales enablement(売れるを科学する)と事業開発(サービスの新規立ち上げ)にもその範囲は広まり自分の専門領域がググッと広まった。

私の中ではまだまだ専門性を伸ばしたり、自分の好きなことをスピード感もってチャレンジしていきたいと思っているので、今の環境では正直物足りない部分もあるが、すごく大きなPJTに携わっているので年内までは今の会社にいて自分のキャリアにさらに箔をつけたいと思っている。

そう、何が言いたいかというと今までは自分の中にあった点をなかなかポジティブに結びつけることができなかったので、なんとなく自信がなく体外的にもjobhopperという肩書きをあえてつけることで、詮索されることを避けてきたが、最近の私は『個性』や『多様性』という言葉をビリビリ感じる環境下にいるため、改めて自分の内側にフォーカスするようになって、自身の価値を再発見できるようになった。


多様性については時代の象徴的ワードとなっているが、よく一般的な人たちがイメージするのは自分の個性、つまりは人と比較したときに良いと言われる部分だけなのである。

しかし、最近私が思うのは、あえて自分が劣っていると思う個性こそが、本物の個性であり多様性なのではないかと思っている。

ネガティブなことを自分自身で受け止めてポジティブに転換することは言うは易しだが、行うは難しなことである。

特に私のようにコンプレックスの塊をノリだけでどうにか乗り切ってきた人間からすると向き合うだけで結構体力がいるのである。

ただ、それと向き合った先には最高の幸福感と自己受容感が待っている経験を私は体得してしまったので、人と比較をしてしまう国日本でそのような考えかたをもっと発信していきたいと思う。

幸い私は直感力がバキバキに優れているのと、自分でやってみなければ納得できない性格なので、割と傷付かずに生きてこれたのかもしれないが、それなりに苦労の数も多い。

一方で、人と比較することはあまり望ましくはないが、あえて例えるとするならば人の3倍は苦労し苦悩してきた自負はあるので、それによって、31歳となった今多くの気づきを経て、苦しいと言われる人生を楽しく過ごすことができている。


自分のキャリアの備忘録として書くつもりだったが、最終的には多様性と自己受容の話にになってしまったが、こんな考えかたを知ることで苦しんでる誰かが楽になったら嬉しいなと思う今日この頃である。

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