- 運営しているクリエイター
2024年1月の記事一覧
「わからないことを聞く」って難しかった
転職エージェントって、「自分がやったこともない仕事内容、働いたこともない会社、の情報を求人票にまとめて、転職活動者に訴求して入社への筋道を立てる」ような仕事です。
たくさん求人は預かるわけで、例えば私は社内で少ない方でしたが150求人程度を同時期に扱っていたりしました。
それだけ多くの仕事内容や会社情報に触れるので、まったく馴染みのなかった専門職にも詳しくなります。
ただ、どこまで行っても、自
転職エージェントがいたから、採用が決まった事例
私は転職エージェントの仕事をしていますが、転職エージェントのおかげで、応募者の評価が上がることは基本的にはないと思っています。
でも、確実に転職エージェントがいなければ採用されていなかった例は存在します。
先日ちょうどそんな事例があったので紹介します。
Z社から書類選考の結果が届きました。
「Aさんですが、書類選考不合格でお願いします。これまでの経験と弊社の業界との接点がなく、なんで興味をお
転職エージェント業のモヤモヤするところ
私は転職エージェントの仕事が好きです。転職が決定すれば転職者も、採用企業も、自分も嬉しい三方よしの仕事です。
とはいえ、8年ほど携わってきたなかでモヤモヤする部分も出てきました。当初はまったく気にしていなかったのですが、もしかしたら「採用が決まって初めてお金が発生する」成功報酬というビジネスモデルに心の引っ掛かりの要因があるような気がしてきました。
転職エージェントの仕事は、応募前後で工程が大
転職活動中の適切なマインドセットを考えてみた
転職活動に臨むにあたって、どんな心持ちが望ましいのだろうと考えることがあります。
5年前くらいまではそれなりにいた気がするのですが、転職することを「逃げかも」と悩む人がいます。給与や働き方の点で厳しい環境にいる人ほどそうやって自分を責めがちです。転職について、そういう捉え方を吹聴する人(おそらく現職の上司)が近くにいたのでしょう。最近はあまり聞かなくなってきたような気がしますが。
「逃げかも」
なぜその求人には応募者が集まらないのか
転職活動者が応募しない理由のうち、なかなか言語化されて聞こえてこないけど本当に実態としてよくあるのは、「よくわからないから」に尽きます。
求人票を見てもどんな仕事をするのかよくわからない。実はこんな求人票は本当にたくさんあります。
【職種】営業
【仕事内容】顧客との関係構築、提案営業
これくらいの情報量だと、さすがにイメージをするのが大変ですが、実際にそんな内容の薄い求人票もあるのです。
経験の浅いキャリアアドバイザーがする、転職者への誤った寄り添い方
転職って人生におけるそれなりに大きな節目です。
転職エージェントは、転職を支援するのが仕事ですから、転職活動の場面には数多く関わってきていますが、転職者当人はほとんど場数経験がないことが多いです。
さらには、転職中の心情も人によっては穏やかではありません。
離職中であれば、時に社会からの疎外感を感じてしまったり、あるいは収入面での不安があったりします。
現職中であっても、いまの仕事に身が入らな