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フィルムで撮れても、デジタルで撮れてなかったら撮れてないのと同じ

こんにちは。フィルムで、ポートレート・スナップ等を撮っています、小山ひときです。

いちいちフィルムで撮ってるとか言うなよ

さて早速ですが、Twitterでよく見かけますね。いちいち何でフィルムで撮ってるとか書くんだ、とか、機材の名前必要なくない?などという話題がながれてくることがあります。さぞお怒りのことかと存じます。

なぜいちいちそんなことを書くのでしょうか。
一個人の気持ちですが、私は以下のような気持ちでおります。


おわかりですね。そうです。
ただただ、ものっ・・・すごい好きなのです。ものっすごい。
カメラ・機材自体が好き。フィルムの想定していないことが起こる驚きが好きなのです。機材自体が撮影者のポテンシャルを上げてくれると私は思っています。※詳細は以下記事で御覧ください。


フィルムで撮れても、デジタルで撮れてなかったら撮れてないのと同じ

フィルムで撮れてデジタルで撮れなかったら撮れてないのとおなじやぞ!という話題も、最近流れてきたような気がします。でも、撮れているから、私の手元にネガがあります。つまりそういうことです。
フィルムで撮れていてもデジタルで撮れていなかったら、撮れていないのと同じ。でも、現実に撮れている。ただそれだけのことなのだと思います。

フィルムとデジタルは、どちらも楽しいので、両方使ったって構わないと思います。別に敵でもなんでもなくて、種類が違うだけで適した用途が違うだけ、という気がいたします。

ヴァンゴッホの色鉛筆で絵がかけても、それをさくらの色鉛筆で再現できなければ描けていないのと同じでしょうか?或いはデジタルの絵を手描きで再現できなければ?さて、どうでしょうか。

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フィルムはそういう画材

フィルムは、写真を撮るときの間合いも、かかる時間も、ファインダーを見つめる時間もデジタルとは違います。それは、画材が違うのと同じような気がします。描きたい絵を、イメージを再現できる画材で描けばいい。ただそれだけのことなのではないかなと、私は思います。

自分がみたいものが、デジタルで撮ることに合っているのであればデジタルを選択すればいい。たまにデジカメを使うと、あまりの速さと鮮やかさ、美しさに物凄く驚きます。でも、私の目が見たい世界はフィルムが適しているのでそれで良いのです。

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やりたいことはお仕事か、それとも表現なのか

仕事で、コマーシャルフォトスタジオのカメラマンさんとご一緒していたことがあります。その時に、私は仕事の様子を見たり、ディレクションしたりしていました。だからかもわかりませんが、表現として作品をつくることと、お仕事で写真を撮ることは全く違うスキルが必要で、仕事で撮る方は仕事のプロフェッショナルなのだと感じます。気を使うところも、行う内容も全く違う能力が必要だと感じます。

絵を描くというおおまかなところは同じでも、デザイナーと画家は全く違う。それと同じような気がします。不思議なことに、それを同じ線上で見てしまう方が意外と多いような印象です。違う線上の話を同じところでしようとするから、誰も悪くないのにうまく伝わらないのではないかなと、ぼんやり思っています。

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心がざわついた時、見るのは相手ではない

このような言葉を書かれた方は、どんな意図で書かれたのか正確なところはわかりません。写真の楽しみ方は人ぞれぞれなので、もしかしたら、正確に写し撮る技術を楽しんでいらっしゃる方なのかもしれません。それだとしたら、この言葉も理解できそうです。もともと、人の気持ちがあまりわからなくて、迷惑をかけたり困ったりして生きてきましたので、私には少し難しいかもしれません。

カメラ界隈が、度々こういった話題で白熱するのはなぜでしょうか。

私は、思いや基準は違っても、みんなカメラや写真が好きだからなんだと思います。ぼんやりええかんじに平和にまとめようとしているとお思いですか?でも、実際そうじゃないかなと思うのです。

私もこの話題が目に入ったとき、何とも言えない気持ちになりました。でもそれって、それこそ一個人の方の思ったことなわけで、私がその方の考えに悲しんだり、苛々することがおかしいのかなと思いました。どんなことを思っても、人が思うことに制限なんてかけられないからです。そして、だから私達ものをつくることができるんだと思います。

それよりも、この話題のどこにイライラしたのか。悲しかったのか、つっかえたのか。人のことよりも、自分の気持ちがどこから着たのかを見たほうがいい気がします。

おっとこれは、どうやらフィルムが好きですね

今回わかったのは、私はやっぱりフィルムがすきなんだなぁと言うことです。そうわかったら、もやもやは消滅しました。自分が大事に思っているものが、蔑ろにされたような気がする時、悲しくなるのかもしれません。多分、だれだってそうですよね。

いい意味で、よそはよそ、うちはうち。

みんな大切に思っている、好きなことが胸にあるのは素敵なことだなと思います。私はどうやら、フィルムもカメラもとっても好きです。写ルンですもiPhoneも好きです。デジカメのNikonD90は、全然使ってなくてごめんなさい。でもタイムラプスするときは使うね。

あとフィルムカメラもオールドレンズも個体差が合って、俺だけの絵の具みたいなところが好きです。

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スキやコメント、うれしく拝見させていただいてます。サポートは、フィルム現像代や作品に使用させていたり、心のMP回復のため珈琲タイムのお菓子になったりします。