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自分の道が見つかる3つの条件

自分の道というものがあるとしたら、それは見つけて歩みたい。
誰もがそう思うのではないでしょうか。

40歳で書家の道を見つけるきっかけになった事柄がありました。

『3つの条件』というものです。
この3つの条件が揃ったら、初めて「自分の道」の扉が開くと感じています。
その扉を開けて、その道をどう歩くかはその人次第ですが、生涯をかけて歩んでいく自分の道だと思えれば、その道を歩める人生は幸せなのではないでしょうか。


『扉が開く3つの条件』

それは「情熱」「素質」「環境」の3つです。
どれかひとつが欠けてもきっとその扉は開かない。
でもきっと、誰にでもこの3つの条件が揃う扉がある。



書家の師匠について、本物の書を学び始めたのは40歳の年でした。

42歳の頃、まだまだめちゃくちゃ下手くそで筆の持ち方さえままならない状態の中で、何十枚も何百枚も書く臨書が楽しくて仕方なかった。書きたかった。書き続けていたかった。そんな「情熱」がありました。

その頃、東京の審査会に初出品して奨励賞をいただいた。「素質」を第三者から認められたんだと感じました。

さらに同時期に2つの「環境」がやってきました。
一つ目は、それまでレギュラーでやっていたデザインの仕事が突然終わったこと。収入の心配はあったけれど、書を書く時間ができました。
二つ目は、ギャラリーでの初個展の話が舞い込んできたこと。
しかも通常より格安でギャラリー使用料を融通してくれるという。
書を書く「環境」がやってきた。そう思いました。

その時、「書を書け」と言われているのだと感じました。
目の前の障害物がどんどん無くなって「書を書く」しかない状況が揃っていく。
それを感じた時に「書家になろう」と決心しました。
この先の人生全てを賭けて、死ぬ瞬間まで筆を持とう。
人生の折り返し地点でこの先の人生を傾けられる事柄に出会えたことを本当にラッキーだと思ったし、与えられた道なのだと感じました。


全ての人にこの法則が当てはまるかどうかはわかりません。
でもきっと、今ご自分の道を見つけている方が元を辿れば、この3つが揃っていたのではないかと思います。

自分の道がわからない、見つけられない。
そもそも自分の道なんてあるのか?
と思われている人でも、
それでも探し続けていたら、どこかで出会うかもしれません。

そしてそれと出会うために、
自分が「楽しい!」「面白い!」と思うこと感じることをやってみてください。きっとその中に、自分の道につながる何かがあると思います。

逆に、楽しい面白いこと以外の中には、自分の道は無いのではないかと思います。辛い苦しいつまらない、そんな事柄の中に自分の道があったら、ただ辛いだけの人生になってしまいます。

「自分の道」には、必ず喜びと幸せがあります。
だから「楽しい嬉しい幸せ」と感じることをやっている中で、自分の道に繋がる3つの条件が揃う瞬間に出会うのではないかと思っています。

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