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世界史のせいで自分が損した話

僕はよくトルデシリャス条約がなければ良かったのになと思うことがあります。

トルデシリャス条約とはアゾレス諸島の西あたりの子午線を境界にし、これより西がスペイン、東をポルトガルの勢力範囲とした教皇子午線を1494年に左にずらしたもです。

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この影響で南米で唯一、後にブラジルの領土になるエリアのみポルトガル帝国の勢力範囲となりました。さらに、1500年にポルトガル人航海士のカブラルがインド航海中に間違えてブラジルへ漂着してしまいました。

これらの出来事があり、南米で唯一ブラジルだけが現在もポルトガル語が第一言語として利用されています。僕も実際にブラジルにいた3年半でポルトガル語を学び帰国しました。

しかし、後になって損をしてることを思い知らされます。

高校の第二外国語もスペイン語はあってもポルトガル語はなし。大学もポルトガル語学科のある大学はあっても、第二外国語として学べる環境は非常に少ないです。大学入試においてもスペイン語を入試で選択できたり、検定やスピーチコンテストもAO入試などで利用できたりするのに対し、ポルトガル語話者にそのような対応はなされていません。

しかも、ポルトガル語検定はそもそも東京では実施されず、京都外語大学まで行かなければ受けられないとか。。。

世界史が現代にもたらしている影響の大きさを実感しました。

大学で第二外国語はスペイン語を取りたいと思います。

クリチバーノ

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