年の離れた弟がいて、弟がまだ三歳位の時に母親が亡くなった。【怪談・怖い話】
これは、私の職場の同僚が子供の頃に経験した話だ。
彼には年の離れた弟がいて、弟がまだ三歳になるかならないかという頃に、母親が亡くなったという。それからは、父親、弟、祖母と彼の四人で一軒家に住むようになったらしい。母親の二回忌を迎えた頃、弟が「家の中にお母さんがいる」と言い出したという。夜中に目が覚めると枕元に立っていたり、一人で遊んでいる時に一緒に遊んでくれる、と弟は無邪気に話した。彼自身はもう高校生になっており、そんな話を信じてはいなかったが、幼い弟の言葉に父親と祖母は「