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転職が決まった人にはこう伝えることにしている「入社後すぐ改善提案してはいけない」

言わずもがな、転職先が決まること以上に、転職先で充実して働けることが何より大事です。

転職先決定後、なるべく転職活動の振り返りを一緒にする場を設けているのですが、そこで伝えていることを書いてみます。

転職先の文化を尊重する

会社にはそれぞれ文化があります。
一見、不合理だとか無駄だとか思えるようなことにも、いまそうなっている理由があります。そして、社員もその不合理さや無駄さに気づいています。

ただ、それを改善しようとすることはやめた方がいいです。まず間違いなく、それは改善ではなく、自社への否定だと受け取る人が必ずいます。
挙句には「出身企業の自慢をされた。そんなに前の会社がいいなら転職してこなければよかったのに」と陰口を叩かれるリスクすらあります。

どれだけ不合理な文化でも、しかも社員もその不合理さに気づいていたとしても、新参者に言われるのは感情面で寄せ付けないものなのです。

だからもし改善提案したいのなら、入社後しばらくして、その文化の成り立ちや背景をすべて理解した上で、「お前に言われたくない」をクリアしてからアクションを起こしましょう。

想定外のことは必ずあると心得る

選考を通じてどんなに情報を得ていたとしても、必ず想定外はあります。
「こんなの聞いてなかった」と思うとショックかもしれませんが、そもそも全部をわかっていると思っていた方がおかしいのです。一緒に働く前から掴める情報には限界があります。

私が相談を受けたほとんどのケースは、想定していなかったからショックが大きかったというものです。
初めから想定外もあるものだと思うだけで、受け取るショックは9割方和らぎます。

初めは頑張りすぎない

新しい職場で新しい人間関係。自分で気付けるかはともかくとして、想像以上に気疲れしているものだと思った方が良いです。
スタートダッシュが肝心だという考え方もあるでしょうが、入社したからには息の長い活躍の方が企業は嬉しいはずです。

頑張らない方がいいと言えば語弊はありますが、意識的にリフレッシュしてみるなど心身のケアは軽視することなく取り組んでほしいです。

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