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転職活動には、夢見て妄想する時期があった方がいい
妄想って楽しいですよね。
こんな仕事あるんだーとか、こんな事業あるんだーとか、今までの経験がこんなふうに発揮できそうだなーとか、今までの経験がこう評価されるのかもなーとか。
それが現実的にどこまで合っているのか、どこまで的外れなのかはともかくとして、そういう夢を見る時期は、転職活動には大事なステップだと思います。
とは言え転職エージェントからみると、「なにを無謀な夢を見ているんだ」と思ってしまうことも、正直に白状するとよくあります。
転職エージェントの立場からすれば、合格する求人に応募して、早く内定を獲得して転職活動を終えてもらった方が、効率的に売り上げがあがるからです。非効率で無謀な応募にお付き合いするのは、できることなら避けたいのが本音です。(転職に苦労する人に限って、自己認識にズレが大きくて無謀の程度が甚だしい傾向にありますし)
それでも、繰り返しますが、転職希望者からすれば、やっぱり夢見る妄想期は必要なんです。
なぜなら転職活動を思い残しなくやり切ったという実感を持つことに繋がるからです。
もし、この実感を持つことなく、ある企業から内定が出てしまったら。
よくある話が、内定受諾を躊躇してしまうんですよね。
転職は人生における大事な選択の一つですから、この機会に他の可能性も見極めたい、というのは、よくよく理解できる欲求です。
内定を受諾して転職先を1社に決めるということは、他の可能性を排除することとほぼイコールです。その決断というのは相応に重たいものだと私は扱っています。
そんな重たい決断を少しでも下しやすくするために、転職活動を思い残しなくやり切った実感があった方がいいです。
そして、実感を持つためには、夢見た妄想がどれほど実現可能性があるのか見当をつけることは大事なステップです。
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